君のこと好き好き大好き愛してる十歩先行く背中にとどけ
ハハハという乾いた笑いだって良い 幸せくれるあなたの笑顔
恋心気づかぬふりして通り過ぎ自分を守る弱い僕です
アプローチ知らぬふり ....
苦しみを抜け
異次元への出口を見つける
そこは喜びに溢れ
過去を忘れる。
甘い声
手を握り
歯を食いしばり
腹に力を入れる
新しい事には
チャレンジする
失敗してもいい
....
空には雲ひとつなく
パステルカラーが頭の上に広がる
だけど私は上を向かない
何故こんなにも心が影っているのだろうか
いつものように
いつものとおり
ガンジスの砂粒ほどの
転生を重ねつつ
今生も また 仏の軍勢につき
いつものとおり
常勝の勝ち戦で
悪を催滅しさるので
関係各位にお知ら ....
世界にこっそりと
覗き穴を開けて
穴の向こうを覗いてみる
光も闇も
何も無くて
だけど僕は見た
(確かに世界を)
昔可愛がっていた
ポチが走り回る
それを
おじいちゃんが微 ....
色とりどりの
やわらかな悲しみが
落ちてきて、
なすすべもなく
それは高々と積み上げられてゆく
今にも、
空にとどきそうな
赤や青
黄色や紫、緑色の悲哀
....
世界の果て求め太平洋に出づ勝ちても悲しき少年の日は
鰯雲旧家の歴史も浅かりき表札静かに滅びを急ぎ
疑いなき眼によりおこなう間引き故両手の罪は水で流れむ
イヤホンをして「ドラマチックレコード」を聴いた時だけあの頃に戻れる
深淵の森へ 僕と君は歩いていく
果てのない 親密な闇が濃密さを増す 無限の時間が安心させる 君の八重歯が光る
僕は途端 ....
コンクリートからふらふらと立ち上っていく熱気に埋もれ、空は酷く乾ききっている。ここは砂漠なのだろうか。少しだけそう考えてしまう。
夏みかんを剥く指の先、あしらうように付けられた細長く淡い桃色の爪 ....
グーチョキパ、グーチョキパー
グーチョキパ、のアカンボゥ
グーチョキパ、とやって来て
グーチョキパーで立ち止まり
グーチョキパ、と駆けだした
グーチョキパ、グーチョキパー
グーチョ ....
極楽浄土は
実在していて
分岐点は
今まさに
灯台下暗し
あまりに近くて
離れてみて
やっと見つけれた
異なる幸せ
秤にかけたら
も ....
臨界点まで
達してしまった温度は
やっぱり
オーバーヒートを起こして
冷却装置の
スイッチを入れてしまった
(ただいま)
(くーるだうんちゅう)
(しばらく、おまちく ....
ボクらは生き物です
心臓があって、脳があって、
生きています
おもちゃじゃないよ
ボクらだって笑いたいし
ほめられたい
同じ扱いされなくても
せめて愛してほしい
心から撫でてほしい
小さい頃からお世話になっていた診療所には
セイコさんがいた
しなびた手のお年寄りで
診療所の奥で薬の調合をしたり
患者がいなくて暇な時は掃除をしたりしていた
小さい頃はよく風邪をひい ....
水面に映るのは
あの日の残像
決して、私の顔なんかでは
ないこと
分かっている
溶け込むことは
容易なのだけれど
「ただいま」を言うことは
何よりも
何よりも難しい
気がする ....
友達が象を飼い始めたというので
見に行った
五匹の象がいた
大きいのや小さいの
ひとしきり眺めたり触ったりして
友達の手料理をご馳走になり
楽しく喋ったりもして
遅くなったし、そろそ ....
今日も元気に穴を掘ろう
やろうと思えばどこでだってできる
ただ道具は常に新しくなくてはならない
頼んだぞ二十九番目のスコップ
以下、穴掘り中の音声を録音したもの
再生というより復活
....
2007/04/29
郊外電車の
つりかわが
ぶらぶらと
ぶらさがる
丸い土俵に
手を下ろし
はっけよい
相撲力士は
たちあが ....
朝焼けに 彩り添える 歌でさえ 笑顔の先に 思い出せると
翳した手 傷は癒えぬと 繰り返し 欠乏の果て 声は枯れゆく
さざ波の 白々しくも 酸い音を 瀬に背に受けて 空 ....
風に流されて
落ちた日が
山の端に滲む
飛来した鳥の羽根に
しがみつき
僅かなぬくもりは
山へと堕ちる
眩しすぎる季節が
駆け足で追い立てるから
花たちは散り急ぎ
やがて
萌 ....
三十過ぎて
忙しさを言い訳に
すっかり運動不足の僕は
最近腹筋をはじめた
しばらく鍛えてなかったので
体を起こすたび
床から上がってしまう両足を
しっかりと抑えてくれる ....
僕ね
一人きり部屋にいると
いつも見付けてしまうの
床に転がっている文字を
瞬きをする毎に増えていくの
手に取ってみたの
不思議なことに
FとNとUとAのアルファベットしか無くてね
ど ....
とっぷりと
暮れた空の中で
赤に染まりたいと願う
透明な私を
あの赤で彩ったら
なんて、なんて素敵なんだろう
と思う
折角なら
あの黒い鳥にも
絵の具になって欲しい ....
ありふれた街並みに
光が
やりきったことは
あるだろうか
光が
消えた
飛び出したその先に
何が
こみ上げた気持ちに
世界が
ただ消えていた
自分だけ
ゆっくりと
飛 ....
夜風が強くて
ガラス戸が揺れる
冬の断末魔のように
ガラス戸が揺れる
蠅が一匹手を擦り
未来の行方を見つめてる
ビー玉が溢れんばかりの
夜の底
何も語らぬ
夜の底
カラスた ....
テストでいい点をとったら
「それでこそ俺の娘だ。」と
テストで悪い点をとったら
「俺の娘だからしょうがない。」と
いつも頭をなでてくれる
そんなあなたの娘でよかったよ
なん ....
6月の雨の中の森
1ヶ月だけ君は生きていた
風に任せて森の葉の匂いを僕へ漂わせる
僕は自分の涙の中に沈んでいたよ 夜も朝も
これじゃあ「今 会いに行きます」と被っちゃうけど その頃は ....
再生
何もない荒野に
芽が吹き雨が降り
もう一度すべては
はじまってゆく
空は青いよ
海も青だよ
新しいいのちが
生まれる場所
燃え上がる、
緑 ....
2007/04/29
空飛ぶ独楽を回してる
空を飛ぶなんて
嘘でしょ
嘘!
嘘おっしゃい
ごちゃごちゃと言われて
紐が絡んで回らない
回らない独楽が
困った ....
(前略)
地球行きのロケットは
とうに最終を越えて
次の便はなんと
幾億光年先、らしい
ここから見える景色は
それはもう
とても素晴らしいの、だけど
流石にそんな長い時間を ....
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