ある者が去り
 ある者が来る
 
 それは繰り返し 繰り返し

 毎日必ず朝日が昇るように
 自然の摂理であって

 希望でもあるが
 悲しいことでもある

 流れることを決し ....
 君はまるでアン・シャーリー
 夢見がちなアン・シャーリー

 小さな部屋の大きな窓から
 初夏を彩る青 黄 緑
 小鳥のさえずり
 お日様に お月様
 つぶらな瞳に映して
 今日 ....
どんどん沈んでいく太陽が

真っ赤に燃えていた

見とれていて僕は今日がもうすぐ終わると感じた

今日が終わり明日が来る

今日も何もしなかった僕にも明日が待っている

ほとんど空 ....
あら。

また泣いてるの?

何かあったのね。

辛かったんだね。



いつも

綺麗に着飾って

その大きい瞳で

世界を敵視して

頑張り屋のあな ....


































 ....
 明かりが灯らない側道を
 綱渡りしてきた午前1時の伏見港公園は
 トラックの行き交う騒音と
 今年初めて聞く虫の音に染まっていた

 オレンジ色した街灯が
 川の水面に反射して
 誰一 ....
踊っても踊り足りないから{ルビ先生=センセ}レッスン代を少しまけてよ

パーティーに着ていく服も参加費もないから今日もアルバイトなり

ダンサーの彼は今頃燕尾着てマダムの手取りワルツを踊る
 ....
あの夜一瞬掴んだあったかい
あったかいその腕で

あなたはずっと
守りたかった人がいたのね




あなたの歌声で
あたしよりもっと

元気になったりする女の子が
 ....
抱きしめて下さい…私を
幾億の言葉より
温かなぬくもりを下さい

何も言わないで
何も聞かないで

ただ 強く、優しく
私を抱きしめて下さい

     愛穂(18歳)
ため息は
紅茶の香りとともに
茜色の椅子ににじんでいく

夕日をスプーンでかき混ぜたら
もう一度新しい夕日が
生まれ変わる

角砂糖は
白い四角い砂のお城
きらきらと輝くけど
さ ....
 境界線が張り巡らされた世界
 行き場を失ったやり切れない気持ちは
 どこに行けばいいのだろう

 どういう結末がまっているのか
 誰も知らずに塊になって行進する
 過ちも間違いも悪意も誠 ....
 寝過ぎで頭がガガガガン
 少しずるいことをしてしまったような気になる
 歩いて2分の自売機に缶コーヒーを買いに出る

  しまったぁ!

 すばらしい天気じゃないか!
 こんな日に夕方 ....
最近気になる病気は あれ、なんだっけ。
思い出せない病気です

誰から聞いたのか誰に言ったのか
思い出そうとすると肝心なとこがやっぱりモザイク

ちょ、待って。あーちくしょう

髪に熱 ....
{引用=小鳥のあおいへ}



君の目の
レモンのかおりするかたちで青い輪にふちどられた高く清んでいる空

少女だった
君は、
妻になり
母になり
私の恋人でもあって
今日、{ ....
眠れない夜に

星はただ淡々とひかり続けている

僕は疲労の限界をこし

暗闇の中に僕の見ていた未来が

切ない音を立てながら崩壊していった

鏡を見るとコレが僕なのかと

絶 ....
回転木馬で日が暮れた
ふらり立ち寄る若侍は
ガキ大将に殴られては
顔を赤くして騙す日々
照れたふりして歩く

風来坊の雷が落ちて
足下に火がついて
石油缶に引火して
部屋中が火事だ! ....
和光に引っ越すのもいいかもしれないね
駅前のダンス教室
寿司と焼肉が食べられるレストラン
たくさんの居酒屋
ロイヤルホストから見えるクリスマスツリー
あなたが見てきた風景
私にとって
楽 ....
学割九千八百円の
上海行きの船が岸壁から離れていく
思っていたよりも船は速く
もう見送りの姿も遠く

   そのくせ船はゆっくりすすみ
   行方は遙かにかすんでいるので
   夢をもて ....
 恋人を待つように
 明日を待ちわびる
 
 繰り返し押し寄せる波のように
 昼と夜が交互に入れ替わるように
 毎日の出来事は移ろい変る

 過ちを犯しても挽回のチャンスは与えられるのよ ....
帰らなくてはならなかった
ガード下の公園
オレンジと灰色の記憶
あれはいったい
どこだったか

ガムの包み紙の甘い香り
急すぎる石の滑り台
の冷たさ

風はどこからかやってきて
 ....
 その男は
 昼過ぎまで寝ている
 仕事はしていない
 
 その男は
 病気を患っている
 統合失調症だ

 その男は
 一見普通に見える
 病人には見えない

 その男は
 ....
  
  なにとぞ なにとぞ
 
 いつものおっさんが金をねだりにくる   

  パチンコでやられちゃってさぁ

  全額ですか?

  タバコも買えないです

 なんて無茶な ....
鬱屈した毎日にドット柄

カーテンをひいたみたい

密閉された浴室のようで

じっとりと纏わりつく熱

乳白色の気持ちはブルー

日に当てないと黴ちゃう

雨はブルーチーズタイ ....
凍りつく落日が、煌々と浮き上がる、
退廃の翼が燃えている丘陵地帯を
毅然としたまなざしが、顔を引き攣らせて、
走り抜けてゆく。
夜ごと、記憶の手帳に書き加え続けた
凛々しい言葉は、荒れ狂う午 ....
目の前にあるガラスを割れば
あなたのところに行けるのね
だけど手を怪我してしまいそう
じゃあ軍手を使えばいい
バットで窓を割ればいい
だけど今の私は武器も防具も持っていない
素手で割るしか ....
街は静か
車の中には甘酸っぱい芳香剤の香り
夏を告げる音楽
じりじりと焼け焦げていく人を知らない人
海が未だにきれいだと信じている人
愛してるが口癖な人
体はきたないものなの
それでも抱 ....
月の夜道を行ったって
どこに辿りつく訳でもない
ただ
視線を先へと伸ばしても
あの光は遠すぎて、見えない

月の夜道を歩いたら
立ちすくむ銀うさぎ
あそこから来た訳ではない、と言う
 ....
 ネオンが瞬き始める夕暮れに
 あの娘は小さな部屋でもがいてる
 
  すぐ行かなきゃ

 隣り街まで各駅で行く
 群集に混じっても
 僕は詩人
 
 皆が見落とす雫を拾い集め
  ....
祝日 新宿の午後は人波に{ルビ溢=あふ}れて 
逃れるように僕は古びた細い路地に入る 

道の両脇に{ルビ聳=そび}え立つ高層ビルの壁に挟まれた 
細い空を見上げると吹いて来る向かい風 
ア ....
僕が生きている人生は

悲しみに満ちたストーリーだった

泣きながら倒れ

夜空を見上げれば

流れ星が一つ

流れていった

僕は何もお願いすることなく

消えていった
 ....
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
EASY- 山崎 風 ...自由詩3*06-5-10
アン・シャーリー- 山崎 風 ...自由詩4*06-5-9
風船はどこまでとんでいくのかな?- こめ自由詩1006-5-9
花と空と- さー行き ...自由詩3*06-5-9
ひいて_ひかれて- ふるる自由詩10*06-5-9
風景に溶け込んで- 山崎 風 ...自由詩10*06-5-9
【短歌】悔しさばかりの社交ダンス- 壺内モモ ...短歌1*06-5-9
恋が連鎖する- さー行き ...自由詩4*06-5-9
ぬくもり- 愛穂自由詩406-5-8
ため息- ふるる自由詩14*06-5-8
終末のラッパ- 山崎 風 ...自由詩4*06-5-8
ガガガガン- 山崎 風 ...自由詩5*06-5-8
モザイク病- アサリナ自由詩9*06-5-8
花葬_(かそう)- こしごえ自由詩22*06-5-8
いったいどれくらいの涙をながしたかな?- こめ自由詩406-5-8
回転木馬- あおば未詩・独白6*06-5-8
楽園を夢見て2- 壺内モモ ...自由詩3+*06-5-7
埠頭・小さな決意の- たりぽん ...自由詩9+*06-5-7
三日月の涙- 山崎 風 ...自由詩7*06-5-7
童心のかけら- 佐野権太自由詩11*06-5-7
その男は- 山崎 風 ...自由詩3*06-5-7
調子のいいおっさん- 山崎 風 ...自由詩1*06-5-7
*浴室密閉ブルーチーズタイム*- かおる自由詩4*06-5-7
仮面の舞踏- 前田ふむ ...自由詩15*06-5-7
ガラスの壁- 壺内モモ ...自由詩1*06-5-6
なつ- ki自由詩306-5-6
月の夜道をひとりで行けば(うさぎに出会う)、- 夕凪ここ ...自由詩10*06-5-6
行かなきゃならぬ- 山崎 風 ...自由詩1*06-5-6
「夢」_〜_新宿にて_〜_- 服部 剛自由詩14*06-5-6
虹の種をまきました- こめ自由詩7*06-5-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214