フェンスの下に 
種は{ルビ蒔=ま}かれ 
土から小さい顔を出した 
緑の芽 

いつしか 
空へと背丈を伸ばす 
一本の木 

錆びた金網は樹皮に喰い込み 
幹はフェンスの{ルビ ....
コーヒーショップのテーブルに 
プラスティックのコップがふたつ 
うずまいたくりーむふくらむ 
アイスカフェ・ラテSとM 
仲良さそうに並んでる 

テーブルに向き合う 
ふたつの{ルビ ....
表と裏は
本当は裏と表かも知れないって話を
当たり前の事だけど


生き物は羽だとか羽根だとか
落としたりはするけどいきなり生えたりはしないって話を
引力に掴まえられて


土に還 ....
二日遅れのホワイトデーの
白いリボンを髪にのせて
ふわりと回ってみせる君は
大きくなったら
メイドになりたい
という

人様に奉仕したいとは
見あげた心がけだ

解釈は準備してお ....
こわがらなくってもいいんだよ
花は君を食べやしないよ
ただやさしい香りを放つだけ
春はこんなにもあったかいから
生まれたばかりの君にもわかるはず
だって春は君の母さんのぬくもり
ほら大地に ....
 渺茫としたイエメンの北の砂漠の真ん中にある鬱蒼とした森の奥に
 吟遊詩人達のオアシスと呼ばれる所がある
 世界各国を放浪してきてやって来た吟遊詩人達が集い 豊潤な水が森の奥の湖でこんこんと湧き  ....
ときに

{ルビ詩歌=ポエム}は

{ルビ韻律=いんりつ}の

語りにして

日本語訳の

{ルビ読み物=ノベルズ}ではなし。

{ルビ音数=パルス}をそろえて

{ルビ脚 ....
風鈴の音の鋭さを
緩和できなくなった空気の中で
アイスキャンデーを口に含むと
腕に痺れが走った後に
鳥肌が立った
こうなると
揺れているカーテンの音に時々混じる
遠くを走る車の気配のまば ....
恋は、、、

 ときに 凡人を天才にする。 

恋は、、、

 ときに 天才を凡人にする。
らっきょの「ら」
らっぱの「ら」

つるつるって食べるのも
あったよね。
そばぢゃないよ

わたしって。左利きで
不器用すぎるから
はさみさえ上手く扱えなくて
型紙から
あなたを ....
わたしはカゴの中の鳥
あの青空に憧れているの

春風は
あんなに急いでどこに行くのだろう
白雲は
フワフワ浮かんでどこに行くのだろう

わたしも
明るく暖かい
あの太陽の下で
自 ....
       さあ勇気を出して飛んでごらん
      怖がらないでいいその腕は翼だ
     君は忘れてしまったのだろうが
     かつてその両腕を繰って大空を
     自由に飛んだじゃ ....
         2007/03/22 22.58

お鍋の底から
ちゃかちゃかと
お皿の水が
騒がしく
茶褐色
飲む水はないと
カルピスを差し出され
ぐいと一息
白い吐息をついて ....
{ルビ鈍色=にびいろ}の鉄を見ている

あくまで照り返しでしかない光が

滑って離されて放たれる

今目の前にぎっしりと詰まった木々を越えた

越えてうんざりする



体温よ ....
ゆっくりと雪は溶けていくのだから
膝を抱えて待っていればいいんだよ
君のこぼした涙は墨の味がしたんだ
あの黒い雨のような黒い枝のような
君は何か悲しかったんだろうか心が
だから涙を沢山沢山こ ....
浜辺で貝殻を拾い
よみがえる思い出
右側を見ると貴方
壊れかけたベンチ

打ち寄せる波の音
しょっぱい波飛沫
灯台の光が眩しい
大きな背中フワリ

輝いていたあの時
カラオケ行っ ....
おたがい 歳の差は縮められないのだから
     甘えるのもいい
     うらやましがるのもいい
おたがい えにしはカルマなのだから
     あきらめるのもいい   
     くやむの ....
古書店 まわりなどして・・・
『現代詩文庫』を幾十冊 読む

難しい詩論など いい

重々しく重層な 文体
軽妙でウィットのきいた詩
感性を逆なでして目覚めを促す 檄文

そこには  ....
傾くギターに手を伸ばし
{ルビAm=エーマイナー}を鳴らしたら
なんだか「破戒」を思い出す

もうすぐおやつのじかんでしょうか
白いお空はまぶしさをみせて
痛いな気分は丑三つ時だよ

 ....
あの頃の僕らは一台の自転車で
遠くの町まで遊びに出かけたり
毎日が冒険の連続だったね

ふざけて蛇行運転してみたり
ノーブレーキで坂を下ると
君は背中を思い切り叩くから
更に ....
先日 運命さんにお会いしました
真夜中 いつものようにベッドの中でまるまってると
例のミッキーマウスが私の頭を ポカスカ叩くので
仕方なく目を覚ますと 凄い勢いで手をひかれ
私はミッキーマウス ....
風鈴チリリン チリリン
木こりの森でなり響く
優しい朝の風
春風の吹く優しい森

小鳥の鳴く 目覚ましに
光を 浴びる 丸太の家
暖かい スープに
焼きたて パンの 馨 朝の風

小鳥のさえずりに  ....
まちがえることを
素直におそれた日々は
だれかのきれいな蝶々結びに
たやすく揺られる花だった

あの草原で
かぜを追いかけてゆくことに
不思議はどれほど
あっただろう


 ....
ぽちむは家を出ました
モスクワに行きました
それで売春婦に会いました
自分もなろうと思いました
その売春婦にいくらって言えばいいのって聞きました
売春婦ははっきりしたことは何 ....
天井があった。

体の液体がどんどん吸いだされていくとき
いつも僕は天井を見ている

吸い出されていくときも
流れ出していくときも

足の先が底に着く前に
浮かび上がれるくらいの
 ....
生と死の狭間で、人は一瞬光を放ち

生と死の狭間で、人は揺らめいて燃え

生と死の狭間で、人は優しげに笑み

生と死の狭間で、人はささやかに呼吸し

生と死の狭間で、人は一瞬醜く澱み
 ....
 君は森の中で首を吊った
 美しい君が強固な樹木のしっかりした太い枝に荒っぽいロープを巻き付けて
 穴という穴から流れ出る体液 垂れ流す汚物
 下にはそういう溜まりができている
 不気味な色の ....
 精神病院には殺風景なイメージがある
 森に囲まれ外界から隔絶された建物 白く何度も塗り直された古い壁 病気が収まっていない精神病患者を入れる隔離された部屋 種類に乏しい木花の庭
 ここは外界から ....



石橋を叩いて割る
君の動きはハンマーで
その働きは引力だ
物体の俺だから
耳を澄ます必要がある/繋ぐ必要がある
手を、手を!
飛行機がブゥゥゥ・・・ん。
超低空でやって ....
私が見ているもの
例えば鹿(じっとこちらを見ていて近づいてこない)
例えば川(どうどうと流れる)
例えば花(枯れることはないでも滅多に見れない)
例えば影(あそこにうずくまっている)
例えば ....
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蕾_- 服部 剛自由詩6*07-3-23
くりーむ_- 服部 剛自由詩4*07-3-23
生れ落ちて- 石田 圭 ...自由詩37*07-3-23
お父さんスイッチ- 佐野権太自由詩53+*07-3-23
春猫- 未有花自由詩14*07-3-23
吟遊詩人のオアシス- はじめ自由詩5*07-3-23
3音・4音・5音・6音- 木棚環樹自由詩6+*07-3-23
冴ゆる氷菓- 茜井こと ...自由詩4*07-3-23
恋する- 北大路京 ...自由詩13*07-3-23
らー- 恋月 ぴ ...自由詩29*07-3-22
カゴの中の鳥- たのうち自由詩307-3-22
- ふるる自由詩10*07-3-22
五時- あおば自由詩10*07-3-22
果物の匂い- 水町綜助自由詩18*07-3-22
待っていた- ふるる自由詩17*07-3-22
だって貴方が傍に- ペポパン ...自由詩7*07-3-22
荒野の歌- 信天翁自由詩407-3-22
花の香りのアイスキャンディー- アハウ自由詩2*07-3-22
夕刻を待つ- 蔦谷たつ ...自由詩6*07-3-22
二人乗り- 1486 106自由詩9*07-3-22
運命さん<18のprose-16->- ウデラコ ...自由詩6*07-3-22
優しい朝の風- 鈴鈴自由詩8*07-3-22
蝶々結び- 千波 一 ...自由詩41+*07-3-22
ぽちむ- 水在らあ ...自由詩33*07-3-22
漂う- 深散自由詩207-3-22
母性愛- 深散自由詩307-3-22
記憶の森- はじめ自由詩4*07-3-22
本物だと感ずるリアリティー- はじめ自由詩3*07-3-22
声/願- 石田 圭 ...自由詩1807-3-22
見ているもの- ふるる未詩・独白6*07-3-22

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