うまくいかない毎日に
うんざりしながらも
今日も煙を吐きながら
最前線へ向う
魂は血みどろになりながらも
ただ、この地球に留まることに
希望を探し
自分のちっぽけさを ....
私の心を哀しくさせる
温かく強い光は天高く遠のき
私は切ない気分になる
枯れ葉舞い散る風の中
私の心は千々に乱れる
秋風よ
どうか私の心から温もりを奪わな ....
「お前はヒーローじゃないんだよ。」
会社の上司によく言われる。
芋焼酎の甘美な力を借りて。
人生について語るとしばしば指摘を受ける。
積極的にヒーローになろうとしては ....
まだ、くすみのない白い記憶
断片的に刻まれるのは
何色の季節?
自分の器
お前の気持ちはわかる
出来ること
それは
お前の痛みを感じること
お前は藁をもすが ....
たとえば 空に思う様 線を引くように
臭う 修正液で
東京の地図を買い込み線を引く
川崎の地図に新しい線を引く
真っ白の線は やがて 空と地を結ぶ
たとえば 地図に思う様 線を引くよ ....
中途半端な気持ちに乾杯
緊張してお腹痛くて
5時に目が覚め
投げやりになれない
伝えたけど
肝心の事は
言えなかった。
だから
ラブレター書いた。
来週中には
多分静心無く ....
もしもわたしが秋ならば
都会のビルや街路樹ごしに
優しくあなたに
オレンジ色の陽だまりを届けよう
もしもわたしが空ならば
あなたが見る通勤電車の窓の向こうに
透んだ永遠の水色を用意 ....
ほらこんな風に
指と指で窓をつくる
その空間に映し出されるのは
きっといつか見た事のある
冷たく水を{ルビ湛=たた}えた青い空
耳をそばだてて そして
聞くのはなつかしい声
冬から冬へと ....
はじめまして。
何度も何度も推敲し
やっとのことで投稿する
嗚呼この人。
どんな人なんだろう。
見知らぬ人に話しかけることなど
リアルライフでは到底出来ぬ私が
どこま ....
生れ落ちた極東で
流れ流され漂って
辿り着ゐたは大東京
華乃都之大東京
金銀泥絵乃電飾之下
侠ばかりが命じゃ無く
婦ばかりが華じゃ無ゐ
今宵張ります此乃命
咲かせて魅せます極輪華
極 ....
正午を過ぎ、 電車に乗った。
静かな その車内で、腰かけていると、
ときに、いろんなものを目にすることがある。
その人は、片足がなかった。
....
青空に鉄塔高くそびえたり
ワイン色の暁の空に酔いしれて
虹の橋渡って会いに行きたいな
星月夜君と二人でランデブー
首筋に冬のくちづけ雪の華
雨上がり君 ....
白光の
南中から 射し込む
瑠璃の
響きなお 幻惑の色彩 立ち込め
天空に瑠璃の宮
その尖塔に
薄く 雲 懸かり
宮の霊気 冷え
凍れる 光線
七色に 乱反射し
音もなく ....
雪が天命を授く様に
空よりの言の葉を乗せ落ちる
拾い集める結晶の断片を
つなぎ合わせて見る伝言
手にした物は自由かい
虚ろに消える毎日かい
解けて消える私の伝言に
答え ....
右から左へ
鐘の音
茶を啜って
饅頭を食う
机の硯
壁の穴
軒下の猿に
犬が飛びつく
下に下に
したにげにげに
頭が高い
燕の宙返り
ウォーク
ア ウォーク
歩 ....
赤はあなたの朝のあいさつ
いまさらながらって照れちゃうけれど
橙大好き抱きしめてなんて
いまさらながら言えないけれど
黄いろい蝶が花びらみたい
いまなら素直に笑えそう ....
1.永遠の序章
(総論)
一人の少女が白い股から、鮮血を流してゆく、
夕暮れに、
今日も一つの真珠を、老女は丁寧に外してゆく。
それは来るべき季節への練習として、
周到に用意されて ....
いいのが浮かんでな。
ひとつ、聞いてやっちゃくれんかな。
若い奴らにも、ウケるようなやつな。
うたは、あれだ。斉藤なにがしってあんちゃんが歌う
『歌うたいの なんとか」だ。わかるだ ....
学校卒業して
あなたと離れ離れになった
「遠距離恋愛」になっちゃうのかなぁ
なんて心配した
でも 距離測ってみたら
そんな遠くなかった
それで 少し安心してたのに
繋がらない電 ....
体だけだ
正直に僕を語るのは
心だけだ
純粋に僕を飾るのは
そして
君だけだ
僕の体も心も支配するのは・・・
僕がこの言葉を知ったのは十年前
五歳のときだった
近所に住んでいた
りんにいわれたことがきっかけだった。
彼女は僕の目の前で
めちゃいい笑顔でいったんだ
「あい・らびゅー」
僕は意味 ....
廃校舎に月がさしのべる
光の中野エントランスの階段を
少しずつ確かめるように登っていく
昔のクラスの自分席に座って
月明かりに照らされて
まぶしいので目を細める ....
夜一人煙草を吸う
空気が美味しい
散歩に出る
男だけど怖い
男子高校生が怖い
やくざのおっさんも怖い
からもうとする
一人散歩をする
会社はみんな女性だ
もてる
店長がお見 ....
まだ秋
なんていっておきながら
夕方の寒さは冬
部活が終わって制服に着替えていると
テニスコートの外に
学校で飼っている黒猫
<おい
お前は何をやっているんだい>
黒猫はた ....
桜の木の下に埋められた
古ぼけた笑い声と
黄金色の泥濘に
小さく浮かんだ屍
抜け道と装飾と
美しさのアルルカンが
吐き気のする窓に支配されて
瞼の裏がキラキラしやがる
逆さに吊 ....
うまれてはじめて、
すきなひとにすきと伝えた
すっごい引かれて、
保留、となった
どう聞いても、
断られたのだろう
そ ....
幹に巻きつけられた
青白い麦球は
今年も
明滅を繰り返す
流れる光は
高い空に昇って
どこへ
すれ違う流れに
爪先を探す男は
今年も
うずくまる
染みだらけのジャンバーを
....
人は皆自分が大切で事があれば自分を取り繕うとする
人の心の真髄に触れる前に虚言で修正してしまう
事が起きても自分に害の無いように
勝手に取り繕い傍観者となり
自分には関係な ....
相殺された躁と鬱が
外と ぼくのこころの かすかな温度差が
夜の顔をした蜃気楼を生み出した
生み出し続けた
その日から 星はメトロノームと化して
月はぼくを睨み続けている
でも き ....
一途なんてお人は嫌よ
一つの道しか知らない人に
アタクシ、興味はございませんの
薔薇の花束なんてお人は嫌よ
まるでアタクシが
花に劣っているとでもおっしゃりたいの
料理 ....
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