体の隅々を解体され分析され
カルテをつけられ病名をつけられ

悲痛な面持ちの周りに宣言をされる

私は生きているから
痛くも無い病名に
迫り来る恐怖に
少し心が不穏にはなっても

 ....
長い間降り続いた雨が上がった
だから何だってわけじゃないけど
傘を差したまま歩くよりは
遥かに進みやすいはず

だけど急ぐと疲れるから
道端の花と語り合いながら
カタツムリの ....
いつの間にか夜が短くなった
それに合わせるように私はとても無口になった

いつもの裏通りには
見当違いな質問ばかりが飛び交い
静電気を帯びた優しさが充満している

声を紡ぐ旋律が見つから ....
汚れのない響き 細かく震える音
その弓で 僕の魂も奏でて欲しい

唇に そっと指をのせてみたい
僕のタクトで 思い切り鳴かしてみたい 


ベートーベンも ワーグナーも きっと君に惚れて ....
御成門の交差点の向こうで
東京タワーは
暖かな孤独を灯している

硬い道の上を
ゆっくりと進みながら僕は
目の前に無いもののことばかりを
考えている

なかなか目覚められない
夢の ....
書きなぐった原稿
溢れたごみ箱から漁りだし
 
我が人生を振り返る
 
私は
なんてたくましく
なんて非情なのだろうと
頭をがむしゃらに振り回す
 
語るのは文字
語りかけるのは ....
人生は甘くないと言う事実を
嫌っていう程噛み締めて
後悔の海に溺れていく

人間辞めたくなっちゃったから
鉄腕アトム張りのロボットになろう
超合金とまでいかなくても
シルバーメタリッ ....
冬の町に灯がともり
羽を休める


男たちは どこからか集まり
酒に身を許す


女たちは 寄り添い
夢を奏でるように


触れあうことさえ
視線を重ねることさえ

 ....
君がもう少し 元気になって
君がもう少し 毎日を楽しく過ごせて
君がもう少し

近くに いてくれたら・・・

そんな欲張りな願いを 思ってしまった
自分に 思わず苦笑する

そんな願 ....
   炎とは、燃えさかる火だと、書いてある。
   たくさん酸素をあたえれば、きっと立派な炎だね。
   あんなにおそろしいものも、最初はこんなにちいさいの。

   火だけじゃないね。みんな ....
 男はその歌を四十年間聴き続けた
なのにまともに歌えない
 外国語の入っている歌だったからだ
 けどサビならまともに歌える
 今となってはそのサビの部分は彼の人生の教訓そのものになってしま ....
きみをひらくと
なかから ちいさなきみが
ぽろぽろと はだかのままで
たくさんの 砂金のようにこぼれて
たくさんのきみは 少しはずかしそうに
ひざをかかえてる

 ....
{ルビ微睡=まどろ}んで、乗り過ごすうちに
春まで来てしまった

0番線から広がる風景は
いつかの記憶と曖昧につながっていて
舞いあがる風のぬくもりが
薄紅の小路や
石造りの橋や
覗き ....
風邪をひいた。
最初は微熱だった。
徐々に上がっていった。
急激に上がらないからインフルエンザではない?
いやそうではないインフルエンザもあると聞く。
だがとにかく問題は亀だ。
人はいい、 ....
言葉の原野 
意味の森

君は いつでも そこで 休む
言葉の神秘と たわむれて
日が暮れるまで 
秘密の作業にいそしむ

開拓者の小屋は
パソコンが置かれ
鉄筋マンションの五階に ....
翼を有する生きものに
あこがれていた

のぞみの場所までは
もちろんのこと
そこから
遥かな地平のすみまで
こころはきっと
羽ばたける

翼を有する生きかたに
あこがれて ....
今、踏んだ、枯れ枝
その中に眠っていた想い
遠ざかってゆく
永遠に

今、放った、貝殻
僕の手のひらの温度を引いて
遠ざかってゆく
永遠に

雲は遠くの水平線に砕け
 ....
見かけたときに
気持ちが踊ってた

僕は君にひと目惚れしていた

突然のことだけど
僕は忘れてはない

僕は君にひと目惚れしていた

緑のカーディガン
小さな靴が並んで

僕 ....
オレは天使でいたかった



あの無垢な白とは逆さまに

憎悪の渦巻く黒

何にも染まらない黒

そして

何も映さない黒

何も受け付けない頑ななカラー


それが ....
初めて君を 見つけた日や
僕達の立ち位置が 変わった日と
同じ時に
僕は静かに目覚めて

想像だにしなかった奇跡を 迎えに行く

弁解と謝罪と期待で 胸は一杯になって
あぁもう 君の声 ....
寂しすぎて、まぼろしが見える
愛してる
それは滅びの呪文か
君は今、なにをしてるの?
さがしているよ


陽ざしは ぽかぽか
おひるね日和 
なんだもの
空をながめて
気づかずにいた
わずかな変化もさがすの


気がつけば
木の芽もふ ....
じっと手をみる

ここにあるのは私の


信じられないけど私の


私の手は人間の


人間くさい人間の



どうして私はニンゲンなのか
もしかしたらあるかも ....
赤く陽気な風船は

ぷーっと膨らんで

青い空に舞い上がるよう






しょぼくれた風船は

針で貫かれた

尽き ....
――{注三千世界の烏を殺し主と朝寝がしてみたい=高杉晋作が作った都々逸}――


寝物語の睦言に

誰がうとたか{ルビ漫歌=そぞろうた}


熊野の{ルビ牛王=ごおう}を裏返し

 ....
{ルビ翠=すい}の{ルビ竹生=たかふ}に月夜影

稲穂に似たる紫は 二目と見れぬ稀有な花

最期の時を飾らんと 今を盛りと咲き満つる


風も無き夜に{ルビ竹葉=たかは}が騒ぎ 月花に浮 ....
{ルビ熟=う}んだ柘榴を ひと齧り

愛しいあの子の味がする

{ルビ魄=たま}に根付いた夜叉の念

如来に帰依せど 忘らりょか


ぷつりと潰れた舌触り

あの子の目玉と瓜二つ ....
一つしか無いヘルメット

迷いも無く、私に差し出した。



前に乗るのは貴方なのに・・・



何も考えずに風に向かう貴方の後ろで 

温かい感情が顔を流れ落ちた


 ....
前向きな気持ちで歩いてみても
前に進めるとは限らない

希望を捨てずに立ち向かってみても
気持ちが報われるとは限らない

ランキングに並べられた曲には
ポジティブなだけの薄っぺ ....
だいたい、

いけない事ってことって

誰を基準に決めるんだよ


すべて基準値です。

あたしが六法です。

やっぱ間違いです。

これも正解です。


結局、

 ....
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
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