その春その地
咲く桜は希望の数

その年その国
散る桜は挫折の数

それでも桜は咲き続け
人々もまた生き続ける

散った花弁は地の糧となり
枝には地味な果実がなる

折れた希望 ....
劣等感へダイヴ

それは優しく髪を撫でて

諦めを誘う

始まってないだろう何も

躊躇してる間に

死ぬぞ

劣等感を踏みつけて 走れ

昨日を蹴って 跳べ
不愉快な言葉を見つけたときに
あなたはどうしますか
食べますか
吐きますか
潰しますか

猫みたいに大切な言葉を
おもちゃにして
爪で引き裂いて
ずたずたにして
面白そうに眺めてか ....
いつでも白詰草の匂いが
シャツに染み付いていたっけ
町が見下ろせる丘で
毎日飽きもせずに追いかけっこ
明日が来ないなんて
想像も出来ない夕焼けに
僕ら、ちっぽけな勇気を
掲げて胸を張った ....
お願い どこかへ行きたいの
私の地平線を
越えたどこかへ

お願い どこかへ行きたいの
このDNAでは
行き着けないどこかへ

かみさま

まるで違った世界を想像する
もだえなが ....
溶けだしたぬるいアイスの
表面だけをすくうような日々だ。

甘ったるくて、まずい。

アイスを食べているつもりでも
それはアイスとは呼べないんだ。

表面だけの、実体のない日々だ。
 ....
普段通っている路地の
影にあるもう一つの街

影の街を僕が知ったのは
12の頃で

その頃
父はこの街を出て行った。
そのとき人間に還る
温かい涙を流す
あたしは鉄の塊
その体温であたかもチョコレートのよう。
あたしは解ける

芽が生える
とどまることなく伸びてゆく
嗚呼春がきた
蓋をするのはあなた ....
脳みそにこびりついた幻想を

一息に飲み干して 酔っ払って 僕は何をしてるの?

その両手は 耳を塞ぐためだけにあるの?


現実と幻想が強く擦れて 世界が悲鳴をあげる

ス ....
今年もまた春が来る

儚い桃色の花の季節

柔らかい空気の季節

その季節を前に

冷たい風が吹いた



またねと手を振り

あなたは歩き出す

私と違う方向へ

 ....
抜けるような蒼い空の向こうに

煌めく未来があると信じていた

薄紅色の蜃気楼のような架け橋

ピカピカの一年生といっしょに

駆け抜けていったのは希望の花

凍てつく寒さ ....
まっすぐな帰り道が見えなくなると
穴という穴からノームが這い出て
ら、るほ、ら、ら、るほ、
ダークダークノームダーク。(あれるっちぇんど)
君たちの手に掴めるものはわずかしかない
ら、るほら ....
あたしたちは
そろそろ学ばなければならない
真実の愛とやらが
どんなものなのか
好きな人を思いやりながら生きることが
どういうことなのか

あなたは今
知らなければならない
不平を言 ....
今まで貴方がくれたもの
両手の指じゃ
とても数えられない

貴方がいなくなってから
私にくれたもの

貴方と繋いだ右手の指で
数えてみるよ



親指に
春に散った桜の花弁の ....
あの頃ぼくは若かった
世界を知っているかのように
ヒーローは間違いなく
ぼくの味方だった
太陽は
抱くべき
自然そのものだった
強く打ちよせる波を
いくつも
こえて
本当に大切なも ....
依存するものは
降りてくるものではなく
自身のみだと
知っているから
翼はためらって
陽光のみを
私たちの生活に射しいれて
劇的に変わる瞬間など
望まないまま
強固につながる
過去 ....
砂に流されて
つつつっとはさみで支えても
知らん顔の風は共犯なんだ
波といっしょにさらおうとするから
ぼくの未練は
黒い小さな瞳にぬれて
もつれてしまうように
ころころころげて
夕日に ....
死から誕生までの、孤独な旅
あんたは今どこらへんに居るの

ジャックパーセルで
生暖かいぬかるみを歩く

レストインピース?
お祈りはしない
生まれ変わりも信じてやらない  ....
テーブルの上の
銀のヨットを走らせて
きみに短い
手紙を書こう

悲しいきもちももう凪いだ
なみだもいつかは
波のもとへ
帰っていくんだよ

使い古しの言葉でいい
世界ではじめて ....
この先は、記憶に住まうちいさな村です。

まるい形の標識があらわれたので、わたしは
あこがれの物語を
指先でなぞるときのように、目を閉じてみました。 
水色ガードレールの
はしっこに寄って ....
わたしは、かつて海水がない渇いた海原で
孤独な一匹の幻魚の姿をしていた時に見た、
色とりどりの絵具をすべて混ぜ合わせたような
漆黒の夕暮れの中で、朦朧として浮き上がる白骨の黄昏と
共鳴していた ....
いつも いつも
僕の瞳には君がいる

初めは遠くから君を見ていた
素敵な人だと思っていたよ

だんだん
君が近くなって嬉しかった
ただ嬉しかった

僕は手かせ足かせを付けて生きるの ....
笑顔 は よいものだけれど

ときどき 大切なものを曖昧にするね

自分が希薄になっていくような そんな感覚

同調することで 分かり合えなくなることだって ある ね

たくさ ....
赤ちゃんの頃に発する声は
まだ音とも言葉とも判ラない

シかシ
ソレはまるで
チャペルのステンドグラスの光に
人の心が透かさレるようなもので
光に透かさレた心から
また新たな光が生まれ ....
わたしたちは
いただいた分、もしくはそれより多くを返さなければなりません

わたしたちにお金があるのは
お金という船に乗せて
明日生きるためにお金を欲している人たちに
優しさを分けさせてい ....
弱い雨が混じる夕暮れ
運ぶ風が柔らかに包む
小さな花びら舞い落ちる

鼻の頭で微かに咲いた
一片の泡沫を運ぶ香りは
いつからか通り過ぎるだけの
季節を憂えているようで

桜にですらき ....
何の不思議も無い
この位置
何もかも全部偶然のカタマリ
何かの意思
があるのなら
どうしてひとりひとりに感情があるのか
答えをください
私は瓶の底で
静かに沈殿している

焦げ茶色の液体に{ルビ塗=まみ}れて
歪曲した夕日ばかりが
私の唯一の慰みになり
頑なに拒んだ日はいつだったのか
もう思い出せはしない

幾ばくか ....
半年振りで姉は嫁ぎ先の富山から 
5歳の{ルビ姪=めい}を連れて帰っていた 

家族{ルビ揃=そろ}って
僕の出版記念すき焼パーティーをするので 
今朝の出勤前母ちゃんに
「 今日は早めに ....
    春の夜の

    朧な月を仰ぎつつ

    草露を踏む

    真白い素足 
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
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