枯れススキ
見崎 光



幾度と見上げても
空はそこにあり
幾月を俯いても
この手に成せぬ色を広げて
微笑んでいる


移ろう姿を眺めては
さだめの意味を問うこともせず
ただそこに漂い流れ
ありのままを差し出している



ちっぽけな僕らを
誘うように





携帯写真+詩 枯れススキ Copyright 見崎 光 2007-11-18 16:51:01
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