すべてのおすすめ
淡いブルーの
ツメを乾かしたら
出かけよう
サンダルをはいて
軽やかに
白いプリーツを
ひるがえす


出会いはいつも自由


風を探しに
電車に乗って
どこまで行こう
 ....
とおくで声を聞いた、
少しだけ厚い雲の下
足を止めその先を探す

   *

意味なんてなかった
ただ身体が伝えようと
やわらかな 部分に


{引用=ずっとずっと、とおくにいる ....
{引用=(身体がふたたび目覚めはじめる)}

窓の内側
さわやかな風が
やわらかいレースの
カーテンをひるがえす
初夏のひかりが
まぶしすぎた

屋根の上
反射する水面の
ゆれる ....
静かな夜に
とけ込むのは
喉を鳴らして
響く声

追憶の波際で
鳴り響いては
なんとか
つなぎとめている

窓から見上げた空
あの星に
届きそうもない距離を思い
見上げた角度 ....
見上げた空から
はらはら 葉が
ながれていた

なみだ、かと思った
それは
落ちていたのではなく
夕暮れの空
まっすぐいちれつに
ならんで昇っていた


りょうてから
ふわり ....
花火 のよう
ではなかった
燃え上がった炎

お互いのいのちを
内側から削り合って
混ぜ合わせた粉に
火矢を放つ

一瞬の火花の中
求め合い
探り合う 
薄い皮膚だけ保たれて
 ....
音の高さ

まわりの人たちが聴いたとして

その範囲内の

微妙なずれ、は

気付かない

気にしない

音の高低


ときどき

気付かないふり
君の、記憶の色をたどり始める


少し暖かくなってきたね、と
それでもふたり半分ずつ
かさなりあって歩いた

はや足のきみに
半歩だけ遅れる、わたし

つないだ手と手


暖 ....
打ち寄せる波が
群青色の夜に輝く頃
誰かが届けた二枚貝


時を刻み

異国の景色を

映し出す
頼りなく緩やかに
指し示した指先から
また、ひとつ
こぼれ落ちる

まるで
時間をかけて浮かび上がる
あぶり絵のよう

そっとのぞき込む君に
また、ひと雫
オレンジを搾る

 ....
わたしの中、唯一
開かれた小さな窓から
ぼうっと眺める

つながる点と、点たち
ペンシルが弧を描き
強弱をつけながら
行き先を定める

それは幾重にも覆われ
その鼓動さえも

 ....
もうすでに
切ったはずのスイッチ
なのにまだ
じわじわと温め続ける

あの時この手で
切ったはずのスイッチ
なのにまだ
どこか心の奥の方で

このまま
切れたスイッチのまま
も ....
霧立ちこめる
蒼白い朝もやの中
ぼんやり浮かび上がる
朱色の門

奇跡的に護られたという
幾年もの時代
立ち続け
幾人もの人々を
見送った

陽はゆるやかに昇り
山々を包み込む ....
今まで歩いてきた道のりは
華々しいことなんか
なんにもなくて

ずっと思い描いていた
理想の自分
それは、もっと


でも
そうやって歩いてきた道のりが
わたしそのものなんだ、と ....
終わりでも
始まりでもなく
ただ

膨らんだシャボン玉が
ストローから
離れるか
離れないか

そんな感じ


だから私は
ちょっとした揺れを
感じながら

静かに
 ....
ひとり部屋

にも関わらず

感じる別の温度

わたし部屋

にも関わらず

散らかされた言葉たち


わたしが私から

出ていくことはないから


それもこれも
 ....
気の向くまま

足の向くままの

ひとり旅

ゆらゆら揺られ

向かう旅先に

とうに気付いてたはずの

色の変化

知らされる


悲しみと平和の街

これから ....
光の速さで君とすれ違う
ものすごく
速いスピードで

麗かな春の景色にも逆らって

不思議だね
同じ日にまったくの
逆方向に向かうなんて
今の距離より
はるか遠く

嘘を本当に ....
自分が忙しいときほど

周りにやさしくありたい、と

思います

周りが忙しいときほど

あたたかく包んであげたい

そう思います

本当は手を貸してあげたいのだけど

今 ....
身辺整理は着々と進んでいるのに
心の整理はつかないまま

あなたの言葉は
やさしく
残酷だ

身辺整理が着々と進んでいる中
今頃やっと気がついた

あなたの言葉は
額の中に向けて ....
芽 
 生命力

甘 
 幸福感


 含水力


 安心感


 分解力



 熟しきっていない
 成長過程にこそ
 おいしさが
 
深い深い記憶の奥
絡み合う蔦の
苔むした石橋

深緑に輝く水に
めくり上げた素足を浸し
木漏れ日に目を細める二人
手をとり
見上げ続ける

僕らはいつも一緒だった
それぞれが
 ....
ある日突然
人を魅了するような
やさしく穏やかな
寛大で力強い
音を奏でられるはずもなく
今日も地道に
地味な練習

そんな音を奏でるには
日々流れゆく音に耳を澄まし
イメージ膨ら ....
頼まれ事は

断らないをモットーに

どんな小さな雑用でも

どんな大きなお仕事でも

断らないをモットーに


過程が大切なのは知ってる

それは良くも悪くも

自分の ....
芽吹きの季節とはいえ
冷たい風が菜の花を揺らし
川面を颯爽と走る

光が流れていくのを
ただぼんやりと見ていた私は
纏わりついた髪をすき
静かに歩み始める

荷物は案外少なかった
 ....
終わったぁ〜

首やら肩やらあちこちが痛む

大きく伸びをして

首を傾げて

ギュウ、としこりを押すと

痛/気持ち いい


そんなとき

君のことを思い出す

 ....
静寂
響く規則正しい音

呼名
瞼を持ち上げかすかに
見上げるあなた
いつの時をみている

そこに映るは
白き天かそれとも
遠き日のあなたか

呼吸
静かに刻む

それ ....
確認しないほうが
幸せなことって
あるよね

確認しない幸せ

私はもう君に
確認しない

君も私にもう
確認しない

幸せでいよう

私の日々は
確認せざる終えない位置 ....
静かに
長く連なる
落下して
地面の
ずっと奥深く
張り巡らされた手から
温かく
吸い込まれ
生命の源となる

それは
凍りついた世界を融かし
別れを告げ
訪れを呼ぶ

 ....
朝のはじまりが
私より早くなった

がんばろう

緩やかな変化と共に
この小さな箱庭で

生きていくんだ

大切な人たちを
大切にして

生きてゆこう

数分先の未来に
 ....
吉岡ペペロさんのこゆりさんおすすめリスト(41)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風がやさしくキスをする- こゆり自由詩6*08-5-23
ひみつの散歩道- こゆり自由詩9*08-5-15
青の深呼吸- こゆり自由詩15*08-5-6
未完成のアンサンブル- こゆり自由詩9*08-5-4
空はわたしを抱く- こゆり自由詩20*08-4-27
マグネシウム- こゆり自由詩7*08-4-20
チューニング- こゆり携帯写真+ ...4*08-4-17
桜、道しるべ- こゆり自由詩9*08-4-2
異国の貝- こゆり自由詩10*08-3-30
オレンジ- こゆり自由詩3*08-3-28
わたしステーション- こゆり自由詩8*08-3-25
温かい場所- こゆり携帯写真+ ...6*08-3-23
見送りの門- こゆり自由詩6*08-3-22
わたし歴史館- こゆり自由詩6*08-3-21
流れゆく日々- こゆり自由詩4*08-3-20
カメラは要らなかった- こゆり自由詩8*08-3-15
日の出の輝く場所- こゆり自由詩6*08-3-15
君が二度目に出逢う瞬間- こゆり自由詩6*08-3-14
ふかふかの座布団- こゆり自由詩6*08-3-12
わたし美術館- こゆり自由詩19*08-3-8
春野菜- こゆり自由詩4*08-3-6
奇跡のカンパネラ- こゆり自由詩8*08-3-4
下積み生活- こゆり自由詩5*08-3-2
ちいさな手- こゆり自由詩6*08-2-28
春風- こゆり自由詩24*08-2-26
over_use- こゆり自由詩5*08-2-24
委ねられて- こゆり自由詩6*08-2-23
穏やかな- こゆり自由詩6*08-2-22
雨一番- こゆり自由詩5*08-2-21
はじまり- こゆり自由詩6*08-2-20

Home 次へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する