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夜空の雲の切れ間に
黄色い月が光る
何も期待せずに
視界に留めておこう

秋の四畳半
ささくれた畳が
ちょっと冷たいね

厚い雲が滑って来て
月の顔を覆うから
 ....
六月に運ばれてきたその娘を
誰からともなく
Juneジュネ、と呼んでいた
体育の授業中に倒れたそうで
ブルーのジャージの上から
医者の武骨な手が
ポンプのように胸を押す
イチ、ニィ、サン ....
おや
朝の電車に 赤いランドセルふたり
姉妹かな,
ホームに残った母親に 手を振っている

柔らかな両手が動く
声にならない 唇の動きと一緒に
よどんだ空気を切りながら
僕 ....
いつものエスカレーター
朝の陽の中、目の前で
細い髪が揺れる
思わず手を伸ばして
触れてしまいそうになる

記憶が輪廻する
九月最初の日
通勤客の人の波
蓮の花のように ....
終わったのだ、
叫べば 誰かが振り返る時代は。
日常の退屈の端境期で
それに気づいた不幸

俺は愚民だ
お題目のように 繰り返す
俺は愚民だ
他人様の 気を引きたくて
 ....
吉岡ペペロさんの御笠川マコトさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月と四畳半- 御笠川マ ...自由詩311-11-12
ジュネのため息- 御笠川マ ...自由詩311-11-4
沈黙するお喋り- 御笠川マ ...自由詩911-10-6
視線- 御笠川マ ...自由詩211-9-11
Crying_Man!- 御笠川マ ...自由詩111-8-30

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