亡霊
TAT












ちかれた、、、






お疲れさんですお先ですって









エンジンひねってブランキー起こして












ジャスコ方向にウィンカー出して
二台ほどやり過ごしてから





























不意にウィンカー逆方向に灯す



























やべーやべー今日は二十日だ
二十日にジャスコなんか行ったらレジ待ちの行列で



















たまったもんじゃない
藤マートにしようそうしよう

































ベンジーがライラックってどんな花か俺に聞いてくる










































知らねぇよ、、


































見た事もねぇ

一本道の県道
片道車線の
道路工事



















よぼよぼの爺様が俺を止めて礼をして














臨時の赤信号と














対抗車達

爺様がんばれ、、、















時給幾らだ?風邪引くなよ、、、、、、、、、、



















ドッドッドッド、、、、、、









て鳴るエンジンの息吹が俺の心音とシンクロして
































いつかの君の顔がフロントガラスに映り込む





























俺は何も救えなかった
何も俺を救えなかった

































藤マートを二周半して










ノルウェーの鯖
ブラジルの鳥
レジにて表示価格より50%オフ!











やべぇ









何も喰いたくねぇって


















衝撃の事実に気付くけれど
























それでもどうにか何か喰え


砂利でも良いから腹に入れろ














カラダ壊したら








元も子もねぇだろ





















実際にぼそぼそとそう呟いて
















何だこいつ?ってB勤のババァに訝られる




















スペクター




























意中のあなたとたとえ一遍だけでもファック出来れば
問題の大部分は解決すると信じていた時分は幸せだった


















眉根を寄せて『逝くんですけど』って囁いたあなたは人外の


















美しき崇高な獣















かつ



















俺はスペクター





















ジェミニの潰れたキカイダー



















イエッサー搭載してないハカイダー





















君んちを踏んじゃった



















エヴァの















パイロット




















THANK YOU MARIO! BUT OUR PRINCESS IS IN ANOTHER CASTLE!




















自由詩 亡霊 Copyright TAT 2010-10-04 01:33:46
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