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不思議の森を歩く

ぼくの世界は既視感でみたされ
ぼくの記憶は整理されてたたずむ

ぼくの未来は予感され
ぼくの狂気はひた隠しにされて

ぼくの愛は調整され
ぼくの調理器は壊れている ....
とても個人的なことが平準化された朝
すごく躾の良い彼女が眠っているので
ぼくも寝たふりをする

不完全だからきみがすきだ

ぼくは地球の微細なトッピングのひとりにすぎなくて

音楽や詩 ....
趣味で生きているんです
死ぬこともできるかもしれないが

くだらなくとも
生きてゆくことが
せいいっぱいの趣味なんです

まだまだ生命活動を続けたいと
こころが言っているようなので
 ....
ぼくたちは知ってゆく
ありのままではいられないのかもしれないと

人生でたったいちど編んでもらったマフラー
誰もほんとうのレストランを知らない

バイク乗りであまり街歩きもしなかったし
 ....
魔法を信じるかい?

魔法使いの弟子になりたかった
どんな魔法のためだって?
それは秘密。。。

ではないのだ。

みんな魔法使いの弟子になりたがる
でもいまの魔法には血が通っていな ....
マスターに会った
仕事帰りの立ち寄った100円ショップ
たまたま見かけて追っ掛けてきてくれたようだ

グリーンのパジェロミニ
助手席にはkさん
マスターと一緒に
お店を切り盛りしてきた
 ....
夢のなか昏い洞窟のしたたり落ちる水滴と
森の朝の露が合成されてぼくらは生まれた

やがて酒場のにぎやかで気怠いピアノの鍵盤を踏んで
自分が誰だか気づきはじめるか忘れ去ってしまうかの
どちらか ....
インスタントラーメンと目玉焼きぐらいしかつくれなかったが
いつしか肉ジャガが美味しくつくれるようになってしまった
かぼちゃの煮物と筑前煮と筍の土佐煮にきんぴら

変化は世の常ではあるが妻と離別 ....
人間はけっこう手間暇かけて生まれてくるものだ
赤子が生まれてくると人間関係は大きく変化する

たとえばあなたと僕がお母さんとお父さんに
父と母はおじいちゃんとおばあちゃんへと
ひとつ ....
つかのまの休日に天使がやってきてしばし話をすると
迷走する天界のことやいま抱えている天使間の軋轢のこと

ほんとうのリベラリズムや偽物のプロパガンダの見分け方や
彼?にもいるらしい兄弟姉妹や縁 ....
新宿2 丁目の深夜4時に手を繋ぎキスをする男性カップルや東洋人や白人の若者達
路地にはビートが溢れ肩を組んでさんざめく不思議な人の塊を見つめている俺

生命は科学 を超えていつまでも謎のままでそ ....
ジムで軽く汗を流した後でも
僕は特別な人にはならない

僕の専門はロックだが
知性に裏打ちされた感性で生きてゆきたいと
思っている

ジョーきみに言いたいんだ
書を捨てて街に出よう
 ....
トッポギ

(突然六本木に行くこと。)
韓国のお餅ではない。

うっちゃり

(うっかりぽっちゃりしてしまうこと。)
相撲の決まり手ではない。

ネット用語はどんどん進化しているよ ....
久しぶりに売れない女流詩人の友人からメールが来る
詩を書き始めて11年目だそうだ
ちなみにぼくはまだ3年目ぐらい

僕の大好きな感覚的詩人
いつか詩集を出したいと言っている猫好きで鬱病持ちの ....
頻繁に人にであうでもない
この生活にあまり不満はないのだ

ベランダの脇の雑草がどう伸びようと
有る意味僕のそとの世界のできごと

疲れている意識もなるべく解消しようと
優しい母や鬼嫁も ....
おなかの小魚はときどき小ちゃな声で鳴くたいせつな奴だ

電子ジャーの独り言を翻訳しながら夜が明ける

痛みっていつも友達だったなこれからもよろしくな

僕の休日は病院に奪われてディスカウン ....
ひとの心は果てしなく彷徨う
距離や時間を超えてゆく

痕跡にすぎないものに捉われ
憶測の触手をあすに伸ばしておののく

ときどき何かを削ぎ落しながら
変わってしまうことをおそれながらも
 ....
たいせつをさがしている
大袈裟でもなく控えすぎず弾力をもつもの

空は低いが僕の中にそれをおしあげる力があるだろうか
誰も風化しない星々も変化しないのではちょっと困るのだ

粘土のように塑 ....
きみが奏でるインプロビゼーション
太陽がさししめすデスティネーション

私はずいぶん整理されたのかもしれない
まるで骨格のように洗われるだけになりたいと

素朴な島人でありたいと心底おもっ ....
よごれた皿を洗うことはたやすくできる
こころを洗うことは容易ではない

精神のよごれが頂点に達して
いつもこわれっっぱなしの回路をさらに脅かす
どこの惑星で治療をうけたらよいのか

基本 ....
右手の痺れがとれない
小指と薬指の感覚がない

いつもの山田先生はひとこと
これは頸椎だから松崎先生のところに行きなさい
まだ午前中で間に合うから
ちゃんと血圧も測ってね

松崎整形外 ....
フリーマーケットにはまさかフリーダムは売ってはいないが
団地の夏祭りのフリマに無職の37歳
嫁に食わしてもらっている松岡君と出店することにした

家に眠っている書籍が主体で
売り上げの半分は ....
遺蹟

奈良の友人の結婚式に列席したついでに
飛鳥の遺跡を畏友のK士と巡る

石舞台
酒船石
猿石
高松塚古墳

でも駅前で立ち寄ったうどん屋の
出汁がしっかりきいて品よくかるく ....
戸棚の奥からでてきた何のものだかわからない古いリモコン
我が家ではときどきあるのだこういうことが
ためしにあちこち押してみる

わずかな振動が空気を震わせて
とつぜん世界が半壊
するわ ....
日々のおおまかな動線や微細な素描に
こころの絵の具の淡彩で色をちらしてほっとする

ビュッフェのようなリトグラフの陰翳の鋭い世界も良いが
ちょっと太陽のぬくもりをもらったような
なにげない淡 ....
心と身体が離れている
その隙間に不安が滑り込む

いちいち手足に呼びかけないと
動作しない人間型ロボットみたいで

いろんなものを詰め込んだ
底の抜けた南京袋

唇から直腸まで
排 ....
てのひらからこぼれるままに
ことばを拾う
忘れていた物の色やかたち
あてはまる隙間のない断片をかかえて歩く
なつかしい風景に返すためにあたためる

星々をめぐる
それは散在する島々のよう ....
はき古した靴を空に放って風を聴く

はだかの馬が雲となって駈ける野に花をさがす

ひかりを混ぜ合わせていろをつくる
まだ名前のないいろを

いつももちあるいている心のスケッチブックに
 ....
月の表面がつるつるであったと信じられていたころ
自作の望遠鏡での観察で月の表面がでこぼこであることを発見した
ガリレオ・ガリレイ

プトレマイオスの天動説はキリスト教神学オフィシャルサイトの既 ....
まだ自転車に乗れなかったころ
ともだちの自転車を借り
田舎の緩い坂道をおそるおそる降りながら
何度も練習していた

不思議なことにあるときすっと自転車が自分のものになる
そんな瞬間を体験し ....
乱太郎さんの梅昆布茶さんおすすめリスト(154)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不思議の森を歩く- 梅昆布茶自由詩1417-10-11
不完全な朝に- 梅昆布茶自由詩817-8-25
趣味で生きているんです- 梅昆布茶自由詩2317-8-9
僕のレストラン- 梅昆布茶自由詩1417-7-20
魔法を信じるかい?パート2- 梅昆布茶自由詩317-6-29
マスターに寄せて- 梅昆布茶自由詩917-6-14
夢の原型- 梅昆布茶自由詩1417-3-11
Love&Peace&Kitchen- 梅昆布茶自由詩23*17-2-27
人間の歌- 梅昆布茶自由詩1316-12-14
天使の訪問- 梅昆布茶自由詩1316-11-16
たちどまった日々- 梅昆布茶自由詩916-10-18
君と話したい- 梅昆布茶自由詩1116-7-5
超人的現代語辞典- 梅昆布茶自由詩916-6-26
愛おしき女たちへ- 梅昆布茶自由詩5+16-6-7
えーと。。- 梅昆布茶自由詩9*16-4-12
とっても素敵な世界へ- 梅昆布茶短歌15*16-3-7
越境- 梅昆布茶自由詩2316-1-8
たいせつの歌- 梅昆布茶自由詩20*15-11-27
いつか失ったものたちへ- 梅昆布茶自由詩18*15-11-3
ちっちゃな宇宙船にのって- 梅昆布茶自由詩1815-9-17
痺れた日々- 梅昆布茶自由詩1515-8-27
フリマの夏- 梅昆布茶自由詩1315-7-24
遺あるいは- 梅昆布茶自由詩1415-7-18
リモートコントロール- 梅昆布茶自由詩2015-6-17
迷子のうた- 梅昆布茶自由詩15*15-4-29
地図- 梅昆布茶自由詩1215-4-22
花を敷く- 梅昆布茶自由詩2015-4-9
- 梅昆布茶自由詩15*15-3-8
ガリレオの星- 梅昆布茶自由詩1615-2-27
自転車に乗って- 梅昆布茶自由詩2215-2-5

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