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私の体は負で出来ていて
虚しさで骨が鳴り、落胆で胃が痛む
心臓はふざけて脈を乱し
脳はネガティブをせっせと製造する工場だ
いっそ、それらをまとめて
ソーラーパネルで発電しようか
そんな ....
ただの一言も発することがない
二月の青空はとても孤独だ
ひとみを綴じた兎が
木の袂でうたた寝をしている
冬は自我をうしない
薄く目を開けて、この青い空を
くちびるをかすかに動かして
....
白と黒の、うっとりと時の踊り場で寛いでいるかのような、冬
雪は未だ、ここに居てもいいのかどうなのか、
わからないでいるように見えたりする、初冬
暗い雪の夜道を歩いてみれば、小首をかしげた四つ足獣 ....
寒さが冬のにおいを連れてやってきていた
葉はそれぞれに、その存在を主張することもなく
いたずらに冬待ちの時間を費やしていた
そしてそれら樹々や草、虫ですらも
冬が来るということを知っていた ....
現フォ投稿は週一のノルマを期していた。が、最近は登山道除草に追われ、且つ勤務仕事の山林仕事で日々困憊し、活字を書く気になれないでいる。詩などを書いてみようとキーボードを打ち始めては見るものの、まった ....
汗が目をつたい
塩辛さが痛い
草は水を失い
根無し草を被っている
ミンミンゼミは狂い鳴き
一日のはじまりから終わりまで
命の終末まで生を主張する
夏は終わろうとしていた
....
記憶の旅をすることがある
降り立った駅では君はまだ幼くて
ディズニーランドで迷いかけて
私を見つけて半泣きしていた
おとうさんと呼ばれた時代があった
記憶は珠玉でいたましい
せつなく傷 ....
詩が書きたいのに書けないという病に陥ることがある。しかし、締め切りがあるわけでもなく、誰も私の詩を待っていてくれる者など居ないし、金銭的価値もないだろう。
私にとって詩とは何だったのか、と考える ....
雪は身じろぎもせず降っていた
無人駅のホームはすでに雪で埋め尽くされ
その明るさはほんのりと
ともし火のように浮かんでいた
ストーブを消し、鍵を閉める
無人駅の除雪番からの帰りしな
積 ....
雪が降ると、地元建設会社の除雪車が朝の三時ころから家の近くを通る。それとともに覚醒し、トイレに立ちインスタントコーヒーを飲む。用を足し、四時半には身なりを整え表に出る。
昔から、家の前の雪を払う ....
失われつつある夏の日差しをむさぼるように
虫はうるさく徘徊し最後の狂いに没頭する
夏の影は次第にゆがみながら背骨を伸ばし
次の季節の形を決めてゆく
夏、それは誰もが少年であり、少女であった ....
昨日。朝からの雨と風で、もしかしたら最後の勤務は営業休止になるのかもしれない。と、スキー場勤務最終日を期待したが、営業休止の連絡の電話は鳴らず、今シーズン最後の道の駅で時間をつぶすことにした。三月に ....
貴方の声が
虫のように耳もとにささやき
私の皮膚を穿孔して
血管の中に染み込むと
私の血流はさざめき
体の奥に蝋燭を灯すのです
貴方のだらしのない頬杖も
まとわりつく体臭も
すべてが私 ....
君がまだ小さい頃
仕事が一段落すると
すこし秋めいた アスファルトを歩いたっけ
まだ うまく喋れない君の
小さな手を引きながら
やっと歩くことのできる君にあわせ
二人で歩いていた
あたり ....
atsuchan69さんの山人さんおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
遊び疲れた曇天の朝
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山人
自由詩
4
24-4-20
誕生日
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山人
自由詩
12*
24-2-20
冬の時計
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山人
自由詩
12*
23-12-19
冬の匂い(捨てられた林道で)
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山人
自由詩
6*
23-11-13
十六年ぶりに包丁を買う__冬待ち_二作品
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山人
散文(批評 ...
9*
23-9-14
晩夏
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山人
自由詩
12*
23-8-16
記憶の宝物
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山人
自由詩
8*
22-4-28
詩はどこにあるのだろうか
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山人
散文(批評 ...
6*
22-3-29
ともし火のような無人駅をあとにして
-
山人
自由詩
15*
22-2-5
雪国
-
山人
散文(批評 ...
3*
22-1-23
晩夏
-
山人
自由詩
10*
21-8-25
今日からは道の駅には寄らない
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山人
散文(批評 ...
7*
21-3-15
あな_二篇
-
山人
自由詩
16*
16-8-13
エノコログサの思い出
-
山人
自由詩
17*
11-9-22
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