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名前を殺した銀の縫い針で純粋で平和な星の生き物の残響などを弾く、その余光。しめやかな案内を聞いて、近くに住んでいて紙ナプキンに重力の連絡先をスケッチしました。ただ、いまにあるのだろうかとふと、異質 ....  
どうでもいい休日の朝に 海沿いの道をニケツする。まるで知恵の輪みたいな潮風より 確かな 夢の記憶に穴が空いた。貰い受けた原付きで。代わり映えのない真っ直ぐな道を、どこまでも どこまでもみえなくな ....
できるだけ川の流れも春を迎えた、問題は何も書かれていない湿度の、花の高低差をなくすよう推測する、そのほつれぐあい。硝子球ごしの芝生に着地する夢を生涯見る

白く染め抜いた便箋はおだやかな午後の遺物 ....
溶けていると感じられる温さ、毒を吸わされた展は、
そのものを刈り取る 氷上の青いタブーにある。
赤黒く汚れた鋸も。遠くのむらでは汚れなくキレイで、
きっと老いた姿で談笑している賑わいに過ぎない。 ....
町並みの軸は摩耗する
その浅瀬の透明な温い水は塩辛いものだ
ジグザクのうそを指折り数える
見知らぬ場所であれ不自由な語尾にのせる
小骨のかたちを定めるように游ぐばあい

仕切られた裏を愛し ....
春は庭じゅうに手をかける 暗い色の遅咲木ノ花に
そこにつくには、どこか、腥い憐憫を徹すような
頭が痛い 水臭い話 たぶん腐った果実酒のせいだ

いつか意図と玻璃を踏む
また奥から手前にかけて ....
花言葉は骨董品の、
作者不明の〝まだき〟にあるらしく
水平線のたまり場で
流行らないアドリブを繰り返す


やさしさレモンシトロンと
素材の文庫本をひらいた

『またね、けなげな ....
うつろ灰色の翳に高尚なまん月がまろびでる
象牙すすけた草原のときは、まだまだ みちなかば
いっそう留めた錯覚を立ちのぼらせつつ嫌がりました

ふとあなたは、という穏やかさだけで
ただ顔を曇ら ....
一途な飛礫の成分を助け起こせば
奇跡を待つかたちをして あれば

例えばつぶらな、寝返りをうつ
古いビー玉と馴染んでいくのか

楽譜は反転した点描で出来るなら
よりそうように、あらためて ....
どこか かげかたちは
ケダモノのハアトだけを食べ残し

{ルビThe Pools=ラス・ポサス}の庭園を千鳥は征くのだわ
夜が終わる前に 像を結んでいく
熱に浮なされて {ルビ宙=そら}と{ ....
真空管ラジオからAnotherが閲すること
ちょっとだけ鏡面を撫で、茶化しただけ
濁しただけのCeremonyを厳として崩していく

はて、シコリの時差はソトズラの淡青に陽気
戸惑いの笑みよ ....
 呱呱のそこ何処 かしこに、嵐そのもの垂る虹硝子の胸 かざり 抱懐 あとのまつりとなり、切り取られた影のわけ、梟をまなうらを担った。
 軽くなった躯 皓い、{ルビ露=アラワ}、{ルビ暈=ボ}け{ルビ ....
観客が立ち上がると
わたしは魚になりそこねて
また化粧室の蛍のよう浅い渚の飴玉、
ハミングしたんだ、追いかけるように

誰かのかわりになって
担って、産まれていった
無音のクラッカーは香 ....
ただホノオばかりが焚き付けられた工房で光芒のもと        
     たしかタブは『種よ、もがく。』

          すいぶん
         たんぱくしつ
          ....
小さな鏡に星空を映し過ごそう
アカやキイロやミドリや、やみなども考えて
あまだれをすこし、口に含ませて 一日中

節々と軋み、渇いた喉、潤すかのように近寄せ、
銅版画の域は足溜まり。どこやら ....
重心と境界の結び目の死角に戻ると
視界の陰に連筆があるかのように
風もおきない陽に、ただただ温められる背に

絵模様の眩しさ、美しく飾られた香りも血煙の泡となり
かわいたのどを潤すには、ぬめ ....
積荷を遊ばせる、持ち替えて加える
空瓶を重く押し付ける 雑だな

存在する無箔ごころ
とりとめもないここは
降りやまぬところで
曲りくねらせた途にあり

そっとみつめたい
淀んだ天体 ....
いつか小指ほどの白蛇を飼っていた、カゲロウが
とぐろを巻いたもの 口吻を繰り返し、もうずいぶん
月燈の楽団から{ルビ暈=カサ}なり、さぞや張り詰める
うつくしいよにあれば、これはぬくもりと崩れて ....
                    大海を眺める男女が つつがなく
                  {ルビ史環=シワ}に さすらいまどう しゅんかん
      あなたのテンには鏡、草原に ....
だれもが見ている死 
テラリウムに溺れてしまった花
金色の蝶蝶と迷露
虹色の貝殻は空間の{ルビ郷愁=いえ}

てのひらは きらきら、立ち止まり
素朴ひとみも うだがれる
そぉとした お ....
減らず口を残らず
てのひらで見送るよう 
ちっとも
塡める。想像の先。灰の
色 涼しくもない

さきっぽに もうすぐに
うまれては、きえるもの

なにも腐った頭がちょっとも
まわ ....
寄せ集めの豊穣を辞退する
予定時刻/予後不良だ


   (ことだけではないと)
 
あなたは 待ち続けている
 ホームで、
 さみしげな空を見上げており
  巻いたものを
  ....
彩度の脆い加速度も迷化した域をしらじらしく酸い
手摺りされたエンジェルラダー
薔薇色の秘石箱。滲みてるのか。気韻にあおりつける
境を奥に、背にしても砕く。くものうえ
骸骨も、拝む、光彩 イバラ ....
               何重にもある足を腕で抱える

                      子守唄だろう、
                 すっかり とおくなった

      ....
    探し続けている。きみは どこの骨か
    お菓子ひとつも もっていない
      (沢山しまった命は永遠ですよ、と。)
  ことあるごとに うようよとした、毛虫は
      迷信 ....
港の全景は墨色に陽経つ
  滴  
    /その視線を誂えた案は圧縮された生活に渇き

              礼であり言葉にならない
       青褪めた外には同情の余地も吹きだま ....
日陰の子雀が舞い上がるまでのあいま、口噤む

  能面はこんなふうにして翌日の時期を衝動的に開け閉て、
  また俯向いた庇を置き、南の空へ。
  複数の胸の、ギヤマンのことに死ぬほどの霹靂をほ ....
弧を描いて塞ぐ 白地に光を無駄に注ぎ褪せるまで


 新天地から口移しで呂律を絡ませ捌いている。なにも
 なにもかも、嘘つきだから あやとりしながら手拍子して
 作為的な二枚舌で覆いかぶせる ....
はじめはちきれた 陰鬱な雲が、むかしのかたちを削ぎ
とおりと指差し 有り金を投げる仕草を、追う
シジマまでの氾濫が、ヤケアトに戻っていく

{ルビ懐=ナツ}を咏む。これを、
「煌めきごと 殺 ....
齢の股から屍の如く
白腕がごっそり生えてきたサンダルウッドの景勝が見事であって
知性の乏しい殻と、勿体ぶって、豪壮の槍を
/線香花火の恵慈に突き立てる
『横暴よ。』
確してみれば、稀有にぞん ....
atsuchan69さんのあらいさんおすすめリスト(30)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星廻り沈没船- あらい自由詩3*24-5-6
paper_tunes- あらい自由詩3*24-5-1
feather_plain- あらい自由詩124-4-25
ただ_夜が_明けると_なき、わらうことで- あらい自由詩224-4-17
花曇- あらい自由詩224-4-2
こうかいにっき。- あらい自由詩224-3-21
晴曇- あらい自由詩624-2-20
それのほか_みちはない- あらい自由詩424-2-19
よりそうように、あらためて_- あらい自由詩224-2-17
Gestalt- あらい自由詩2+24-2-1
いくはて_雨露の飾り- あらい自由詩124-1-18
たとえ曇天星邱- あらい自由詩124-1-16
A/wa_- あらい自由詩324-1-9
種よ、もがく。- あらい自由詩224-1-8
酔生夢死- あらい自由詩124-1-6
回帰するときに- あらい自由詩124-1-2
SEA.- あらい自由詩423-12-29
あんた、だらしない口_してる- あらい自由詩223-12-23
げんざいちてん。- あらい自由詩323-12-22
みでぃあむ・ぶるぅ- あらい自由詩223-12-21
さきっぽに_もうすぐに- あらい自由詩423-12-15
パラダイムシフト- あらい自由詩223-12-14
影と実体- あらい自由詩123-12-12
海螺珠の心臓- あらい自由詩123-11-24
みづしらずのはな- あらい自由詩123-11-18
くちからしたむ- あらい自由詩123-11-16
少焉_- あらい自由詩223-10-27
みたされたすべてが真直ぐだった____- あらい自由詩223-10-26
可惜夜- あらい自由詩223-10-14
うぞめき、ろまん。- あらい自由詩423-5-6

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