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ひとつ てのひらに
かすかな ひかりを
のせて
ただ それだけを
のせて
ひびの あゆみ
ゆるやかに
あおい そらに
くも しろく
しずまる ばかりの
みなもに
....
誰かが
ここに 置いていった
ひとつの
いびつな石
それが
ただの私です
いしょうけんめいな
毎日なのに
ただ 坂道を
かわいた音たてて
ころがっているばかりで
ただの私 ....
かなしみに しずんだ
せいかつ なので
どうしても
いのちが ひとつ
たりなく おもえるので
こねこを もらってきました
かなしみにも
どこかに
あたたかさは あって
あたたかな ....
こころは
変わってゆく身体から
出来ているので
たとえば
川の流れから
聞こえる音と
変わらないものです
たとえば
空にあふれている光と
同じようなものです
たと ....
とてもまじめに
ないこと と
たいけつしています
わたしなりに
いっぽもひかない
かまえです
でも
ないこと は
とてもみじめに
あわれっぽくて
なぐったり
ののしったり ....
こわれてしまったものがある
いつまでも続く夕暮れの中で
何も変わっていないのに
こわれてしまったものがある
見えるものは何も変わっていない
やっていることも 何も変わって ....
アタマいたくなるまで
酒飲んでも
なーんも変わらねえ
それで 酒やめて
なんか変わるかというと
なんのことはない
結局 なーんも変わらねえ
だから
なんにも変わらなくていい ....
くらい でんとうの
よぎしゃに のって
いまも
おまえが
そらを
のぼって ゆく
おおきな ほしの
そらに
たちのぼる
たばこの
けむり
真理
ない
真理
ひとも
わたしも
たまたまの
ここに
ない
真理
それが
真理
もうすぐ
ちから
ぬいて
....
ひとは ひとである
ひとは ひとで あるので
ほかの ひとのことは
わからない
ひとから かえることは
できない
どこへ どうやって
かえるのか
わから ....