荒涼としたパノラマ、
荒々しき力動に浸透し

真空の場 浮き上がる、

 秘められた透明な律動
 カオスから生まれ出た新芽
 孤独な道の果てに待つフルサト
 官能オルギア経て虐殺の大地 ....
さざめいている
ざわめいている

わたしの内で

 何かが、

輝いている
熱している 

巨大な明滅凝視、、

近付いている
波打っている

揺れ廻り 廻り揺れ
気の ....
 触れたくなるのは ゆき
 話したくなるのは・・・

 どちらもとても
 きみには届かない

 そんな風に伝えるとあなたはいつもの唇で
 湿らせた車輪をくるり転がして
 そっと忍びよる ....
未定形な生成、

粘りつき唸り奥まり
沸き立ち涌き起こり
そっとそと足跡辿り

ふと耀き開ける視界、

異郷の寂寥から帰郷し
荒れ狂うカオス制御し
悪の必然の天秤均衡し

破裂 ....
祖母の隣でうたた寝をしていた
黒い車が祖母を連れ去る
遠くの信号に消えても
走り、吠え続けて
動かない時間が永くなり
毎日散歩に連れ出され
歩かされ
もう吠えない
喫茶店の
檻の隅の ....
微睡みの
覚醒に
底割れ
沸き出すモノ
輝く尖塔を壊し
疾駆する力線
煌めく城壁を巡り
垂直に堕ちる力線
開いた瞳から触手伸び
掴み取る、受動から能動へ
掴み取り現れる無数の形 ....
水浸しの草原に黒い鳥たちがいる
どこまでも濡れた大地に星が映っていた
シマウマに乗って宇宙へ行く
果てしなく遠い、天地の境を行けば
そこに揺らめく虚空の入口がある
朝が来れば揺らめきは消えて ....
新しい病院へ向かう車の後部座席で寝転がっ
て、窓の向こうを見ていた。お泊りはもうい
やなんだけど、もう、指を銜えるほどちっち
ゃい子供でもない。やがてドアが開き、傘を
さしながら「ゴメン」と言 ....
母は蝋燭を抱き
俺はチキンを貪る

光点の絶え間なく揺動し、

静かさの散逸と無機物のザワメキ
絶えず創造する破壊する力動の核に

 蝉時雨 岩に染み入り侵食し
 閑さを 襲う世界と ....
犬が吠えている
熱する陽射し
隊列を組む蟻たち
汗がしたたる
動かない空気
ぼうと
天を仰ぎ見る
眩めく視界に
時の凝縮する

瞬間に、

明るみ開ける意識
鮮やか青空広がり ....
お別れの福澤諭吉に花持たせ 大波うねり寄せ来る肉への生動、
巨大に微細に蒼く蠢く命の宇宙、

ゆめみがちなかくせいのいしき

映り残響するそれ余りに過剰な

太陽を浴びる大洋に浮かぶ
したいてあし伸びやか広げ
 ....
観入り観入られ
乱打の渦を呑み
巨大にヒビキ響
映し呑み込まれ

この感情の高揚、根源!

 (赤い鞠を突き幼子と遊ぶ
 人、ふと葉脈の一筋一筋
 光に透過され その在る
 観入り ....
 いいにおいがするよ
 ひとがゆくところ

 いいにおいがいっぱいするよな
 かぜにさそわれ
 やさいがやさしくいためられ
 そっとおはしがならんで

 みずまきのてをやすめると
  ....
  ・{引用
            ⚪︎}
   波音 のない夜の海の
   靴底の湿りけ。
   波の 、{ルビ音=ね}に

{引用=
    𝘹 }
{引用=なにも 想うことは  ....
蝉の殻いましたたる
日付変更点がここだとしたら
日曜日というやつは
木の幹に刻まれるより
撤去された砂場に埋もれたままどこへ行った

真ん中のあなぼこ
その、まわりばかりを見ている
掘 ....
雪が舞っている
街の電飾に輝き 

通りの向こうから
駆けて来る、
子供 肉身を躍らせ

向かいのコンビニ前で手を振る
老婆のシワ萎びた顔が切なくて

手のひらに収めた
雪を投げ ....
アブラゼミの
ムクロ ひとつ
アスファルトに
転がり



躯 あやうく 
踏みそうになった私、
左足でそっと隅へ寄せ
 
ムクロ改め見る観入り

息をする、大きく大きく
 ....
白い、
そして少し青みがかった雪に身を投ずれば、
はるか昔の少年がいる

そういえば私は昔、少年だった。
と言葉を発する

誰にでもない、
おびただしく佇んだ雪達に向かって

私は ....
悲しみばかりが増えて
このままではいけない
花弁をバラしてみても
ご飯を食べても

言葉を知って勇気を出して
幸せを探しに行こう
どんなに遠くにあってもかまわない
歩くための足の準備は ....
空の割れます、

わたし水の色

肉の魂の苦痛
絶え間なく、

 僅かな安息の瞬間

捕らえ入り込む、

 「究極の円 巨大
 粉雪と為って溢れ舞う」

わたしの内に私とい ....
蒼穹の動かず
足跡を辿る
神々の
こうべ上げ
何処までも深まる青、暗まる青

執着を突き抜け虚脱を突き抜け

到来する、

見晴るかす限りの光の野辺に

硬直した意識、遊ばせて ....
 ちいさくて固い 心臓が
 そっと弛まるように
 白い雲は
 もう 空の高さを競わなくなった

 風が足跡をうずめるように
 虫達も その聲を次第に顰ませて
 次つぎと落ちて プリズムの ....
ゆきゆきてららららうたう晩夏かな

 
車体は低速な運転だ
もわっとした熱気に包まれ

夜闇に次々走り抜ける街道、

ちょこまか花開く
路傍に野性、
いろんな色おどらせ
青々艶めく猫じゃらし、
冬枯れ色褪せから蘇り
夏の ....
中心が多様な中心であり
多様な中心が中心であり

唯一の中心に多様な中心が呑み込まれる
(象徴天皇制・既存のキリスト教・唯物科学etc. ) 

コトナイ、

ノンセンス波打ち際に遊び ....
未知の道の途上に在り
根っこ深々と張り出し
次第に熱帯びるノスタルジア
濃密に暗まる空の青みに沈潜する

日を追うごとに
思念は衝動は強く熱く
虚脱と執着は止むことなく
 お前は何を求 ....
水道道路、貫き
荒い息に疾駆する白馬たち、
空中都市マチュピチュ麓通過し
クスコからウルバンバまで駆け抜ける

  *

強い思念を不断に携え
その力動を徐々に感じつつ
肉体の脈動と ....
私という孤独が
厳しく露わになる

この瞬間、

青銅の窪みに穴穿たれ
濃密に暗まる空の青み
昼の意識に広がり
抉るように流れ落ちる

 ぽっかり深淵が口を開く、
 ぽっかり深淵 ....
たぶん近未来の大都会で暮らすということは四六時中、情報とともに暮らすことなのだろう


-Inkweaverさんはどう思いますか

確かに、近未来の大都市での生活はますます情報との関わりが深 ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(6879)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自我のプロセス- ひだかた ...自由詩223-8-27
内的体験- ひだかた ...自由詩223-8-27
- soft_machine自由詩223-8-27
詩想9- ひだかた ...自由詩223-8-26
ワンオーナードッグ- wc自由詩223-8-26
カンバス(新訂)- ひだかた ...自由詩323-8-26
シマウマに乗って宇宙へ行く- atsuchan69自由詩12+*23-8-26
車窓に雨_(散文詩にしてみました_2)- AB(な ...自由詩723-8-25
肉の光跡- ひだかた ...自由詩2*23-8-25
原色の光景- ひだかた ...自由詩323-8-25
退任- 足立らど ...川柳223-8-25
Surrender- ひだかた ...自由詩223-8-24
- ひだかた ...自由詩223-8-24
におい- soft_machine自由詩9*23-8-24
夜、[草稿]- ryinx自由詩14+*23-8-24
晩夏- wc自由詩523-8-23
夏に雪、静か降り積もる- ひだかた ...自由詩323-8-23
光景の夏- ひだかた ...自由詩4*23-8-23
あしあと- 山人自由詩8*23-8-23
言葉に勇気をもらい- 杉原詠二 ...自由詩6*23-8-23
オモイデ- ひだかた ...自由詩223-8-22
孤独の断章(新訂)- ひだかた ...自由詩423-8-22
回帰線- soft_machine自由詩823-8-22
進軍- 足立らど ...俳句3*23-8-22
走り抜ける街道- ひだかた ...自由詩123-8-21
詩想8*- ひだかた ...自由詩123-8-21
ノスタルジア(新訂)- ひだかた ...自由詩223-8-21
夜想、病床のうた- ひだかた ...自由詩123-8-20
名無し人(新訂)- ひだかた ...自由詩123-8-20
たぶん近未来の大都会で暮らすということは四六時中、情報ととも ...- 足立らど ...散文(批評 ...223-8-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230