青銅の天空に
白雲の流れ 、
刻まれゆく時に
はしゃぐ子供、
夏の庭先に成人し
昂揚する自尊、
萎縮する帰依、
銀輪の放つ光彩眩しく
罅割れゆく青銅の天空
裏 ....
夜をすぎて混ざりあった
イエローとピンク、
パステルカラーの朝が
たなびく空に滲む
満ちた潮の香りと
膨らんだワンピース
裸足になったキミは、ひとり
貝殻の残骸を数える
砂浜 ....
5時30分に起床
アイス珈琲を飲みながらグールドによるバッハのゴールドベルクを聴く
*
7時30分朝食を採る
納豆たまごかけごはん、残り物のチャーシュー、水茄子の ....
なみだ、
ぽろぽろと剥がれ落ちてゆく、
頑ななウロコの溶解、
あつい塩水が、
頬をつたうたび、
こころは、
飾らない、
まっさらな素裸になる、
なみだ、
かけがえのない、
....
納豆たまごかけごはん
自家製チャーシュー
丸ごとトマト
きゅうりの浅漬け
チョコレートアイス
渓に静と動あり
静は岩
動は水
森はそよぎ
小鳥がさえずる
未知なるヒビキの
内中から受け取るもの
確かなものと鳴り為ると
たとえ堤防が決壊してもね 、
真白き街並みずんずんと
ずっとずっと広がり在って
打ち上げ花火散々見尽くしたら
もう ....
明日の天気は午後から大雨の予報
明後日は1日上天気だという
日曜日は釣り人が押し寄せて釣りにならない
渓谷の王や女王に臨むのは来週になる
ただぼくは仕掛けを作るのみ
....
人生のときを重ねて意味するは詩に詰め込んだ無力のあぶら か
これほど繊細で美しい釣り竿は無い
先端径は1mmを切っている
細くて見えない糸で
これで30cm以上の渓魚を釣るのだ
30本に上る竿たちは
袋に納めるとどれがどれだか解らなくなっている
仕 ....
文字通り{ルビ酒盗=しゅとう}というものは酒を盗む
土佐の山之内容堂公が名付けたといわれる
カツオのハラワタを塩辛にしたものだ
ちっとも生臭くなくて香ばしい
メーカーによってはとても塩辛くて食 ....
広やかに奥ゆき在る
聖堂に雨降り注ぎ
無数の漆黒の虫たち
動き廻りやがる
疑惑は未だ晴れてない、
俺は我欲捨て切れない、
深い森陰の下草の
緑の間借り人として
深淵を臨む
絶 ....
とおりみちデス通路です、
色んなもの湧出する
永劫なる普遍光の海から
あらあらぽわっぽんぽん
現れ来るもの表すのはこの私
神々しきもの
私を見入り
私の胸の内 ....
7 いいいいいいいいいいい!
8 いいいいーーーーー
9 いいいいいーーーーー!
10 い
11 い
12 あぁ
13 うぇあ!
14 ぎゅぇあ
15 ぎゅえあ
18
1 ....
明日は梅雨の中休み
曇りのち晴れだという
渓谷の奥深く入り
源流の王イワナを狙う
バッハの無伴奏チェロを聴きながら
感覚の奥に横たう
もう一つの次元 、
死のリアル
しっかり意識保ち
見つめ入る瞬間、
ぽかぁんと浮かび
取り囲む無数の眼
何時かの記憶の如く
深淵を一息に超え来て
....
想い出と予感、
熱く沸き立ち
郷愁と憧憬、
いつしか合一し
一つの宮居を為すと
オリーブの王冠被りて
物質と非物質の狭間に輝き 、
水に浸かり今に立ち上がる子 迎え入れる。
花を見つめて、いたら
グロい気がした
幻覚が、花を、大きくしたり
小さく、したりして
いつの日かの誰かが
あなたを、支配すると、嘆いてた
でも、僕は、僕が誰だか分からず
それは脳 ....
陰裏から
迫り来るもの
抉り広がる音塊の響き
余りに練り込むものだから、
肉のタマシイの行き場失くし
自らを観る今、思考思惟というチカラ
頭の周りをまわるまわるよ 、くる く ....
ゆっくり暮れゆく
この一日に
さざめき残響する
アナタという相貌、
一つのステーション、
きっと肝心なこと、
幼き空白の日々に
真白き静かさ記憶の手前、
行為され行為したこと ....
あー、なにも変わらない、ボロの部屋
ゴミ袋の中の昨日と分別中の今日
そして明日も良い天気かな 少し不安
とりあえず、納豆&卵かけゴハンを食べる
おそるおそる粘つく息をして 咳き込む
叫 ....
{引用=
日々のいたみを忘れるように
ときおり視野の淵をはしる線
四季の陰影をかなでる奏者
モノクロームで、ことたりる
もう
彼方からの
....
メーカー希望価格の最高級ラインが2,500円
大手釣具ショップで2,200円くらい
それがネットでは1,400円から3,400円で売っている
釣り針も大手釣具ショップで16個入りで200円くらい ....
いかにもやはらかな
おくるみに包まれ
眠る赤子の真白き静かさ
もう逢わないわ
そう言う女の声音
記憶に深く刻まれた声、
相手を温たかく包み込む
少し低めのトーン帯び
も ....
降らないと思って降る雨よりも
降ると思って降らない雨のほうがいいにきまってる
It don't come ea ....
{ルビ渓=たに}と渓が合流する遠い澱みには
銀鱗の女王が潜んでいると釣人たちはいう
普通のロッドと仕掛けでは逃してしまう
いよいよ本流竿の出番がやってきた
7mで250gの本流ロッドは軽くしな ....
すっこぬけ
すこんと抜けいく
終わりに近付き
意識しながら
崖っぷちで
気力養い
勇気蓄え
落ち着き払い
ほら一段、
すとんと落ち
落ちてみれば
あれこれ現に
或るもの在る ....
月が欠けてゆく
今宵は更待月
琥珀の水を傾け
夜は更けゆく
明日を占う指先が震える
ぽかぁんと穴あいてる漆黒に
漆黒背景に賑やか盛んに踊り
濁り黄の満月どろんと浮かび来た
今年初の熱帯夜に感じ想い浮かぶ
死の境界 、
ぷかぷかしてたい今宵の意志に
なつかしい 、
未来から
そよそよそよぎ
微か確かに遣って来る
いしかつな 、自我の時流 なつかしい
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