青空に
白雲湧いて
僕は虚脱
外界は余りにも眩しく
チューリップが無数咲く
庭園を通ってイートインへ

コンビニの旗が揺れている

人々が通り過ぎていく

僕は苦いコーヒーを飲む ....
好きなのはどっち?

どっちもなんて
許さないから !


そんな意地悪な質問を
ニタニタ笑いながら
きいてくる

君と一緒のミステリ―談義

クリスティは
ホームズが嫌いだ ....
さよならと手を振るあなたと花筏 世にも奇妙な花というのが、
かつて俺の頭の中に咲いていた
血を吸う花で、
ふだんは俺の血を吸っている
それでも餃子を食べたりすると、
果たしてこの花は、
いきなり暴れて頭が痛くなる
そ ....
ここにいるから
ここにいられない
そこにいるから
そこにいられない

(どういう意味だろうか)

単純な話だ
いつもかならず
先回りしてる

(なんのこと?)

さあ
胸に ....
<ある夜に>
安らぎとは無関係な温かい鎖が静止の糸を引く
生煮えの記憶が歌いずるずる亀裂が揺れる
左耳から右耳へ爆音が通り闇は大きく息を吐く

<鳩が一羽>
鳩が四 ....
鮮やかな轍を残しつつ
決して姿を現さぬもの
いつかの時を夢見ては
永遠にさらに逃れゆく

底に沈んだ泥団を
清められた手で掬い上げ
透過する心の底
遥か彼方の源頭に
耳鳴り繁く接続す ....
有り無しはどこでもドアのことではなくて開いた先の良し悪しに 昔、17の頃
漢検2級を取ったことがある
余命わずかの父は
送られてきた賞状を
額に入れ壁に飾った

ぼくはすこし嫌な気がしたけど
今そのことがふと思い出され
父の心がスっと入ってきた ....
ある夜
夢の中では
母親の首をしめている自分がいたんだ

思い切り
力の限りしめたんだ
そしたら
母親が必死に抵抗して来て
その顔は苦悶に歪むんだよ

だから
俺は母親の首の骨か ....
ヘッセら何をしても見えない壁に阻まれているのだから、なのと、ひとり呟きながら果てのない自慰を繰り返しているカールゥとエリアン。 壁の隙間ではベッドに凭れ掛かり、初老のアラン夫妻がお祈りをすませ床に .... 足下の散り切った花弁は
少しずつ汚れていく

達観した振りして
本当は泣きたくなるほど淋しい

何年こうしてきたのだろう
何年こうしていくのだろう

(ヒヨドリの発狂)

本 ....
闇夜に
突き刺さる
サイレン

神々は未だ
現れず
嘔吐感だけ
せりあがる

千の眼が
砕け
残骸を咀嚼する
音が鳴り響いて
何かが流れ出て
わたしが生まれ
太古のヒカリ
眠りの底から
力を貰い
未来のヒカリ
わたしから流れ出る

捧げられ 捧げる 全ては一途な捧げもの
殺したい
ゴキブリだからなんの問題もない同じ日常の中で
カセットコンロで鍋を食べようとした

何かたらない
何かたらない

ビールが食卓にのってないんだよ!
あっ違った
俺は何年も前 ....
透き通る鎖骨が

敷きつめられた校庭に

夢は散りつつも

サクラ満開。


もう

ジャングルジムさえ

帰りたくは無い。


縄跳びの赤いスカートの女の子
 ....
万華鏡
 

相対的に、身体の機能が低下しつつAI脳に成りつつある僕らは固くなりつつある

ことを知っている観測者目線は
背中を誰かにみられていると意識している

諸君‼️新型コロナウ ....
連れてきて5年は経つだろうか
当初から敷き詰めた砂を蹴散らしては小さな魚を追い廻す
我が物顔で水槽の中を暴れ廻っていたおまえも
わたしの姿を見つけてはじっと動かなくなる
大きく成長するのも ....
それは
外側へ行けば行くほど新しくなり
中心へ向かうほど古くなる
外側に近い方が今だとしたら
中心点が原初となる

一番外側から
中心点を見ている誰かがいる
その者は
手に何を持って ....
うつらうつらする
この午後に
鳥は囀ずり
地は照り映え
私の憂鬱と倦怠は
一吹き風に溶けていく

)なんて優しい午後だろう
)遊ぶ子供の声が窓辺から
)うっとりゆっくり流れ込む
) ....
「水の気持ち」

とてもよわい
なんにもできない
雨にザーザーふられ
なんども
なんども
うなだれるしかない
雨があがったら
ころころと珠のような
らくるい
土は
ほほえみ  ....
レベル5
滞在時間は30分以内
館内閲覧は禁止
貸出のみ可

図書館員をつかまえ
いつも知識をひけらかす
白髪の男の姿もない

紙の城はいつになく平和というわけだ

薄暗い森のよ ....
硬い言葉より柔らかい言葉を掘りたい
怖い言葉より優しい言葉と握手したい

たった今昨日を片付けてきたところだ
荘厳に鳴り響く十二の鐘が埋葬する
そして何気なく今日となった明日に袖を通す

 ....
五本の石柱がたっていた
ねっとりとしたモスグリーンの水に浸され

洪水の街を泳ぐ人達
徘徊していた裸の老女は何処へ行ったのだろう?

目覚めて闇が迫って来る
自分という感覚が死んでいく
 ....
坂道に
水の流れ
大量に 
夜の透明
車は行き交い
飛び込んでいく
人、人、人

君はスマホの
中に居て
綺麗な声で
歌っている
聴いたことのない
異国の歌を
夢見心地で
 ....
張り詰めた糸が
プチんと切れるみたいに
世界が落っこちた
落っこちた世界は
通りがかりの犬に食われてしまった
あぜん
ぼーぜん
ぼんやりしていると
小人がゾロゾロとやって来て
もう一 ....

過去は戻らない
記憶を終の住まいとする
過去は消えない
静寂と闇に同化して忍び寄る
それはまるで不治の病であるかのように
後悔と苦痛を与え続けるためのかのように


柳は優しい ....
たおやかな
緑の群れ
揺れて
踊る影は
光の万華鏡
私は静かに傾いて
遠くの森のザワメキを聴く
無音の夜
椅子を引くと
机の下から
白い骨壺の
カタカタと鳴る

「寂しいのか」と尋ねると

鳴る音、一際激しく
なり
無音の夜
ますます深く広がる

と、

足許でカタ ....
とある大型書店にふらっと立ち寄ると
中古レコードのセールが行われていた

 …ArethaFranklin…
  …ChakaKhan CurtisMayfield…
   …Dia ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(4100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
移ろい- ひだかた ...自由詩521-4-12
ホームズ_VS_ポワロ- st自由詩421-4-12
花筏- 足立らど ...俳句221-4-12
世にも奇妙な花- atsuchan69自由詩2*21-4-12
なぞなぞ- 道草次郎自由詩5*21-4-11
即席詩の集い- 宣井龍人自由詩6*21-4-11
思考体- ひだかた ...自由詩621-4-11
春風に乗って(一行詩)- 足立らど ...自由詩221-4-11
漢検2級を取ったことがある- 道草次郎自由詩11*21-4-11
何か欲しいんだ_何かしたいんだ- こたきひ ...自由詩321-4-11
クウォーク&ラン- アラガイ ...自由詩4*21-4-11
葉桜- TwoRivers自由詩5*21-4-10
サイレン- ひだかた ...自由詩321-4-10
捧げもの- ひだかた ...自由詩321-4-10
ゴキブリ- こたきひ ...自由詩421-4-10
春風うらら- 道草次郎自由詩421-4-10
万華鏡- 足立らど ...自由詩321-4-10
眼場馬の流木- アラガイ ...自由詩10*21-4-10
世界樹を輪切りにして天文学を発展させる- 道草次郎自由詩221-4-9
一吹き風に- ひだかた ...自由詩521-4-9
未詩集2- 道草次郎自由詩521-4-9
県立図書館は水を打ったように静まり返り- 道草次郎自由詩621-4-9
イメージの散らばり- 宣井龍人自由詩11*21-4-8
夢魔- ひだかた ...自由詩421-4-8
水色の街(改訂)- ひだかた ...自由詩721-4-7
糸が切れた話- 道草次郎自由詩9*21-4-7
いくつかの即席詩- 宣井龍人自由詩4*21-4-7
緑のスケッチ- ひだかた ...自由詩521-4-6
無音の夜- ひだかた ...自由詩821-4-6
中古レコードセール(になぎら健壱を見た- 津煙保存自由詩4*21-4-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137