森影繁く深い暗まりに
踊る人影の在りて

〉迎える意識〈

静かさに尚より一層
明るく輝き私を映し出す
夜陰の大雪原に独り
垂直に立つ童子の私
ふと何かを感じ
天空 仰ぎ見れば、

 巨大な光の眼、眼、眼
 私を見ている私を観入り
 巨大に在る光の眼、眼、眼

(私が見ているのではなく ....
 「寮母さん、寮母さん。」
 タクシーの後部座席でフロントガラスに揺れるワイパーの
 雨しずくを見ているうちに眠りこけてしまった私を
 「もう着くで。」
 肩を叩き 起こしてくれたYさん

 ....
 白梅の散り初めし小道に
 空が
 あの冬の頃の
 遥かな厳しさをはなれて

 泉は薄青さをとり戻し
 ふつふつと 春に向かって駆け出している

 梅の林は
 香気を溢れさせ 溺れて ....
会話だけでは
君を理解できない

熱いキスをしないと、
心は通わない

一晩じゅう愛し合って
瞳と瞳で想いを映しあわないと
夜が白みはじめても
心は暗く閉ざされたままだ

どうか ....
 
 まだ日暮れには早いけど外にいると冷えるから
 おばあさんがアタシのために縁側の下に
 段ボール置いて 敷いてくれているプランケットへ
 戻ることにするわ
 
 午前中の雨で湿気った雑 ....
「肩からハトやでぇー!」、
あおぞらへととびたってゆく、まっしろなみらくる、
彩色ノうねりうなり
純白となりカタチ形造り

  知らない君の顔、

〉断崖絶壁眼下に立ち〈

肉一つ震え揺るがず。
透明な時の内に

波の持ち上がり
波は崩れ去って
飛び立つ海鳥

透明な時の溶け

巨大な記憶のタブロー海面に立ち
巨大な意志のチカラに引き裂かれ

 蒼白く燃える光の眼

 ....
小雪のふる
三月
雪国の春はおそい
けれど
芽はある



つまらない
と思う自分が
つまらない奴なんだね。
おもしろいことを
自分で探したり作ればいい



六花 ....
行雲流水で
行けば
どこに転んでも
いい
私の人生



できるだけで十分
なので
足るを知り
放てば満ちる
私の人生
人類が生まれてから
確か500万年前だったかな

その頃は多分縄張り争いもあっただろう
でも、今のような殺し合う戦争は無かったはずだ

近親憎悪という言葉が浮かぶ

宇宙はこんなに広い ....
今日一日が終わりを告げ
そしてまた明日に
新たな今日一日 
始まりを告げる

積み重ねて積み重ねて

それぞれの人生、それぞれに
進化へと、利己から利他へ 愛に
他者へ帰依し愛し合い ....
山のように険しい丘を登って仕事に通っている。

いろんなことを考えながら登る登るわらわらと黒い心を吐き出しながら機関車のように汽船のように人から嫌われようと人に諌められようと私は私人生は詩は誰のも ....
小さな毎日
小さな出来事

日々無数に
繰り返される
小さな世界の
小さな偶然の中で
僕は であった
消えてしまいそうな
小さなあなたに

小さな体に
小さな寝息
ちっぽけで ....
独りとしての私に
充足しては震え慄き
震え慄いては充足し

 ひかりひと吹き
 ひと吹きひかり

沈黙の内にいつしか
真紅に燃えるガーベラの
花冠、ひたすら見入る

深い森の奥処 ....
 あれは 昨年の秋のこと
 サバトラ猫のアタシが居候している
 竹薮と雑木林の土手の裏にある大きな家の
 離れの建物の中庭に行くと
 
 「あ、鈴ちゃん来たわ。」
 迎えてくれる おばあさ ....
 「はじめまして。」
 こんな所で、突然
 自己紹介させてもらうアタシは
 サバトラ猫よ

 「サバトラ」というと品種のように聞こえるけど
 これは毛色の名称でね、鯖に似てるからなの
  ....
今までも昨日も書いたけど、どの道からでもゴールには辿り着けるという軌跡は(ご存知ように)観てきたわけだし、結果的にゴールで握手を交わす前にゴールに辿り着ける道を進んでいくと予測して、間接的に認め合うこ .... 山田 山本 福重 佐藤 伊藤 上野 小尾野 重松
は、公園に来た

おじさんが話しかけてくる
「自転車そこ置いちゃダメだよ」

山田 山本 福重 佐藤 伊藤 上野 小尾野 重松は
「はい ....
グラスを傾け
独り歌う子守歌
母が教えてくれたあの歌を
酔えば 酔うほどに想い出す
あれほど美しいものはなかった

こんなオレでもあの歌は忘れない

酔ってこそ普段は語れない物語がある ....
彼は忙しい中に一時間の時を割いて
ぼくに語ってくれた

監督にとって一番好きな映画はなんですか?

彼は言った

ナンバーワンというものはなくて
観える景色を見回して観てごらん
オン ....
梅が散った今はもう春だというのに
肩を抱き締めながら
五月がやってくるのを待っている

月の光に照らされた夜に
レタスが芽生えて
ぼくたちを祝福してくれるだろう

花咲く牧場のソフトク ....
ひかり
ひと吹き
するたびに、

白い小部屋の戸口

開きゆく拓きゆく
ヒビキ輝かせ
時空切り裂き
宿る悪魔,,、
吐き出し

魔と魔のまん真ん中、

大きな巨きな律動の渦 ....
 瀬田川に架かる鉄橋に軋む音
 光の帯は今を、過ぎた
 
 引っ越し祝いで友人宅を訪問した帰り
 瀬田唐橋の欄干から眺める
 そこに 拡がるものは

 時の流れすら呑み込んでしまいそうな ....
今日はオマエが氷壁から滑落して30年
オレは毎年この日に伽羅を焚いている
何故もっとオマエを止めなかったのか
記録を求めて命を賭けるのが解らない
あの酒席でもっと叩きのめしておけば
毎年この ....
ふっくらふくふく
膨らみ躍る
緑の白の黒の色、
際立たせ素早く移動する
メジロ、
梅の木の枝から枝へと
花々の蜜 啄みまた啄み

がらんどうの冬のこの朝に

 曇天重い雲すぅうと退 ....
あなたがひとをもとめるとき
わがこをはむめだかのようだ
あなたがさみしささがすとき
ふるえるくものすたまのよう

あなたがみかんをしぼるとき
あめつちふたたびめぐりあう
あなたがらっぱを ....
自分の
欲は
生きるための
心の
活力



マヒ
している
こころを
目をつむり
みつめると



人の
思いやりに
ありがとうさま
今日も
拝礼

 ....
光のはやぶさ
水の瞬き
森の溜息
追い来る風
吸い込む私達の鼻腔
いっせいに天を仰いで

胸の袂を開き
秘密を明かそう

あなたの真名
近づく足音に
振り向く人

花びら
 ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(5216)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
五行歌、意識の私- ひだかた ...自由詩424-3-5
原体験◯ヒカリの想起- ひだかた ...自由詩424-3-5
鏡像(5)「あだっちゃん」②- リリー自由詩4*24-3-5
春光- リリー自由詩5*24-3-5
くちづけ- atsuchan69自由詩6*24-3-5
鏡像(4)「あだっちゃん」①- リリー自由詩3*24-3-5
おふしょる- 本田憲嵩自由詩624-3-5
五行歌、顔◯知らない君の- ひだかた ...自由詩624-3-4
息絶えて- ひだかた ...自由詩5*24-3-4
※五行歌_三首「六花」- こしごえ自由詩5*24-3-4
※五行歌_二首「私の人生」- こしごえ自由詩4*24-3-4
- レタス自由詩3*24-3-3
集いのうた(改訂)- ひだかた ...自由詩4*24-3-3
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小さな毎日- Giovanni自由詩9*24-3-3
見入る(改訂)- ひだかた ...自由詩6*24-3-3
鏡像_(3)「秋海棠」- リリー自由詩7*24-3-3
鏡像(2)「藪の小道」- リリー自由詩6*24-3-3
「私たちの時代」=あなたがたの過去とは違う道- 足立らど ...散文(批評 ...3*24-3-3
公園での一時- 陽向(2 ...自由詩4+*24-3-3
琥珀の秘密- レタス自由詩5+*24-3-3
今は亡き大林宣彦監督との会話- レタス自由詩4*24-3-3
五月- レタス自由詩5*24-3-2
開示- ひだかた ...自由詩624-3-2
鏡像(1)「橋」- リリー自由詩11+*24-3-2
オマエに- レタス自由詩8+*24-3-2
透空告知- ひだかた ...自由詩5*24-3-1
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※五行歌_五首「命一つ」- こしごえ自由詩6*24-3-1
永遠- 由木名緒 ...自由詩9*24-3-1

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