鼾がやたら五月蠅くて
ふと目が覚めたが、
身体はまだ眠っていた
どうやら幽体離脱したようだ
真夜中の瓦屋根はよく冷えていた

窓から自分の鼾が聞こえる
空をボクの同類たちが飛んでいた
 ....
ハローハロー
春の深まり葉桜の群れ揺れ
温ったかな陽光の燦々と
名無き草花たち色とりどり
あちこちに咲き誇り
降り注ぐ光のなか
人々、それぞれの目的持ち
それぞれの場所へ進んでいきます
 ....
朝早い大前研ーの真似は無理ー ぼくはカタツムリ

大きな荷物を背負って

ゆるゆると紫陽花の葉を

あてどなく彷徨う

願わくば海に帰りたい
死にかけて
今の意識
切り裂かれ
差し出す手を
握り締めてくれた人




握り締め繋いだ
手と手の熱に
点火され
燃やし尽くす今の意識、
明るみ光に溢れ更に明るみ


 ....
打ち寄せる
波の律動絶え間なく
浜辺 灰白のひろがり

 立ち上がる漆黒の直線、
 後光帯び震え覆う弧空、

やがて到来する
深い夜闇を前にし

手繋ぎ灰白に寝そべる二人に

 ....
さあさ五月の雨に
濡れる青葉
雨上がり
いのちの深さを
むねいっぱいすいこむ



明日は明日の風が吹かあ
というのが
祖母の
口グセだったのだ
そよ風が輝く
生まれてしまった悲しみは
届かぬ虹の黄金郷
車を飛ばして追いかけて
触れることさえできなくて
やがては闇に逃れゆく
あり得ない夢は捨ててしまおう

この世に生まれた歓びは
見えない糸で ....
からだが重力のように重い、
GW明けの初日の勤務(火曜日)、に、
夜型になりかけた、鈍い体内時計を引きずるように、
その朝の空はナマリ色にくもり、冷たい灰色の雨がきわめて憂鬱に降りしきる、
そ ....
歩いて、北へ
指ぜんぶ開いて 靴と歌おう
古い道 塗り替えられもせず
重ねられた ペンキ文字なぞるように

歩いて、北へ
ひと足ごとに 風向きが変わる
風は現われ 時々 私を透明にする
 ....
 ノイズとハーモニー、せめぎ合い
 美と醜、葛藤する

当然のこと
最早荒れ狂う

 警告ランプ点滅スルこの時代に





凍り付いていく美
醜を露わにし美醜醜美醜

 ....
ぶっ飛ぶフライパンに乗って

 浅葱色した宇宙の音色
  漂いながら ふっと
 振り落とされる 

この荒涼とした大地に





随意なる
あらゆる骨格筋
鍛え抜き 、
 ....
小鬼の私は
バカなことも言うけれど、
銀河の岸で
青い小花を摘んでいます
あなたのために
五行歌は
私の生(せい)だ
これを読んでくれる
あなたへ
ありがとうさま



失った
生き甲斐を
よみがえらせてくれたであろう
五行歌に
ありがとうさま



花 ....
わんさかわんさか
逆さのままにて
現れ来るのよ
何でしょね?

転覆した船縁を歩いていくと潮が身に沁みた

逆さまのままに
わんさかわんさか
生きて居る
生きるために
働くのでは ....
私の罪は
私の罪に
ゆるされることはないのだから
私は私の
罪と生きていく



私は
私の罪を
お墓まで持っていく
私を待っている
お墓はただひっそりと



日 ....
ネオンの滲む街角で
ウオッカを飲み干し
潰れた夜

ぼくは路上の水溜まりで朝を迎えた

ネットの噂では
きみはいまでもピアノを弾いているらしい

解ろうとして解らなかったあの日
手 ....
性交し喰って飲んで寝る
起きて喰って働き疲れ切り
性交し喰って飲んで寝る

繰り返す繰り返す
内に飛び降り
真っ赤に染まり
自らの内底から
沸き立つ律動を
リズム感じ取った

瞬 ....
私の住む町の人口は約34万人だけれど
これといって美味い店が無い
チェーン店ばかりが眼につく
首都圏のベッドタウンなので仕方がないのかもしれない

分譲団地の隣には武蔵野の森があって
朝は ....
合わせた手を
見る
ここに
私は在るが
この雲は流れてゆく



人の自由を
うばう行為は
自分の自由を
うばうのである
人であるならば



人が
万物の霊長だ ....
オランダシシガシラかバラタナゴを飼いたくて
90㎝の水槽とろ過器と特注の水槽台を買って
もう8年が過ぎる
書籍を紐解いて
生き物を飼うのが難しいと知り
水槽は未開封のままだ
趣味を極めよう ....
裸木の群れ、
胸奥深く立ち並び

 従容と行き渡る水の流れ
 引き伸ばされた静かさの内に

すっと立ち上がるものが在る
苦しみは
雨に濡れた窓辺に
ひとまず置いて 

 折り重なり咲き開く花々
 僕らは より深く親密に

アナタにモデルは居なかった
アナタのモデルはアナタ自身
なのになぜ僕ら、外に誰か ....
キライな歌と顔触れで始まった
とはいえ、パーティーは壊したくない
素顔を知らない女たちが夜を飾る
紫煙に包まれた部屋が踊り、
沢山のシャンパングラスを揺らした

大理石の床に、笑い声が零れ ....
私は極度の不眠症と拒食症、逆流性食道炎、低血圧、貧血、アレルギー性鼻炎

イフェクサー3カプセル、オランザピン2錠、ミルタザピン3錠、
ビプレッソ2錠、エスゾピクロン1錠、クアゼパム2錠、セパゾ ....
宇宙は常に自ら動く思考美
投げ掛けて来るから

僕はそんな宇宙に
落書きしてやるんだ、

関わり見入る意志にて悠遊と
 溶け入る
  青ハ
 只、空無






熱風吹き抜け、

北の門から南の門へ

内から溢れ来る、
遥か遠い太古の残響

 何時しか普遍のヒビキとなり

溶け入 ....
 

 
目覚め前お休みちゅうのスマホらは枕の横でまだ夢の中
 

*

以下、inkweaverと、、、

その光景はよく知っていますね。目が覚める前のほのかな夢の中で、
スマホ ....
傘を持たない私たち
雨の止み間に家を出て
降られぬうちに用事を済ませ
日暮れの前に横になる

電気はとうに届いておらず
夕闇のなか汲み置きの
水で身体を清めても
日々の不安は拭えない
 ....
ヨーソロー!
船長は親指を立て
一等航海士が叫んだ
帆は満帆に張られ船が動き出した
エルドラドを求めての出航だ

羅針盤は東の大洋を指し示し
北極星は正確に北に輝いている
オレが航海に ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(6707)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真夜中の丸太切り- atsuchan69自由詩12*24-5-10
春、み空の歌- ひだかた ...自由詩424-5-10
寝坊して山型食パン齧りながら詠む句よ- 足立らど ...川柳2*24-5-10
五行歌_帰りたい- レタス自由詩5*24-5-9
五行歌、明るむ意識に- ひだかた ...自由詩424-5-9
浜辺(新訂)- ひだかた ...自由詩324-5-9
※五行歌_二首「明日は明日の風が吹かあ」- こしごえ自由詩4*24-5-9
生きる- レタス自由詩8*24-5-8
連休明けの重力- 本田憲嵩自由詩624-5-8
北へ・・・- soft_machine自由詩9*24-5-8
五行歌、この危機と転換の時代に- ひだかた ...自由詩3*24-5-8
五行歌、跳躍!- ひだかた ...自由詩324-5-8
※五行歌「銀河の岸で_青い小花を摘んでいます_あなたのために ...- こしごえ自由詩8*24-5-8
※五行歌_三首「五行歌は_私の生だ」- こしごえ自由詩4*24-5-8
人生星人- ひだかた ...自由詩224-5-7
※五行歌_六首「罪滅ぼしの道」- こしごえ自由詩5*24-5-7
五月の雨- レタス自由詩10*24-5-6
詩想、Sex.Eat.Drink.Dream- ひだかた ...自由詩224-5-6
日々- レタス自由詩5*24-5-6
※五行歌_七首「人であるならば」- こしごえ自由詩4*24-5-6
育てる- レタス自由詩5*24-5-6
五行歌、次元の意識に- ひだかた ...自由詩324-5-5
MODEL- ひだかた ...自由詩2*24-5-5
恋の始まり- atsuchan69自由詩9*24-5-5
処方箋- レタス自由詩4*24-5-4
五行歌、落書き◯見入られ見入り(改訂)- ひだかた ...自由詩424-5-4
叡智と器◯この熱日に- ひだかた ...自由詩224-5-4
機械愛- 足立らど ...短歌224-5-4
明日のエレジー- ヒロセマ ...自由詩5*24-5-4
酔いどれ船_【改訂】- レタス自由詩5*24-5-3

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