また
静けさは
僕らを
もぬけの殻に
する

誰も
もう覚えていない

あの日々が
あの情熱が

まるで幻かのように

当り前かのように

もう
過ぎ去ってしまったね
このあたりの
俺がまだ高校生くらいかな

すんげー好きだったんだよね
このCMが

なんとも時代とマッチしてて
良い時代に生きてるな
と思ったもんだよ

のんCM

https ....
風が怒り狂っている
よろけるほどのうねり
風除けを探しながら
彷徨っていると
烏が風で飛ばされ
無機質な物みたいに飛来する
危うくぶつかるところを
避けた
振り返ると
烏は何とか着地 ....
くたくたに
何度でも落胆して
繰り返し繰り返す意志、
それすら忘れていき
只々瞑目し続ける
意識の視界に
いきなり
くわっと
眼を見開き
聳え立つ巨城 、

崩れ落ちる時進の
 ....
【ⅶ】

 テオはPCを見て云つた。「兄貴、例の藤弁護士が、面會を求めて來てゐますが」カ「さて、だうしたものか」テ「だうせ恐喝の類ひでせう」カ「それも併呑して、この問題を一氣に片付けてやるさ」テ「 ....
【ⅳ】

 明日は倖世の遺族、色川家の人びとゝの面談の日であつた。倖世の供養を終へた色川の母は、だうしてもカンテラに、一言禮が云ひたいと、申し出てきたのである。倖世の魂が迷はず成佛出來たのも、何も ....
土の香を清々うたふ水仙の花 〈春一を待てば泡立つ心哉 涙次〉


【ⅰ】

 カンテラは外殻(ランタン=カンテラ。カンテラはそこに巣食ふ火焔のスピリットである)を、安保さんの許に、オーヴァホールに出してゐた。たまに點検 ....
聳え立つビルの谷底で
夜明け前の湿度に塗れて
夢と現がぼやけたまま
目の前に迫り来る

陽が昇るころ
どんな景色が見たいのか
輪郭をスケッチすると
ビルの入り口が開いた

夢の大草 ....
さやと さやさや
揺れる揺れる
枝葉の照り映え
きら きらら
肉身冷やす風
軽やかに吹き抜け
意識さめざめ
すっと澄み
自らが
透けていくよな
感覚襲い
最早黙して
天空仰ぐ  ....
構造主義者達はどうも目の前の現実に捉われがちだ
そこにはただ仕事があるだけではないのか
女性を一般的なメスと認知する場合があって
それを何か否定する必要はなくないか
個人の趣向はどうしようもな ....
あーめーま
あーたーよ

おひちゃーまができてきたお
あかちゃんのくくば
にじなあったほーい

https://youtu.be/eLTPK5THjl4?si=9Cp33aULknbKf ....
どこにもないクラシックが
いつの間にか
こんなところまで
花を咲かせていた

だから
そんなことさえも
座席の後ろのつもりで
いたんだね

飛行機が非行気になったり
京都府が狂吐 ....
いつの間にか人が住まなくなった家がある。人が住んでいた頃の庭は常に花々が咲き誇り、小鳥を寄せるバードハウスもあり、小鳥の鳴き声で賑わっていた。いつも庭に出て手入れをしている人の姿もあった。

ある ....
【ⅷ】

 カンテラは護摩を焚いて、その中に坂本のケータイを投げ込んだ。眞言密教の秘術、「修法」。「決戦の時、近し!」

 そこは魔界ともこの世ともつかぬ、謂はゞ煉獄のやうな場所であつた。
 ....
【ⅳ】

 カンテラとの入浴、それは悦美にとつては、神聖な儀式のやうなものだつた。
 カンテラの躰には精嚢と云ふ、【魔】退治には関係のない、無駄なパーツは一切付いてゐなかつた。従つて、性慾と云ふ ....
〈春雨や濡れて參らう傘一つ 涙次〉


【ⅰ】

 坂本鈴之助が、ふらり「カンテラ一燈齋事務所」を訪ねてきた。折詰一つ提げて。カンテラは外殻の中で、惰眠を貪つてゐる。どの道、俺に用だらう、久 ....
下は可愛い
上は消す

下は愛する
上は消す

下は子分
上は消す

何かあれば
全部上のせい
鈴なり思考の響き
内から沸き起こり
耳へと抜ける、

意識集中すれば 

朝に夕に
力動絶えることなく 、

脈打つ思考生命
見えざる本性
エーテルのゆらぎ
この瞬間の
肉体 ....
シャボン玉を吹いた
あの日の希望のように
奇跡みたいな虹色
刹那の喜び
弾けて跡形なく消えた

落胆から眺める最高
再び手にするストロー

シャボン玉が飛んだ
沢山連なって
虹色 ....
【ⅶ】

 駆けつけたカンテラ・じろさんコンビ、緑色の液体、を見て「消されたか…」
「次、ベルゼブブが現れさうなところ、と云つたら- 二人顔を見合はせ
「區役所!」

 二人は取り急ぎ驛方 ....
【ⅳ】

 梅林で呑めや歌えや、はカッちやんの大袈裟であつた。たゞ梅咲き誇る早春を樂しむ、しめやかな會、となつた。酒はカッちやんの調達なので確かな品、である。お重は悦美が澄江さんにアドヴァイスされ ....
〈水然り空氣も然り春立ちぬ 涙次〉


【ⅰ】

 安保宙輔は今度の株式総会で、株式会社貝原製作所の代表取締役・社長の坐に就任が決まつた。安保さんとしては、氣が重いのである。彼は一箇の職業人 ....
(都々逸)

ときはいにしえ神々かがみ覗き込んでは不思議がる


(短歌)

優しさの小舟に乗りしその人は
    無碍の光に守られていて
 
ただ叱る言葉ゆっくりなめらかに
  ....
雨上がりの公園の
澄んだ池の向こう遥か、

大きな巨きな虹の架かり 

一色、一色、一色、一色、一色、一色、一色、

朝陽と夕陽の狭間を
繋ぎ輝き響き光り渡り住み 、

月明かりに ....
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。鬼。。は。外。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。福。。は。内。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。 ....
「いつか」は、いつかやってくる
だがやってきたのは刑事コロンボだった
「いつか」はどうしたんです、刑事?
警部だけど、頚部損傷だから刑事でいいや
頸部損傷とは?
コウサツされました
絞殺さ ....
久々の一人旅で
新幹線に乗る

列車は加速し始め
多摩川に架かる空色の丸子橋を過ぎ
東京は背後に遠のいてゆく

あの日
君を見送ったのも
品川だった
かろやかに君は
こちらをふり ....
背中で赤いやつが暴れてやがる
一生消せねえ黥の幽鬼だあ
酒と博打で女房は消えちまった
寒空に震えても、背中はいつも火達磨よ

地獄の鬼が暴れやがる、燃えやがる
のたうち回って転がったって
 ....
日々の営みの ふと
色褪せ意味失い凝固し
ヒビ割れる瞬間、

自らの死と生 浮き立ち

肉身の我、
抜けていく透けていく
槍一本、
突き刺され

この抜けの良い透け抱え込み

 ....
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