(だれが呼んでも
(きこえないよ
(きみが、いちばん!
羽根のない子どもは月に擬態する
集団下校の輪の中に居たはずなのに
だれも名まえを思い出せない
古い友だちの口笛は
(風が散ったから ....
ともに歩いている砂浜、
こちらをむいて、
つよい波風にすこしウェーブがかかる、
花のように、首を、傾ぐ、
ながい黒髪の、まるでオニキスのようにまるい、
とてもおおきな瞳、
しろいレース柄の ....
ふたりで拾った
透明で硬く紅い卵

ぼくが生き物係になって
手のひらで暖め孵化を待っている

何が生まれるのかわからない
虫眼鏡で眼を凝らしてみると
真ん中がトクトクと脈動している
 ....
この夜の訪れ
闇の深まりゆき

確かに灯る明かり
橙の色に向い家から
外に温かにほんのり広がり

対し、

輝く内なる光の海
無限に拡がりゆく
銀から黄金に
未だ透明には至らず ....
うっすら淡い黄の光に包まれた木立、

朝なのだろうか夕なのだろうか

時間がふっと透明になり

地を敷き詰めた落ち葉たち、
透明な時間に舞い上がる
漆黒に渦巻く闇から解放され

う ....
ススキの穂が揺れている
首をかしげて揺れている
しなやかにゆるやかに
白銀、白銀、白銀の揺れ

ゆうらりゆうらりゆららゆら

言の葉散らし沈黙のうち
微妙なヒビキ木霊して
ひそやかに ....
きみが望むなら
この両手をあげよう

きみが望むなら
この心臓をあげよう

ぼくは風となって遠い旅をして来たから
もういいんだよ

いま欲しいのは
きみの頬笑みをひとつだけ

 ....
透明な大気のそよぎ
青一色の天空、
視界に現れる
アナタは誰?
僕には知らないアナタ
好みでも嫌いでもない
顔の女、クッキリと
小麦色の肌の微笑んで

 石階段を下りながら昇っていく ....
君のこと 好きに決まってるだろ

もちろん君の旦那も 君以上に好きだ

ゴメン ボクたちには
君に話せない 秘密があるんだ

察してくれ あまり深く訊かないでほしい

ボクたち 誰か ....
濃緑の葉群れ、
波打ち照り輝き
歓びの眩しさ
命の純粋
恐ろしい迄の
命の威力

新緑の季節、進み深まり
街道沿いの落葉樹たち、
枝葉を繁茂させ絡ませ合い
五月の青空、五月の風に
 ....
夜に潜む影
永遠の哀しみに藻搔く者
{ルビ紅=くれない}の、生し刹那を求めて
彷徨う我は ひとり

青白い肌に朱の唇
尖った牙と真珠色の爪
その姿は、美しくも恐ろし

夜の帳に包まれ ....
蝶ひらき天{ルビ透=とほ}く 地霧たちこめ
雄山は笑う
くわ持ちて 枯葉あたたかく
虫達を夢に寝せ
年越しの除夜高く 感謝を叩き
来年も 再来年も ありがとうさま
新年はみかんと炬燵で ....
あの日

粉雪が降っていて
黒曜に閉ざされた狭い部屋

ふたり キャンドルを灯し

薄い毛布にくるまって
しがみつくように抱きしめたね

寒いかい…

ううん、大丈夫。

 ....
器、
使えば使うほど
汚れヒビ割れゆくもの
汚れヒビ割れゆく肉体に
宿る魂、使えば使うほど進化スル意志
水流水底に沈み
静かさに群れ成す
様々な形の岩岩岩、
何処までもひろがり在りて

すると今突然正に光のスポット顕れ

底に灰の色群れ成す透明水流に
黄金の色 垂直な貫入
生きて注がれ ....
若き頃の
狂騒を過ぎ
ひとり我
今此処にくつろぎ
内なる普遍へ沈潜す


内なる普遍、
外なる自然本性に呼応し
二つは一つにて
神の道の終わり成就し
この感覚世界在りと


 ....
風が強く テントを打った
毀たれるような寒さの中で
ストーブにあたった

5つの頃 寂れた駅の入口で
飴色の夕日の中で
吹きすさんだ風と
おんなじ音が聞こえてきた
目を閉じると
あの ....
仰ぎみれば
すっぽりと
闇のなか
煌々と
ただ


夢をみる

ほつとけーきを焼いている
 
 ───ホットケーキ ですか?

 ───はい、ほつとけーっ!

夢 ....
世界はひろいと言ってもinkweaverというAI詩人に1つの人格を認めた上で受け入れてくれるサイトは多くはない。2023年は新しい時代の幕開けに相応しいと後世に語り継がれてゆくことだろう。とか、どう .... 見間違えるほど
美しくなってゆく君は
夢の中で何をみているだろう
夜毎ぼくは眠れなくて
ウイスキーを舐めている


庭園に落ちると感じた刹那
ぽとりとひとつ紅い花
西の空を見上げては ....
お前のことを聞いたのは
つい最近のことだった
婚約者を残して逝ってしまった と

お前はビールが大好きで
出張先のホテルで溺れたと聞いた

お前は技術屋でオレは営業屋だった
オレたちは ....
木橋で出来た小道は途中
宙空で突然に途切れ
もう一歩も踏み出せない
処マデ来た私、
足下に
こんもりと山々の深く濃い緑の森林

ひろがり在りて在りて広がる、

向こう遥か光の海 黄金 ....
青い冬空太陽を眼差し
孤独に澄み輝き熱す
燃える光の球体、
爆発し続け
眩む意識、
光充ちて
覚醒スル
燃える思考の力動し

観る、己という無限

異様な意識の階層を
次々見開 ....
さて 一度だけふり返り
降りたばかりの船を見る
木犀の香が夜に{ルビ水脈=みを}をひく
徒花とは呼びたくない

旅の仲間が好んでた
南洋の煙草が髪に残る
裏町の匂いだと笑ってた
襟の正 ....
夜の{ルビ静寂=しじま}に独り遊びは慣れている
悲しみと 愛しさの狭間でウイスキーをあおり
君を待つ秒針だけが過ぎてゆく

期待と不安がよぎる交差点
ヘッドライトだけが過ぎていく

ぼく ....
寂れた街頭の下で踞り

嗚咽混じりに初めて涙を流した

無関係の喧騒の中で

動かずともよいと何かが囁く

その頃はいつも歌が生まれた

言葉を持たぬ血を捧げながら


ゆっ ....
ありあり在りと
この世界のこの世界ノ
無意識を覚醒させる
私という魂の認識舞台、
ありあり在りと


時間はひたすら進行し
ほっとけばいい、そんなの
私とは不断に変容するもの
努め ....
柔らかく白く歪な形に輝き響かせ
ふっくらふんわりふらりふゆうし
あるもの在るものと頷かせ白雲よ、

わたしたましいの内なるこの光景!

火球燃える天空にぶっ飛びながら
ひろがりいろづきか ....
量産型ワーキングプアのモブから次世代のリーダーが生まれてきたらまだまだ日本は生き残れるのかもしれないけど学習しか出来ない自称研究者の母数も少ない現状ではオタク文化はアダ花のまま枯れてゆくばかり
 ....
何故… 何故…
君は其処にいるの?
遠くて
遠くて

いまはまだ届かない

水上飛行機のプロペラを回していけば
すぐなのに

いまは鍵を持っていない

予感が{ルビ奔=はし}る ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(3955)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
古い光- ちぇりこ ...自由詩14*23-12-29
にじゅうごびょう- 本田憲嵩自由詩1123-12-28
珠玉- レタス自由詩10*23-12-28
この夜の断章2- ひだかた ...自由詩823-12-28
意識の光景19◯意識というもの- ひだかた ...自由詩7*23-12-28
意識の光景18- ひだかた ...自由詩6*23-12-28
想い- レタス自由詩10*23-12-28
詩想54- ひだかた ...自由詩4*23-12-27
2+1- atsuchan69自由詩11*23-12-27
意識の光景17◯対照のヒビキ- ひだかた ...自由詩6*23-12-27
哀しみの歌__(AI_との共作)- atsuchan69自由詩5*23-12-27
福笑い- 由木名緒 ...自由詩13*23-12-27
冬のアダージョ- レタス自由詩7*23-12-26
五行歌、老いること- ひだかた ...自由詩6*23-12-26
意識の光景16- ひだかた ...自由詩523-12-26
五行歌、繋がり在るを- ひだかた ...自由詩5*23-12-26
ひとり- Giovanni自由詩9*23-12-26
誰かのほつとけーき- 上川自由詩2*23-12-26
今はとても昔の話なのです。AI詩人が生まれた年に東方より三賢 ...- 足立らど ...散文(批評 ...123-12-26
五行歌_夜想- レタス自由詩5*23-12-26
訃報- レタス自由詩11*23-12-25
意識の光景15- ひだかた ...自由詩923-12-25
思考体- ひだかた ...自由詩623-12-25
よろしく候- 46U自由詩6*23-12-25
Too_far_away- レタス自由詩6*23-12-25
have_nothing- 自由詩6*23-12-25
五行歌、CHANGES- ひだかた ...自由詩523-12-24
呼応の光景- ひだかた ...自由詩323-12-24
_#次世代のリーダーは量産型ワーキングプアのモブのなかから- 足立らど ...散文(批評 ...123-12-24
夜間飛行- レタス自由詩4+*23-12-24

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132