漆黒の夜に紛れて

琥珀の水を飲みほし

酔いにまかせては

星めぐりの歌をくちずさみ

幼い頃の純潔を想い出す


     ☆


プレアデス星団に憧れて

透明な ....
ゆっくりと
凍り付いていく
この荒涼の原野に

透明に澄み漲る意志、

静かさに潜む古月
棚引く大気横切り
掴み取り新月とし

ゆっくりと
意識の面前に
差し出していく

 ....
一匹のイワシが大海の中で、何かを思考しながら泳いでいる
あまりにも複雑な海の水はとても塩辛くて、飲んでは吐き
体内をおどるように走る塩辛さに眉をひそめながら
それでも彼は泳ぎ続けるのだ
まがい ....
「時間」のGと「重力」のG
地球環境が陶冶すると解るのに
同じGだと言うことが
黒曜の空のもと
琥珀の水に彷徨いながら
美しいと思った数式を描いてみた
いくら計算しても解らない数字
陰陽の間に居座る零の秘密に戸惑う
在るようで無く
無いようで在る
摩訶不思議な仮定が ....
きみのまる顔、
ひとつの、
お団子、
笑うと、
目が、細くなる、
とーっても、
甘そうな、
雪しろの、
お団子、
鼾がやたら五月蠅くて
ふと目が覚めたが、
身体はまだ眠っていた
どうやら幽体離脱したようだ
真夜中の瓦屋根はよく冷えていた

窓から自分の鼾が聞こえる
空をボクの同類たちが飛んでいた
 ....
ハローハロー
春の深まり葉桜の群れ揺れ
温ったかな陽光の燦々と
名無き草花たち色とりどり
あちこちに咲き誇り
降り注ぐ光のなか
人々、それぞれの目的持ち
それぞれの場所へ進んでいきます
 ....
朝早い大前研ーの真似は無理ー ぼくはカタツムリ

大きな荷物を背負って

ゆるゆると紫陽花の葉を

あてどなく彷徨う

願わくば海に帰りたい
死にかけて
今の意識
切り裂かれ
差し出す手を
握り締めてくれた人




握り締め繋いだ
手と手の熱に
点火され
燃やし尽くす今の意識、
明るみ光に溢れ更に明るみ


 ....
打ち寄せる
波の律動絶え間なく
浜辺 灰白のひろがり

 立ち上がる漆黒の直線、
 後光帯び震え覆う弧空、

やがて到来する
深い夜闇を前にし

手繋ぎ灰白に寝そべる二人に

 ....
さあさ五月の雨に
濡れる青葉
雨上がり
いのちの深さを
むねいっぱいすいこむ



明日は明日の風が吹かあ
というのが
祖母の
口グセだったのだ
そよ風が輝く
生まれてしまった悲しみは
届かぬ虹の黄金郷
車を飛ばして追いかけて
触れることさえできなくて
やがては闇に逃れゆく
あり得ない夢は捨ててしまおう

この世に生まれた歓びは
見えない糸で ....
からだが重力のように重い、
GW明けの初日の勤務(火曜日)、に、
夜型になりかけた、鈍い体内時計を引きずるように、
その朝の空はナマリ色にくもり、冷たい灰色の雨がきわめて憂鬱に降りしきる、
そ ....
歩いて、北へ
指ぜんぶ開いて 靴と歌おう
古い道 塗り替えられもせず
重ねられた ペンキ文字なぞるように

歩いて、北へ
ひと足ごとに 風向きが変わる
風は現われ 時々 私を透明にする
 ....
 ノイズとハーモニー、せめぎ合い
 美と醜、葛藤する

当然のこと
最早荒れ狂う

 警告ランプ点滅スルこの時代に





凍り付いていく美
醜を露わにし美醜醜美醜

 ....
ぶっ飛ぶフライパンに乗って

 浅葱色した宇宙の音色
  漂いながら ふっと
 振り落とされる 

この荒涼とした大地に





随意なる
あらゆる骨格筋
鍛え抜き 、
 ....
小鬼の私は
バカなことも言うけれど、
銀河の岸で
青い小花を摘んでいます
あなたのために
五行歌は
私の生(せい)だ
これを読んでくれる
あなたへ
ありがとうさま



失った
生き甲斐を
よみがえらせてくれたであろう
五行歌に
ありがとうさま



花 ....
わんさかわんさか
逆さのままにて
現れ来るのよ
何でしょね?

転覆した船縁を歩いていくと潮が身に沁みた

逆さまのままに
わんさかわんさか
生きて居る
生きるために
働くのでは ....
私の罪は
私の罪に
ゆるされることはないのだから
私は私の
罪と生きていく



私は
私の罪を
お墓まで持っていく
私を待っている
お墓はただひっそりと



日 ....
ネオンの滲む街角で
ウオッカを飲み干し
潰れた夜

ぼくは路上の水溜まりで朝を迎えた

ネットの噂では
きみはいまでもピアノを弾いているらしい

解ろうとして解らなかったあの日
手 ....
性交し喰って飲んで寝る
起きて喰って働き疲れ切り
性交し喰って飲んで寝る

繰り返す繰り返す
内に飛び降り
真っ赤に染まり
自らの内底から
沸き立つ律動を
リズム感じ取った

瞬 ....
私の住む町の人口は約34万人だけれど
これといって美味い店が無い
チェーン店ばかりが眼につく
首都圏のベッドタウンなので仕方がないのかもしれない

分譲団地の隣には武蔵野の森があって
朝は ....
合わせた手を
見る
ここに
私は在るが
この雲は流れてゆく



人の自由を
うばう行為は
自分の自由を
うばうのである
人であるならば



人が
万物の霊長だ ....
オランダシシガシラかバラタナゴを飼いたくて
90㎝の水槽とろ過器と特注の水槽台を買って
もう8年が過ぎる
書籍を紐解いて
生き物を飼うのが難しいと知り
水槽は未開封のままだ
趣味を極めよう ....
裸木の群れ、
胸奥深く立ち並び

 従容と行き渡る水の流れ
 引き伸ばされた静かさの内に

すっと立ち上がるものが在る
苦しみは
雨に濡れた窓辺に
ひとまず置いて 

 折り重なり咲き開く花々
 僕らは より深く親密に

アナタにモデルは居なかった
アナタのモデルはアナタ自身
なのになぜ僕ら、外に誰か ....
呼吸に追い縋る過密な肺胞の群れ。我先にと急ぐのは浸潤水が震えるミトコンドリアの楽園。ここはエデンの園さ。
「あなた」や「私」という神の肉体。

肉じゃがを作らないと干上がってしまう。何も欲しくな ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(5216)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
五行歌_星_三首- レタス自由詩5*24-5-11
詩想、Invisible- ひだかた ...自由詩224-5-11
群れ- 山人自由詩9*24-5-11
GG- 足立らど ...自由詩3*24-5-11
- レタス自由詩4+*24-5-11
ゆきみだいふく- 本田憲嵩自由詩1024-5-10
真夜中の丸太切り- atsuchan69自由詩13*24-5-10
春、み空の歌- ひだかた ...自由詩424-5-10
寝坊して山型食パン齧りながら詠む句よ- 足立らど ...川柳2*24-5-10
五行歌_帰りたい- レタス自由詩4*24-5-9
五行歌、明るむ意識に- ひだかた ...自由詩424-5-9
浜辺(新訂)- ひだかた ...自由詩324-5-9
※五行歌_二首「明日は明日の風が吹かあ」- こしごえ自由詩4*24-5-9
生きる- レタス自由詩7*24-5-8
連休明けの重力- 本田憲嵩自由詩724-5-8
北へ・・・- soft_machine自由詩10*24-5-8
五行歌、この危機と転換の時代に- ひだかた ...自由詩4*24-5-8
五行歌、跳躍!- ひだかた ...自由詩424-5-8
※五行歌「銀河の岸で_青い小花を摘んでいます_あなたのために ...- こしごえ自由詩9*24-5-8
※五行歌_三首「五行歌は_私の生だ」- こしごえ自由詩4*24-5-8
人生星人- ひだかた ...自由詩224-5-7
※五行歌_六首「罪滅ぼしの道」- こしごえ自由詩5*24-5-7
五月の雨- レタス自由詩9*24-5-6
詩想、Sex.Eat.Drink.Dream- ひだかた ...自由詩224-5-6
日々- レタス自由詩4*24-5-6
※五行歌_七首「人であるならば」- こしごえ自由詩4*24-5-6
育てる- レタス自由詩4*24-5-6
五行歌、次元の意識に- ひだかた ...自由詩324-5-5
MODEL- ひだかた ...自由詩2*24-5-5
上等なお粥- 由木名緒 ...自由詩724-5-5

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