我と我と我あり
他者らを抑えて
生き抜くさまは
さつばつ かぁ

 
: 我と我あり。他の屈服まで終らない。良いものみたよ。ありがとうさま。
無意識に吸い込んだ息が吐き出されるとき
秋は深まっている、と感じる
淡々と掃除をくり返し、残った塵をさらいこむように
物語は終焉へと向かいはじめる

夢は廃田の草のように思いついたように揺れ ....
この胸のうちを
語るすべを
教えてほしい
さすらい
ぼんやりした街灯
こわれた蓄音機
つくすってどういうこと
信じるって何
神様とか
外は風
たぎるヤカン
林檎の皮
お風呂には ....
コーヒーをやめて{ルビ白湯=さゆ}にす冬の朝

小春日の電車園児に満たされて

ふくよかな大根足の{ルビ娘=こ}もいいね

その音のパリッと淋し踏み落葉

シュッとして冬のゴキブリ安楽 ....
ほんのり白い{ルビ繭=まゆ}のなか

疲れた夜に横たわり

ゆっくり静かに沈みます

外界のざわめきが届かぬように

繭を編んで眠ります
怒りの溶岩流から火傷を負いつつ
命からがら逃げると
嫌味の針の山
何処もかしこも穴だらけ
イテテイテテイテテ痛ったーい!
あまりの痛さに身震いがする
嘘の汚物に胸まで浸かり
極寒の冷たさ ....
気怠い朝
電車で隣に座った人の
スマホを持つ腕の肘が俺の脇腹を刺す
肘にナイフが付いていて
人知れず意識を失っていく
みんなスマホを見ていて気づかないうちに
暗殺される
の妄想

そ ....
ゆっくり流れ動く蒼天の冷気の
響き輝雲の純白に染め抜かれながら
この地球大地との正しき協和音を形造り
寝そべる牛の駆け抜ける獅子の飛翔する鷲の
人と共に進化する途の高ぶりを鎮め掃き清める

 ....
目が覚めて失われるのは物語
燃え尽るのは安い情熱

もう一度しようと思った 間違いを
同じ熱さで焼かれてくれる?

うつぶせの君のまつ毛と同じくらい
やさしいものって他にないよな
ねぇ、ペガサス
私を月まで連れて行って
静かの海で
貴方と一緒に眠りましょう

雪白の毛並みは熱いほど暖かく
極寒の地でも
貴方がいる限り
凍えはしない

漆黒の眼差しは
黒曜石 ....
大根断ち白き純情現はるる

鯛焼の尾までうっすら{ルビ餡子=あんこ}かな

鯛焼屋客の多さに目が泳ぐ

鴨のんき見るぼくも又のんきかな

くるりんと体丸めて鴨潜る

{ルビ灯火=と ....
二両編成の電車を降りて
乾いた白い路を真っ直ぐに進む
いったい何処へ行くのだろう
てくてく歩いてゆくと
荒波寄せる岸壁に{ルビ聳=そび}える
古い灯台が観えてきた
ぼくは左腕に巻かれた包帯 ....
祈ることによって
私が変わる

いつもインスタントラーメンしか食べない私が
今日は料理を3品も作った
驚き!
料理オンチなので
味付けはイマイチだったが
○○のもとを使わないれっきとし ....
今宵の月光の柔らかな白銀の拡がり 、

 周辺に無数の星を散りばめ輝かせ
  不協和音の地上の呻き聴き取り
 協和音の天上へ誘う契機与え

られながらも
同仕様もないこの苦痛、
 この ....
雨音が秒針のように
夜中の時を刻む
寝返りを何度も打つ頭から
ニョロニョロと飛び出す神経が
雨音をリフティング

眠れない眠れない眠れない

午前3時を過ぎた

雨よ時を刻まないで ....
勝ち負けなのだろうか
いったい何に対しての勝ちなのだろう
いったい誰に対しての負けなのだろう

もう狂犬みたいに吠えまくるのは
止めようと思う

ただ、底意地が悪いから
たまには吠える ....
 白い闇が襲う
 これまで生きてきた想いが募る
 私に prestoをかけようとする
 崩れかけた斜面の沿線
 時には避けて
 時には埋めて生きてきた
 はじめて神様に祈りを捧げたの
 ....
横になればすぐにわかる
どうして今まで立っていたのだ
眠るために必要なものは、
とりあえず枕と寝床があればよい

悔しかったことや腹が立つこと
悲しいことや傷ついたこと
虫歯の痛みや腹ぺ ....
発 寒雀遊び見守る鬼瓦        拓也

 付 と、建てた大工 絵葉書もらう  らどみ
 三 絵葉書を読みつつ大工夕餉して  拓也

 四 渡る世間に良き人も知る     拓也
 五  ....
だいたいにおいて

名前はアルファベットばかり
全体的に表現すると絵文字で
笑っていたり 怒っていたり
右翼か左翼か可愛くウインク
口元から見える歯には
漢字とか
ひらがなと
 ....
秋空に 

流れる雲を

眺めては

ひとり路ゆき

涙ひまなし
七時から九時まで続くラブコール
       詩の書き出しはいつも九時から

幾つもの夢を語らうラブコール
       時間が全然いつも足りない

ままごとの現に気づかぬラブコール
  ....
心を閉ざしてしまえば
全て無意味

そうやって
幼い頃から閉じるのには
慣れている

笑顔さえ浮かべて
嘘の真っ只中で育った
私を人間扱いしない人達には
耐性がある

ましてや ....
全国からの人力財力注入
破壊された瓦礫の撤去
洗浄
建て直し
尋ねて応援
買って応援

忘れることなく注入

辛抱強く注入

注入

注入

再び地域に命が宿るまで
自らの
肉の終わり
見切った上で
歌い書き表さぬば、

それ、タマシイの詩書き人に在らずと。
あゝ私の記憶と云う、
奥深き畝溝から飛び立つ
銀の鱗粉の輝き羽ばたき
密やか途絶えることなく
燃え盛る意識の原野に

色付く豊潤な響きの渦 、

ビートを刻み垂直の流出の
次第輪郭を ....
彼は言葉を使い回すのが好きだ

“永遠に愛す”
私にはそう言ったし
彼女には
“貴女に永遠の愛を捧げます”

きみには
いったいどう言ったの?
私は«詩人»を名乗るほど、自惚れるつもりはないが、職業として詩を書いている人々の作品に、まともに「詩」が成立しているのか?…

例えば某詩誌は「ここに掲載されているのは詩です」と宣言しているわけだ ....
あれは六月くらいのこと

あなたが台所で包丁を握ったのを知っている
不思議と怖くはなかった
しばらく耳を澄ませていると
包丁を仕舞う音がして
バタンと戸を閉じた

| 出来ないか… | ....
もみじ、
肩まで浸かった露天風呂からのぞむ、
さりゆく、秋の赤い夕ひが、
ひとすじの、きまぐれな寒風とともに落としていった、
いちまいの、
星のカケラ、
休憩室の掲示板に、ずらりと並んで立 ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(5216)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
都々逸_ガトーショコラにはエスプレッソを- 足立らど ...伝統定型各 ...3*24-11-13
立冬- 山人自由詩5*24-11-13
地球の一番隅っこで- 室町 礼自由詩4*24-11-13
誰かの冬の物語- 森田拓也俳句14*24-11-13
五行歌_沈黙の夜- レタス自由詩6*24-11-12
天路歴程- りつ自由詩3*24-11-12
地獄行きの電車- 自由詩10*24-11-12
詩想、一つの途- ひだかた ...自由詩6*24-11-12
うつむせ- はるな短歌424-11-12
ペガサスと翔ぶ- りつ自由詩3*24-11-12
冬に唄えば- 森田拓也俳句10*24-11-11
- レタス自由詩5*24-11-11
こんにちは!- りつ自由詩4*24-11-11
詩苦、四苦、、月光。〇。(改訂)- ひだかた ...自由詩524-11-11
雨よ- 自由詩6*24-11-11
勝負なのだろうか。- りつ自由詩1*24-11-11
breath_~時の鐘- アラガイ ...自由詩10*24-11-11
微睡の草原- atsuchan69自由詩14*24-11-11
「渡る世間に鬼はなし〜feat.(メイク後の)泉ピン子」らど ...- 森田拓也伝統定型各 ...7*24-11-11
クイズ- 足立らど ...散文(批評 ...324-11-10
五行歌__旅路- レタス自由詩8*24-11-10
ラブコール- りつ短歌4*24-11-10
花いちもんめ- りつ自由詩1*24-11-10
復興- 自由詩4*24-11-10
五行歌、人性の警句- ひだかた ...自由詩4*24-11-10
歌声- ひだかた ...自由詩424-11-10
永遠に愛す- りつ自由詩2*24-11-10
2020年の詩的覚書- おまる散文(批評 ...6*24-11-10
感情を失っていた- りつ自由詩3*24-11-10
冬どなり- 本田憲嵩自由詩1624-11-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174