拡がる畑の作物の緑が吹き抜ける風に揺れ
聳える樹木の潤沢な葉々は揺るがず
黒い嘴に薄っすら青い毛で覆われたフクロウの如き鳥が
あちらこちら無数無数留まり細やか敏捷な動きで羽繕いし
ゆったりゆっ ....
銀に輝く並木路を
歩みいけば、
別れ際に
写真機構え
透きとほり微笑んだ、
君と出逢えるかな
今日の一日、
意識の無限に開けいく
高まりの先に
死の影
滲み拡がる
光の裏口に ....
使い古しの言葉に安心を感じて
寄り掛かるように安定を求める
いつになったら腐りかけの胎内から破り出でて
産声を挙げるの
新しい言葉
誰も聞いたことも見たこともない
初めて触れてハッ ....
叫んでみれば誰かに届くだろうか
こんな思いはひとりじゃないって
みんなバラバラの速度で生きているけど
僕はどうかしている
電車で隣の席の人が
僕の目の前の老人に席を譲った
僕はスマホに ....
二の解き方が
自由を欲した
その欲したが
分かりやすかった為
神は没収した
ローマへゆけ話はそれからだ
もう無いとしか思ってなかった
あの日の公園がたくさんある
なあにまだまだだよ
....
一
目ざめの雨音が
昨日の悲しみを洗い流す
クズと呼ぶ声、狂った手もと
外した目論見、無残な成果
傘を置いたまま外に出て
頭から水に打たれると
体温と記憶とが
皮膚から剥が ....
あの頃 樹にもたれて 眠っていたきみを
切り裂いたのものは
きっと 誰かの作り話で
仔猫が、お腹を空かせていたのだろう
という 事になっていて
なぜないているの
と ....
皆さんお元気ですか?
僕は、B型に通っていて、努力の甲斐実りA型の見学が許されるように。
日程は未定です。
てゆーか、僕はどこへ行ってもほんのちょっとの間人気者になるところがあり、今のと ....
銀箔のヒビキ
青みがかり
深く深く
ヒカリ放ちて 、
たたずむ人の三の狭間に
天空直下 月灯りに照らされ、
救われることなく只々掬う手差し伸べて
治療したはずの前歯が欠けてしまった
すぐに治療して欲しいと歯医者に電話で頼んだら
のらりくらりとはぐらかされて
繰り返し予約日時を予告されるだけ
壊れた機械のように
仕方なく直接出向いて ....
何を書いてもどんなことを書いても
非難されるのではないかと怯え
書くことさえ躊躇う
私の浅はかな行為が創作に死をもたらしたのだ
それは誰も伺うことのできない
私にとっての大きな罰
....
誰にもわからない言葉で僕に伝えてほしい
君の言葉を待っている
ただ君の本当の心のうちきかせて
そっと耳元で囁くだけでいい
君が発する言葉一つ一つが僕にとって心の糧となる
君にしか伝えられ ....
別の影を見つけても
繋ぎとめた明日
上辺だけの心
透けて見えていても
その声を信じた
重なり合う唇
一瞬の熱情だけ
見つめてた
散らばった夜の隙間
埋めるように射す影を剥がす
....
悪と云う障害を
次々と置き
逃れ去るモノの
残響に 、
達しようとする
人の、
求め続ける
人の、
流れに向かい叫び続け
おやすみ
愛する人よ、
あなた達は皆ひとり ....
群青のうねりと尖った氷山をかき分け
巨大なヤツが俺を片眼で睨んだあの日から
俺は毎日1インチの縄をキリキリと絞り
玉鋼の銛を鍛えては研ぎ続け
ラム酒をあおってはヤツを呼ぶ歌を唄ってきた
....
脳髄の中、
後頭部上辺り
思考の言葉 、
私の意志に従い
ながら刻まれつつ
意識の内に響く時々 、
繰り返し繰り返されながら
次第に意識の私の空の容器となり
地の重力の ....
閉じた目をこじ開けて
ありえないミスを晒して
ありのままの螺旋狙って
CRISPRで破壊して
未来の地図をまっさらにして
ありえないビジョン描いて
再び目を閉じて
飛び散るのは感情
....
ーぼくのブログを見ないでほしい
というブログを目にしたので、僕はブログの中身を開けて読んでしまった。
ーぼくのブログには見たこともない惑星の
読んだこともない言葉で、わかれ(◑★⇄)が告 ....
どうせなら
僕らのこの世界が
なんの悩みもなく
あまりに平穏で美しい日々なら良いのに
またそのくらいのことは
神にならできるはずだ
人々はお互いを心ゆくまで尊重しあうんだ
戦争も犯罪も起 ....
時の澱みに
いほり透く迄
生きるのみと
痛みの試練
課される苦悩
互い違い襲い
事を異にする度
新た宙宇の残響
血流の尚激し
瞑目意識の視界
にほひ立つ迄
光エーテルの
溢 ....
音もなく消えてく景色
夢のような光
きっと終わりが来ると知っていた
消えてしまうとしても
ぼやけた残像
吸い込まれる衝動
痛みと希望
心の中で暴れる
言葉を飲み込んだ
静かに ....
俺は現実主義なんだ
神秘的な話はやめたまえ
ほんとに現実主義ならよ
神秘的な話だって一つの現実ではないのかね
あ、そうかも、言われてみれば
いやいや、そうやって言われたらなんも言 ....
そっちを語れば
こっちをよしとし
こっちを語れば
そっちをよしとし
時間は何もかもを
踊らせた
さて
こんなにも暗闇と
いうけれど
そんな暗闇は
どこにあるんだね
なんの根拠 ....
偶然、ハートの形した
ポテトチップスが入ってて、手にとった
恋をしている人たちにいいことがあったらいいな、
うすぼんやりと思いながら口に込めた
周回遅れの
ほととぎすは
苦し紛れに何か
意味不明なことを言って
周りを惑わした
それを凄いなんて
言うやつがいたもんだから
こいつガチもんに成ったわけ
誰の評価だよ
それには誰 ....
ふわっと、
花びらが舞いあがって、
春風が、
まるで透明なウェーブをかけた毛髪のようだ、
静かに閉じたその目が
最期に何を見ていたのか
何か言おうとしていた
半開きの口に
問いかける声はもう届かず
涙が頬を撫でる
柔らかかった手は冷たく
黄ばんだ肌は蝋人形のように
固まって ....
もはやとほい昔の
父親の葬儀の折、
一番哀しそうな
顔をして居た
普段一番欲深かった叔母さん
昨夜の夢に出て来たのは何故だろう
そう云えば今夜は満月なのだと
ふと想う
天空 ....
運命見つめたら
霧の夢
ずっとずっと
心
君と遊ぶ霧の日常
混ざる交ざるわかる
ふと晴れて消えた
未来へ
霧の涙は
記憶にすぎない
目の前に広がる風景は
思ったより悪くない
....
眼前に ぶるり
震える頬の
密度、
何を識ろうか その想い
絶えて久しい肉身の刻印 、
ぱっくり開いた
ぬめる漆黒の口に
呑み込まれる
最低地点でこそ
初めて観識り得た、
....
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