ガソリンスタンドの先の路地を入ると
そこは一方通行路
いつもクルマで走る
路地の両側には所狭しと民家が軒先並べてるけど
途中右側に小さな産院の駐車場と建物がある
そこは助手席に座っている嫁さ ....
本当にやさしいのが

本当に哀しいのでないなんて

やっぱり

思われないのだから

{ルビ花韮=はなにら}のお花は

あんなにも小さな

宝石の

{ルビ儘=まま}なんで ....
「おはな」

おはなさん
おはなさん
ひとりになっても
大丈夫?


「わすれない」

おそらから
ひとつぶ
ふたつぶ
みつぶ

ふるあめが
たまったものが
うみな ....
宇宙空間から見た地球の青
半円を描き広がっている 
薄明かりの空のなか

僕は娘と手を繋ぎ
進んでいく 道すがら
それを見た、目撃した 

深く濃密な光芒放ち
浮き上がるように渦を巻 ....
てぃっしゅぺいぱになりたい
てぃっしゅぺいぱは用途さまざま
なみだをぬぐえ
こぼしたお茶もすえ
はなもちんできる
こよりにしたら耳の水ぬきだって
かためてなげても危なくないし
お皿がなけ ....
海はいっそう青くなり

白い皮膚を浮き立たせる

歌う女の眼差しが

いつしか濡れてどよめいて

開ける銀河の流れ出す

此岸と彼岸の境界で

眩暈しながら佇立する

手繋 ....
十八九の小娘に惚れた
俺三十五歳
馬鹿の見本か

失うもの
何も持ってないと怖いものが何もなくなるって
まさに俺の事か

土台最初から相手にされる訳ないのによ


人に自慢できる ....
虚空は青 穏やかに
紅梅咲く 野の道を
歩めば春 肉感の
季節は巡り 憩う心
中途覚醒の早朝
後悔の隙などない

叶わない夢
抗わない今

午前六時
カーテンを貫通した朝日

届かない理想が
気まぐれに私を応援している

一筋の光に導かれた
二度目の眠 ....
この世の中のどぶには何度も突き落とされた
それもこれも
俺が弱い奴だからだ

どぶから這い上がる度に
泥をぬぐう度に
仰いだ空は薄情だったし
ながした泪は
塩からかった

他人はお ....
ぼくは華麗な洋服を怠そうに着て
傷口からにじみ出る滲出液の水路を跨いでゆく。
ふたたびすべてが鋳直された火曜日や
二十億年前の晴れた木曜日や
遠い外国の豊かな安息日__などを思い出しながら。
 ....
開けた窓から雨の匂いが流れ込み
濡れていく遠い森のざわめき始めて
貴女の声は透明な水底に沈んでいく

ああ、
こんなに澄んで囁き交わす時ばかりなら
詩を書くことすら要らないだろうに
僕は ....
体をつくる一個一個の原子はつねに入れ替わっているらしい。
一ヶ月経つと人間はまったく別の原子からできた別の人間になるんだというから驚きだ。

だから、「お変わりないですか?ええ。あなたもお変わり ....
一つの言葉の奥にせきとめられた逡巡の十をこえ
またひとつ雫のような朝の歌、のぽとり。

いちばんよわいものごと抱きとめて、糸の筋肉、糸の腱。それな御蔭で平和の夜の気球に乗ってゆける

(われ ....
空はいちめん真っ青
風は爽やか
良い天気
いい陽気だ

こんな日はせっかくだから
命の洗濯 しようぜ

埃を被った魂
滲みだらけのハート

こんな日はせっかくだから
命の洗濯  ....
俺は生身の人間だから
聖人になんて
なれる訳ない

あの頃は
いつも通り凡人のまま
イヤイヤただの凡人とは言いづらい
すっかりギャンブル依存症にかかったクズ野郎だった

馬 自転車  ....
脳みそだって量より質なんだよな
毎日毎日毎日
頭使いまくり
脳みそだって品質落ちるよな

履いてた靴の底がすっかりすり減ってた
その事につい最近気付いたよ
靴裏の滑り止めがなくなって
 ....
今更、、、断固反対 新コロナ 早熟ではなかった

むしろ遅かった

休み時間のサッカーが大好きで

本はジャンプだった

十四の時に初めて詩を書いた

校庭の桜がこわくて仕方なかったから

寝袋は買ったが
 ....
増殖する欲望が雨降りに濡れていく
無数の情念が沸き立ち煮え立ち
底無しの暴威を露わにする

雨はいつしか雪に変わり
燃える欲望を彫塑して
小高い丘の十字架に張り付け
どよめく人々を凍結す ....
一休み古い街馬喰町
 安納芋のケーキと抹茶と
ディズニーランドのなかにディズニーランドがあるようなもの
あるいは
ディズニーランドの外にもディズニーランドがあるようなもの

おはよう、正解のない世界
いつの間に白くなったのだい?

 ....
雲の切れ間に青空が見えても
青空が切れてその先に別の世界が見える事はない

いつも何かを期待してるけど
日々は過ぎていくばかりで何も変わらないんだ

いいかげん飽きたな
って思い続けても ....
まぼろしの東京五輪すでにもう あざとい君はシナリオ書いてる


**
新しい橋本聖子氏は五輪と心中物語り。ここは悲しいけど笑ってあげなくちゃですね。弱いから。
「詩人」だったら最後まで抗えで ....
ロケットを拾った
パズーとシータが乗っていた
まさかと思ったがそこは大人
だまって廃品置き場へ戻した
アクリル絵の具の空には
痒そうな羊雲のエクスキューズ
なるへそ
20世紀の不整脈が
 ....
青い空に浮かぶきざはしは大地に伸び

雪に埋もれた彫像は白く染まり震え

剥き出しの枝を掠める風たち

光のなかを泳いでいる

すべて

沈黙した遠い森の遥かな思い出



 ....
天空に浮かぶ

たっぷりと水蒸気を吸った雲が
雪ん子坊やたちのお母さん


その灰色の
スポンジのような子宮のなか

寒気の栄養で
すくすくと育つ雪ん子坊やたちは

やがて成長 ....
粉砂糖のようにやさしくすなおに落ちる雪が、このうちの庭をガトーショコラな大地の一切れとしてしまう。多くの魂が自分の洞窟を探検することに疲れたこんな朝は、片田舎の駅舎にある筈のガスストーブの暖かさが欲し .... ただ何となく思い付いて書き始めました
ただ何となく過ぎていく時間がもったいなく思えて書きだしました
書くと言っても、もちろん書く じゃなくてスマホに打つんですけどね

打ち終わったらいつも通り ....
例えば昨日でしたが、
九州のとある山の頂きに発生した霧氷(自然現象)の映像をTVでたまたま眼にした時などがそれ。
大きいのは、海老の尻尾というらしい。
あ、

海老、英名ではshrimpで、 ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(4104)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さよならが来ないうちに- こたきひ ...自由詩521-2-23
小さな宝石- 道草次郎自由詩1*21-2-22
おはな- 道草次郎自由詩8*21-2-22
夢〇地球- ひだかた ...自由詩421-2-22
てぃっしゅぺいぱ- 道草次郎自由詩4*21-2-22
願い- ひだかた ...自由詩321-2-21
夜ごと日ごとにつれづれに- こたきひ ...自由詩321-2-21
初春- ひだかた ...自由詩4*21-2-21
二度寝- TwoRivers自由詩5*21-2-21
やわらかな骨をつつむやわらかくない肉- こたきひ ...自由詩221-2-21
ぼくは華麗な洋服を怠そうに着て- 道草次郎自由詩4*21-2-20
無垢と復讐- ひだかた ...自由詩1121-2-20
ペンギンの赤ちゃんのふわふわなお尻- 道草次郎散文(批評 ...3*21-2-20
未生- 道草次郎自由詩2*21-2-20
言葉は声に言葉は文字に- こたきひ ...自由詩121-2-20
ある日俺は聖人に- こたきひ ...自由詩421-2-20
良い加減な生き方って- こたきひ ...自由詩421-2-19
受けながし和流にのるのも川柳か- 足立らど ...川柳2*21-2-19
セピア- 道草次郎自由詩3*21-2-19
讃歌- ひだかた ...自由詩221-2-18
散歩短歌001- 足立らど ...短歌121-2-18
積雪- 道草次郎自由詩9*21-2-18
ひとりごと- こたきひ ...自由詩621-2-18
ヨイ(ダメ?)下で今から間に合う新詩集- 足立らど ...短歌121-2-18
廃品場のノスタルジア- 道草次郎自由詩4*21-2-17
思い出- ひだかた ...自由詩521-2-17
雪ん子坊やたちの大冒険- st自由詩421-2-17
- 道草次郎自由詩5*21-2-17
ただ何となく- こたきひ ...自由詩221-2-17
しっぽによる救済。- 道草次郎自由詩1*21-2-16

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