小雨は
薄日を乗せて
銀の色

濡れて
照り映える
ふくらはぎ

白く優しく季節に溶け

小雨は
薄日を乗せて
銀の色

遠く
夏の予感を
膨らませ
凡庸に生きる知恵をさがそう
無難な役人になって大過なき人生を

ニーチェにかぶれて超人をめざすのも良い

僕は退役軍人でベトナムとウクライナで
殺戮と強姦と歴史の破壊に手を染めたこと

 ....
哀しみの大地は驟雨に濡れ
ぽっかり空いた穴を癒して

いずれすべてが終わり
いずれすべてが始まり
刻まれる時に僕ら抗えないなら

ただ奥まり静かに見守っている

時が僕らを変えていく ....
空が曇り始めている
白髪がだいぶ増え
床屋の前掛けに落ちてゆく
時は着実に過ぎ
すべて、すべてを追い越し
追いすがるすべはなく

そして雨が降り始める

間断なく、容赦なく
そして ....
現代詩フォーラムでいちばんrockな詩人は
花形さんだと想っています

僕たちはいつも選択を強いられてきた
辛くてもあるいは幸福でも

すべてを笑い或いは嗤い飛ばす言葉の使い方を学びました ....
孤独の輪郭をなぞる
深い峡谷の故郷にて
何処までも透明な湖に沈んでいくように
分離していく、
昼間の震えが嘘のように

ナイフを肉に刺し貫く
ナイフを身に刺し貫く
走る激痛に
深く潜 ....
ちいさな
ちいさないのち
ちりはて
遠いみ空を
かけてゆく

 境界線を越えたなら
 きっと合図するからと
 しろくはかなくそう言った
 ちいさないのちにあふれる涙

あめがふり ....
雨降る夜に
裸体を曝し
けぶる地平へと
走っていく
滾る思いを
冷雨に濡らし 

逃れられないと分かっていながら
夜闇のなかを走っていく
ひたすらに、ただひたすらに
無数のヘッドラ ....
旗が揺れている

静かに
朝を迎え

微かな北風、吹き

通り過ぎる人々

眠りの世界から
頭をもたげ

たましいを現に
投げ入れる

見目麗しい
一日の始まり

 ....
ああ
初々しい顔して
夜が来た
ひんやり涼しい
風も吹く
向かいの家では橙の
灯りが点り
人影が
それは忙しく動いている
わたしは独り寝の床を整え
さっきからじっと座っている
昼 ....
たおやかな街並みに
天空は青く広がり
わたしの腹底の不安の核を
渦巻く宇宙へ投げ入れる

何処までも、何時でも
つきまとう漠たる不安ならば
この青き街並みに歯軋りし
道行く人の歩速とな ....
日々がどよめいている
宇宙が波打っている
『遠い遠い』と手を振る君

 何かが湧き起こり
 何かが爆発して
 すべてが終わり
 すべてが始まろうとしている
 名状しがたい何物かが流動し ....
樹木には牙がある それは樹木に夜が言い寄ってくるからだ 夜の言葉は樹木に浸透し それゆえ樹木は夜に牙を立てる それは樹木が樹木自身に牙を立てることだ 夜は樹木に応えて 血の言葉を吐いて言い寄り続け .... 穴を穿つ
深く冷たい穴を穿つ
在ることを真っ二つに裂く
穴を穿つ
存在の不安に鳥肌立ちながら
存在の不安に恐怖しながら
独りの魂に穴を穿つ

爆発を繰り返す宇宙
遠去かる銀河
たま ....
存在の孤独が
冷たく露わになるこの夕べ
雨滴は石を穿ち
震える胸奥を
抉るように流れ落ちる

ぽっかり深淵が口を開く
ぽっかり深淵が口を開く

遠くふるさとの木霊が響き

わたし ....
  
 弱い者たちから死んでいただきましょう。 唐揚げくん1パック¥380にあがったけど買いにいこ。
雨が上がった街に
人が通り過ぎる、車が通り過ぎる

僕は窓辺で見ている

にわかに大地が割れるのを
見果てながら
彼らは何処に向かうのだろうかと

 遥かな地平に虹がかかる
 俺は ....
遠い道が続く
震えながら、剥き出しで
長い道程を歩いていく
魂が愛に届くのなら
お前の脚を洗う覚悟は出来ている

この街に永住する家は無い
進む先は行き止まり
行く末三畳間に落ちぶれて ....
ロシアというと
ウクライナへの侵攻で

聞いただけで
ムシズが走るが

こと
シャーロック・ホームズとなると
話は別だ

秀作のシリーズが2つもあるのだ

まずは
1979年 ....
あめいろの
時が過ぎ行く
この夕べ
わたしの孤独は身一点に溶け
一閃する光の海
瑪瑙の渦は天を駆け
静かさだけが降って来る

気の遠くなるよなこの時に
静かさだけが降って来る

 ....
安定して
安堵して
朝の風を浴びる

行き交う人々は足早に
留まる人々は優雅に

待ち受ける一日の重み
待ち望む異界からの風

風は吹いている
折しも燕が鋭角に舞い
待ち受ける ....
銀輪に
跳ね返る
光の束
眩しくて
ガクンと揺れた
視界の先
道行く人の
後ろ背に
未知悠久の
時、踊る

あゝ何もかも
渦巻き
異郷となって
迫り来る
この懐かしい
 ....
怖い話(18禁)
らどみ

詩がなんだかわからないまま
剥き出しの言葉を読むのは危険なので
完全防備服を着て読みます

告白に近い言葉を懺悔室に耳をそばだてて
聴いている罪悪感がありま ....
老いたれば
世間に寄り添い
リブートし
約束の地へ
若かりし頃
かなしみの
青が降る
透明、
ただ透明に
なっていく
己の体
幾億もの幾兆もの者達が通った道
途、未知、溢れ
枯れ果て、移行する
闇の奥の
ふるふる震え揺れ
時の間隙縫い
開く ....
目に緑葉
茫然自失
再々起動
森林浴は
私を変える
昨日はザンザン降りで
今日は晴れ間がひろがった

閉めの緩い蛇口の水がポタリポタリ

わたしはそのわきを通りながら
青い青い空を仰ぎ見た

梅雨入り前の青空だ
梅雨入り前の大空だ
 ....
    
イヤナラカエレバイインダヨナ?と言った彼の行方は知らない 図書室にいて十五歳たちエイエンニカエレナイカエレナイ
だいの大人が
大勢の報道陣を前にして

感極まって流す涙に
久しぶりに感動した

かつて
最年長で初タイトルをとり
涙する棋士もいた


精一杯戦って
ゆび運に恵まれず

 ....
    七十の男の口よりハジキでた歯茎だったかはがきだった件
田中宏輔さんのおすすめリスト(5216)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
銀の雨- ひだかた ...自由詩622-6-8
凡庸なブルース- マークア ...自由詩222-6-7
自我- ひだかた ...自由詩422-6-7
床屋にて- ひだかた ...自由詩822-6-7
詩人花形氏へのオマージュ- マークア ...自由詩322-6-7
孤独の輪郭- ひだかた ...自由詩3*22-6-6
ちいさないのちのうた- ひだかた ...自由詩322-6-6
DNA- ひだかた ...自由詩2*22-6-5
朝のうた- ひだかた ...自由詩222-6-5
独り寝の夜- ひだかた ...自由詩8*22-6-4
朝の街並み- ひだかた ...自由詩6*22-6-4
ドヨメキ- ひだかた ...自由詩3*22-6-3
千年樹_【即ゴル不参加作品】- 壮佑自由詩4*22-6-2
穴を穿つ- ひだかた ...自由詩4*22-6-2
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この夕べ- ひだかた ...自由詩3*22-5-30
- ひだかた ...自由詩622-5-30
異郷に揺れて- ひだかた ...自由詩422-5-29
怖い話(18禁)- 足立らど ...自由詩2*22-5-29
リブート- 足立らど ...短歌222-5-29
ハレル- ひだかた ...自由詩6*22-5-28
ヒーリング- 足立らど ...短歌222-5-28
青空- ひだかた ...自由詩6*22-5-28
_- 津煙保存短歌2*22-5-28
涙の価値- st自由詩422-5-28
_- 津煙保存短歌1*22-5-27

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