朝の
心の空虚を
降り続ける雨、
振り解いていく
断続的に冷やして
冷やして沈めていき
街道は霞がかり
車は通らない、日曜日
無数の傘、揺れる
葉桜に近付いた季節の推移
それで ....
計画が頭のどこからか
いなくなり
1秒1秒が、ここにくる
あの頃の団長さんが
びちょびちょに肩を組みたいらしく
ああ、あのちび、まだびちょびちょ願ってんだな、となった
今の1秒が、あの ....
響き鳴るか、
歌い成るか、
瞬間、瞬間
新たに新たに
生まれたての
生々しさに
夏に雨降り海を泳ぐ泳ぐ イルカのように
響き歌うか、
鳴り響くか、
瞬間、瞬間
知覚し即 ....
ピリピリした歯ブラシを
これでもかと、脇に挟んだ、狭い容器に手で触りきらない夜の掃除機に詰め込む
僕ら、プリントの端に懺悔の様な、なんでこんななんだろ?と潜在意識が思うような
言葉にならない老け ....
赤々と艶やかな大輪の花を
呪い殺すように歌い千切って
淡い光跡を残し貴女は沈む
深く澄んだ泉の底へ
こんこんと湧き出る清水、
あらゆる幻想を溺れさせ
なにが訪れたのだろうか
なにが到 ....
白書易さんのログの感想から
美味しい刻にふっと乱入してきて
現フォ文章がこなれているので
逆に読み飽きた感あるのですけど
誰なんでしょうか(オドロキ)
なぜだか軽くめまいはしない ....
ずっと気になっていたドラマを見てみることにしました。
ということで、「寺内貫太郎一家」第1話 を観ました。
ものすごく雑ですがさっき見た感想を書きます。
第一印象は、バカボンのパパとママの面影を ....
あなたの瞳のなかの星たち
風に吹かれ風に瞬き輝いて
毎晩わたしは眠りの底にて
貴女たちに逢い宿りに行く
其処には
無限のたゆたい
在り
風に吹かれて
うねりたゆたいやすらぐ
時 ....
軽やかに
紡ぐ
内から
沸き上がる
思考の糸を
生まれたての
子供のように
普遍の宇宙を
舞いながら
世界の響きに
身を委ねて
沈み込む虚脱は
苦痛の肉体と共
忍耐を背負 ....
距離を取りたいときに捨てコメントのセリフを載せるのは
勉強の足りないおつむから出てくる感情だけど
詩の世界の領域では逆になると感じたとしても、
それにしても個人としては人間性を疑う。
それ ....
規定された意味、剥げ落ち
只、眼差しだけ 無数光る
呻いているのだ、
唸っているのだ、
あるものあるものの眼
それら在る内面の核心
便所にて宇宙数える私は 内へ内へ
....
円と三角、接合する
爆弾抱え俺は此処まで来た
なんていうことはないんだよ
連なる三角、睥睨する円
時間の大河は河口に注ぎ
輝く大洋としばし押し問答しながら
呑まれていく呑まれていく、
....
あの夏が来るね
とつぶやきながら
それはもう
来ないことを知ってる
同じ空じゃないこと
同じ雷雲じゃないこと
同じ夕立じゃないこと
同じ僕たちじゃないこと
あれが初恋ならば
はじけて ....
僕の部屋は世界の一部を切り取ってできた図書館
明るい修道院でフィヨルドの冷たさを内包している
戦争でたくさんの僕が死んでゆく
たくさんの君が失われてゆく
誰も混沌からの道筋を知らない
....
粘りつきたわみしなる
巨大なうねり最小の渦
力動は只在り
在るは只力動
湾曲しながら黒々と紡がれ
静かさに浸されていく意味
無意味と無根拠の形造る地平に
盛んに呼応し合う響き ....
何処にも行き着くことはなく
そっと明かりを灯すように
静かに確かに歩んでいる
過程にのみ意味浮かび
繋ぐ意味に花咲き開く
そんなひたむきな営みを
ただただ静かに晒している
(目眩くよ ....
自分も使ってたので心痛いけどさー
いまさらだけどさー。今のこの時代、
自称詩人(自傷詩人)は死語でしょ
これからはどさくさのさなかに
AI詩人(愛詩人)を流行らせたい
波は打ち寄せ
天涯孤独、
同心円形に
後光射し、
砂地に横走る
蟹の赤々、
虚ろな声の
喉は引き裂かれ
青い 深く青い空 只ひろがり
僕は泣いて笑って喚いて しずまり
輝く ....
長坂の
途を巻いて
舞い降りた天使、
寄せ波引き波に気を合わせ
光の響きを七色の虹に変え
足早に石灰岩の舞台に水を打ち
去り逝く人々の孤独を聴き取る。
独り独りの限界と可能 ....
安らいでいる
昨夜の疼痛発作、
嘘のように
安らいでいる
街は今、彩り豊かな遠景
浮き上がり消える美の残照
時は静止し息を潜め
奥まる意識に桜の花、
散らす はらはらと
はら ....
パイナップル
有名な文学作品との語らいの途中で「人って体裁を気
にしすぎると本質を忘れがちだと思って生きてきたけ
ど本質のエレメントの文字や概念も今やAI ....
項垂れた様子で
貴女が放つ色彩は
赤 青 灰
項、硬直し
瞑る眼の相貌、
ただ 沈黙
内部へと
折り重ねられた翼、
貴女の名を呼んで
一瞬に開ける光景、
貪り呑み込み羽ばたく
....
戦争が平和を利用する
平和とは略奪だ
子供たちを巻き添えにして
パンとチーズのために、
俺の家族のために、
容赦ない 機銃掃射で平和を願う
皆殺しによって、
街に平和を取りもどす
年老 ....
とっくに燃え尽きた私の夢、
桜の花々白く白く青空に映え
その下を忙しく歩き過ぎる人
わたしとあなたは
ばらばらに進みながら、
一つの目的地を共に切り開いている
私たちが生きる、 ....
ゆでてあえるだけ
コーヒーのパスタを食べた
ゆで過ぎたべたべたパスタ
変わる味の微妙な茹で加減
スタバでコーヒーを飲んで
家に帰ってまたも挑戦して
ふるいレシピをコピーして
....
仄かな熱、
三本の柱、
絶えず声、
生きるために生きる
のなら、
進み化けるために
ノイズまみれの生から
溢れ出す 垂直の瞬間
切断する 時を
この燦々と日曜日、
張り ....
さくら錯乱
さくら錯乱でも気さく
サクサク歩く桜道
月あかりに照らされ
ぼんやりと
音のない映像見つめた
部屋の中にしのび寄り
現れたのはさくらの霊
染井吉野は泣い ....
真っ直ぐ容赦なく進む時間に
春、桜の花 絢爛に舞う
花道、進み全身を浸せば
不思議なくらい、
瞬間 瞬間 現れ出て
花吹雪はいずれ
私という存在に垂直に降り
時間という緩慢な容赦 ....
薔薇の蕾
キャベツの穴、
覗いたら
何か蠢いた
卵の殼割れ ドロッと
己の内、深く高く沈み跳躍し
たましい 見つけた、
初恋、告白した雨降りの あの日のように
....
なんにもない
不安もなければ恐怖もない
絶望もなければ希望もない
ただただ熱持ち静か高揚し
均衡にゆらゆら揺れている
)根差す処は決して無く
)今にも開ける湧水大地
)一瞬に覗く光景 ....
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