水晶の毛玉、
ことほぐように
赤や黄の花、山ぶき梅
点々と華やぐ色彩耀かし
青い青い大空に揺動する
地に風に水に炎に
埋もれ沈んでいた
水晶の毛玉、
この凍結の冬の時に
春の接近 ....
限定された平面に
色とりどりの円、
生み出され
無数に交わり合い
無数に映り合い
無数に響き合い
一箇所に集合し
時々に踊り拡がり
反復し繰り返し、
無限に交わり合い ....
冬の滑り台は
凍ってしまって
子どもたちの
渋滞が起きている
春になると
一斉に放流されるチャイムで
淀みなく帰路に着く
足がたくさん生えてくる
(きみがいいと言うのなら
(もう ....
こんなにどろり
くずれて
こんなにまっしろ
のびひろがり
こんなにゆったり
たゆたい
こんなにひっそり
たたずみ
こんなにしっかり
りんかくたもち
あなたが生きていた現実と
....
この世界という残酷、
覚悟するともなく受け容れ
この世界という美、
戯れ楽しみ深みで観じて
抱きしめ突き放し また抱き締め
「、」や「。」のように
あわあわとしんしんと
果し ....
場を作る
力技は神のせいにして
金を稼ぐ
悩む暇も泣く暇もなく
みな生がいを
二十四時間必死に生きて
人を呼ぶ
彼は知っている次の番だと
生きるという
理想は高くたい ....
鋼の振動、
水色の空、
荒涼 一斉に立ち上がる
力動 一斉に押し寄せる
神様が観ているよ、
向こうの岸辺で
柔らかな湾曲に踊り
透明な静かさに憩い
白い三角、接触する 黒い ....
なにも ない
ただ しずかさだけ
在る、
醜さも美しさもひっくるめ
遠く凍り付き近く熱を帯び
老いた人をみた
諦め切るように
美しい人をみた
輝き出るように
街通りに ....
夜闇に沈もうとする
この白壁の小部屋に
忍び込む肢体 柔らか
球形の乳房、貫く直線
撓り揺れる音響の激化
わたしは知らない、
窓辺に匂い立つ深紅の薔薇
夜闇に浸されゆく
この白 ....
真っ直ぐ進む
時間の陥没、
力動 垂直に
裂け目入れ
一瞬のマバタキ、永遠の開示
すべて、掴み取られ
時間は瞬間の延長
響き放つ形象の乱舞
広々と、ひろがりのびゆき
....
ぱらぱらと
はらはらと
剥げ落ちていく
すべての意味が
あさひ、あさひ
まぶしく あびて
その熱、
ひたひた
感じながら
剥き身の私 今、此処に生きて
奇妙な輪郭が重なる、
年老いた額の皺
若々しい筋肉の隆起
青年と老人のアンドロギュノス、
世界を観察し叫びを上げる
世界を観察し歌をうたう声
銀色のアルペジオ
打ち下ろ ....
安易な正義に乗れるほど
わたしは
知識はないし
自信もないし
時間はないし
興味もないし
強くはないし
弱くもないし
正しくないし
安易な正義に乗れないので
今日もわたしは
....
一点を眼差す おまえの瞳、
黒い三角が積み重なり空色になる
分離不可能な神界と感覚界の切断
青く輝く円 おまえの瞳孔、
夢見の意識から覚醒の意識へ
アーリマンとルシファーの真ん中で
....
おちんちん
立たないけれど
奮い立つ
昭和だましい
冬の真夜中
しゃもじ コップに入れられすっくと在る
グラス 今さっき氷盛られまな板の上に在る
白いまな板の 白 の 浮遊
空間に
訳なく私の 意識、凝集し
わたしそれらのなかに入いり
....
白雲 ひとつ
流れる
青
あれが私の
未知、遠い空
収束するもの
きっぱり引き裂く
対角線
ジャンプする力動に
たましい、躍る
瞬間に甦る
失われた時、
雨降りの
....
対角線、貫き通り
黒々と円、くるくる廻る
様々な意匠、内包し
輝き増しながら
ツラヌキ裂ける憧憬、
力動 確かに
こんこん こんこん
唸るように叫ぶように
わきつづけ湧き続け ....
凍てついた青、しろがねの空
放たれる声はふるえ
「おっかぁ、雪がふってきた」*
哀しみ、
この世界という残酷
引き受けた覚悟の前に
透過され澄み
静謐な思考という ....
のっしのっし
あくまで青い
世界を歩く
大気に透過し
冷気に凝集し
接吻する
あなた
なんにもない
なんでもない
もはやただ
のっしのっし
あくまであおい
せかいをある ....
#Yahoo!News
ふぅどうにか助かった(-。-;;
ミームミームセアセア
認証バイアスを越えて
次の現実は来年の春か
https://news.yahoo.co.jp/ar ....
私の名は飽食
私の腹は今日もはち切れんばかりです
昨日は沈んだ色のアジフライを食べ
明るいチョコのラムの香りを味わいました
明日ザクロの黒い輪郭をねぶり
たぶんそれから薄いコーヒーを飲むので ....
ぽたり ぽたり
雨滴、落ちる
軒先から
時、穿たれ
一瞬 一瞬
風、
一吹き
震え
木葉
時、揺らぎ
漲る 時、
瞬間 裂開し
貫く力動
頂きに達し
また頂き
....
伸びゆく曲線
岩峰に架かり
直線 虹を貫き
時の根元枯らし、
貫かれた虹の袂
二つの三角の塊
黒々と撓み
間隔空け並び
シンメトリカル
裂開した時
優雅に旋回し、
....
ざわざわざわ
しんしんしん
おどりませう
今宵、
ふかくふかく
あさくあさく
すくって
すくって
あゝハジマッタ
意味 失ってく
あるものたち
しっかり
それぞれの ....
「星ころし」
悲しいことがあると
星を見ていた
お姉ちゃんは夜に泣く
一番小さな星を探していって
順番にころしていた
悲しいことが多すぎて
埋葬された星の数は
あと一つで百になる
....
光の感覚
思い出のように
余韻 響かせる時、
赤 青 黄
三原色の
鮮やか輝き
騒ぎ出し、
白い未知ゆく白衣の人を陽気に踊らせながら
光のオーラに弾み震え
ぽっかり白月浮 ....
朝陽の照り返し、
アスファルト道は銀の黄金の輝き
人は行く、
今日の命の営みに
無常の中に永遠を掴み
人は生く、ひとはいく
やわらかな毛布にくるまり
天井に響くヘリコプターの爆音
次第に遠退いて行くのを聴いていた
ずる休みした日に、
学校にたまぁに
どうしようもなく行きたくなくなって
畳の小部屋 ....
川の字や璧をいだかむ罪人は寝相よろしゅうキの字となりぬ
超訳
妻と子と寝ていた男は妻子に黙って大金を掴む野心はあるが
根が真面目なので朝起きたら身動きが取れなくなっていたよ
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