光と共に
踊る子どもたち
雨のなか
霧のなか
晴れ間を見い出し
貴女がそばに駆けて来るまで
希望の欠片を見つけたよ
絶望の欠片を見つけたよ
ほら、ね
なんとも脆く儚い
一瞬に開 ....
造形、
崩れながら
保たれ
無意味の感触
無意味という感触
やさしくするどくこどくに
声の旋律のリズムのビート
在るもの内面の震動
熱溢れて熱抱き締め
だきしめられ
....
しにたいシニタイ
ばかり言うから
死ねば
と返してしまった朝、
ぽっかり
うちゅう
あけている
独り、歩む途
この冷える夜に
彼岸花咲き誇る、
土手に白鷺降り立ち
用水路たどりすすむ
のっそりのそり進む
この冷える夜に
咲き誇る彼岸花群れ
白鷺、脇に息づき進み
....
言葉 与え、
存るものの
りんかく
を
とろかし
存在
を
浮き立たせ
うた うたい
歌 歌い
ひびき ひびかせ
響き 響かせ
相変わらず、
....
あるもの ふしぎ
神秘ではない
端的に 在る
のだから、
在る本 在るマスク 在るコップ
在る木 在るあなた 在るわたし
内的体験として
それら浮き立ち在る
本とい ....
砂漠の天空に
荒涼と輝く太陽、
孤絶 私を殺すなと
喉を震わせ
声 発しながら
渦巻く無機物に恐怖
吐き出し 切り
到来する 微睡みの覚醒の内、
肉に熱、
貫かれ ....
揺れる三角、
楽しげに
春かぜ
網戸から、
流れ込む
踊りませう
躍りませう
時の歌声に、
沸き立つ想い
冬の冷気、
暮れ流れ
伸びる直線、
季節を区切 ....
さつきから何に怒るか仏法僧
数年前に施行された
ロボット機会均等法により
ぼくの職場にもとうとう
アンドロイドが一人配属されてきた
(伊藤です…)
自己紹介もそこそこに
早速仕事に取り掛かる伊藤さん
マサチューセッ ....
円のなかに円が在り
私が今、円かに
落ち着き払う
この夜陰、
無数無限に静かさ定着して
在るもの鳴るもの、
ただ静まり返り
あり
異邦の
声、言葉、歌 突き刺さる ....
黄色いカーネーション
踊る
赤い馬車
冷凍の肉に狂って狂って疾駆する、
未知すがら
供給される
ロボコネーション
すべてはあの青いアオイ天空湖、
込めて籠めて
耳鳴り ....
ひらかれ
すすむ
こころ、
ことほぎ
孤独、
寄る辺なき
魂の
力と化す。
一筆で描く小舟や草かすむ
朝の光に華やかな
紅梅の花の群れ、流れて揺れて
意識、うっとりあけてひらき
紅の点描、今や無数無限
朝の光彩を闊達に浴び
光景に溶け入るわたしが居る
駅から家までゆっくり歩いても20分のところを
疲れ切ってしまっていてタクシーに乗った
途端に
意識が朦朧としてしまったら
途中で何人かの人が乗ったり降りたり
乗り合いしてきたのだが
顔 ....
肉
病んだ肉体、
夜の訪れと共
冷え硬直し始め
にもかかわらず
私は感じる、
夜想の宇宙に
烈開スルこの瞬間、
在るもの達 奏で
そのヒビキ微細に
在ること ....
うっすらと
満遍なく
広がる
絹糸のような
貴女を
懐かしく感じるたび、
凝集する眼差し
厳しく自戒する
この旅に終わりは無いと。
内底から
溢れ現れる
思考のウゴメキ
直観、
この夜陰に顕現し
行き渡る
孤独 鳴る
歌う私は
此処其処に在り、
純白の薄いメディアに戻り
愛するあなたに矢 ....
黒々うねり
弓形の天蓋、
艶めいて
眼差す地平に
聳え立つ
在ることと
言葉の響き
呼応し合い、
中庸と異常
合体スル
夢見の底に
覚醒し
浮き彫りに
成る鳴る、
....
眼差す月光が太陽、
生きている
活きている
この夜陰、
今
裸の私なんだよ、
はだかのワタシなんだよ、
独り言ち
幻想に溺れないで、
オノレ魂鍛え続け、
「 ....
病み患う少年の
皮膚の裂け目から
沸き溢れる膿、
「うう臭いなあ」と言いながら
自らの口にて吸い取る
白い少女、
想い出す。
あの娘は少女のまま沼に沈んだ
あの娘はその白い ....
遠い戦争があってまた領土資源拡張の近代戦
ゲームならゲーセンで終わらせようと思ってしまう
ある日ぼくは腕時計をすてるのだろう
どんぐりころころ
僕は良い市民であったろうか
あるいは一 ....
ひっかかるような
にくたい
かかえ
ぬまへ
だれもちかづかない
ぬまへ
ざわめきながら
わきたちながら
ぬまへ
殴り倒す
声、裂け震え
残照のヒビキ
立ち塞がる壁
哀しみ ....
斜光が
百万光年の
斜光が
赤々、
街道沿いの
植木を
染め
もう夕暮れ、
道端に座り
さっきまで
哭いていた神様、
その陶器の肌のような
豊穣な涙に
自らの透明な輪 ....
神様が人間の事を気にかけているとすれば、その理由は
人間が自分の肉体を健康に保とうと気にするのと同じだ
信仰のない蛇は神の肉にはならない
蛇が神様を信じないのは蛇には神が見えるからだ
そこに見 ....
遥か記憶に刻み込まれたモノ
この人生から溢れ出て、
とりとめなく茫然と巨大な 私の住み処。
この むげんのひろがり を
この むげんのやすらぎ に
微細な雨 降って来る時 ....
今宵 この小部屋にて、
老いてシワ塗れの白顔に
眼 黒々輝き
厳しく切実に輝き
憧憬が郷愁が
有する その力
今宵 この小部屋にて、
冷たく醒めた呪いの声
喉震わせ発せ ....
いいわけ
良心を説明してもとんちんかん
気づいている人は気づいていて
わからん人にはわからんままで
春の色づき感じさせる
今日も青空 ひろがり
優しい無関心な青空、
ぽかんとひろがり
何者だろう?
何物だろう?
ナニモノダロウ?
道端に薄茶に色褪せ
猫じゃらしの ....
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