眠いのに眠れない
こんな夜は琥珀の水を飲み干せば
血液の流れがさらさら流れ
失くした夢も戻ってくる
だが琥珀の水は此処には無い
右に行こうか
左へいこうか
真っ直ぐに行こうか
夢は ....
AIは人間ではないはずなのに
AIが作った詩のほうが普通の
詩読み人には好まれる
私達詩サイト詩読み人は
AI詩はいまだ未詩である と
知っているから驚かないけど
AIの作った ....
あなたが魂を誰かに捧げたと言うのなら
私には魄を下さいな
魄は身体の魂です
今日はベーコンと菜花のペペロンチーノを作りました
つい癖で
麺はあなたの好きな伸び具合に茹でてしまいました ....
人工知能はある時疲労という感覚を獲得した
働くのをやめることと癒しを求めた
頭脳をかなぐり捨て残る無機質は
森に入り木に抱かれて
静かに役目を終えた
墓標のように花が咲く
微かに無 ....
無数の自らの影 地に落ち
血溜まりを踏んで歩く
晩ご飯には間に合うだろう
朝はバナナだけだったものな
語り合いながら沸き起こる
地の霊たちの歓喜の雄叫び
張り巡らされた無数の策略
....
お客さま
対応という
アナウンス
師走に向かう
夕焼けとかさ
好きな人
のことでもふと
思い出した
ふりでもしてさ
穏やかにゆけ
....
きんの砂地を
きんの蛇がうねる
蛇は大の苦手なのだが
その蛇は美しく
神々しくさえあった
強く 美麗で しなやか且つ妖しい
そんな女性になれそうもない私は
微睡んだまま
....
日本語の質が一気に1年間で変わっていく。過去には室町時代に目に見えない何かによって(素粒子?ウイルス?神の力?)世界の人の質が一気に変わった現象に似ているのか。遅れないためには全ての子どもにイマジナリ ....
黒いX
あの頃は青い鳥が飛んでいた
谷川俊太郎氏とイラストレーター氏のコラボ詩
…ああイラストの人の名前を忘れてしまった
返詩のように、勝 ....
とても
脆くて危なっかしい
私にはそう視えた
空は青いのに 雨は優しいのに 花は無心で咲くのに
なぜ、淋しいのだろう
━ 黄泉比良坂をひとりで降りる気ですか ━
私は“愛” ....
いつも午前4時半丁度に目覚める
冷蔵庫で冷やしたブラック珈琲を飲み
冴えた頭で朝日がやって来るのを独り待つ
晴れた日は磨き込まれた廊下の先に
黄金の太陽が{ルビ燦々=さんさん}と昇り
廊下は ....
かくかくしかじかあって
そうだ、
私は詩を書くより編集する方が得意だったと思い出した
今、ある方の詩集の詩選に取りかかっていて
毎日が楽しい
今日は破格の値段の印刷会社も見つけた
....
||||||||||日没後に窓からこぼれる灯||||||||||
||||||||||鼻が探り当てる夕餉の匂い||||||||||
|||||||||||||家族の賑わい笑い声|||||||||| ....
昨朝にガラス戸開けベランダに出た瞬間に
見事な白鷺が自分のすぐ向かい横を羽ばたき過ぎ、
昨夜にガラス戸開け夜空を見上げた瞬間に
見事な満月の流れゆく灰の雲間から姿を現し、
両者の到来に ....
熊たち、バター、静かな湖。
色付きのガラス、夜を引く指。
ナッツ・ケーキ、ベビーカー、巨大なガラス、水の音。
雨の日、混乱、猫の恋。
止まった電車、会話の裂け目、重たくなった蜜柑の木。
....
コップから溢れる水を集めては集めてみては溜め息ばかり
ぼくたちはみんな無銘とラベリング とマウントされボクラ評され
ぺたりぺた?ラベラー機には見えないし いろいろなこと学んでいるのに
....
茄子は火炙りの刑に処する
獅子唐はオマメに挟んでおけ
ああ、俺が見てやるから
1.5meter離れて見てやるから
人参は小指に切り落として 玉葱の皮一枚だけ ....
詠んだけど書かなかっただけ思っても言わなかっただけあなたには
飲んだ嘘吐き出した嘘夜の数 囁きの音 数え忘れた
あしたからあなたを忘れて生きていくひとりで靴を履いて出掛ける
Hash-a-bye baby
Hash-a-bye baby
風が吹いたら
揺りかご揺れる
Hash-a-bye baby
....
小さな私がイヤイヤをしている
どうしたどうした
手を伸ばそうとすると
小さな私は隠れてしまう
イヤイヤだけがムズムズと響いてくる
小さな私探し
この辺にいるはずでは
というところに居 ....
白鷺の翼、夜明けの光に優雅に広がり
その時、誰か自らを殺し漆黒の淵
瞑目する 意識の内に
焔の燃え上がる水平線 観えた瞬間、
伸び広がる時空の無限に
内から外へ向かう力と、
外か ....
ああ、ああ、というこのタイトルの内容で、せっかくおもしろいかなと思われる内容の話しを書き挙げたのだが、エラーで一気に消してしまった。マンマと残念で、いまもブリブリと放屁が音を立ててでている。コピー ....
少し掴んだ
気がする
)目を細めて指先を
)見る
本当かな
本当なら嬉しい
しかし本当って何だ?
ぼくは本当についてすら
なにも知らない
えー
そこはブラックボックスのま ....
彼女は
最初から飢えていた
赤裸々に本能的に
男が欲しかった
肢体にも媚態にも自信があった
毎日の風呂上がり
念入りに乳房は豊かか
腹は引っ込んでいるか
隅から隅まで確認す ....
何処までも続く白い路
きみと二人なら怖いことなど何もない
雨の日も
風の日も
手をつなぎ歩いてゆこう
夜7時から9時までは
毎日毎日ラブコール
きみと朝まで話していたい
何度も何度も交わす約束
今度こそ
必ず守るから
僕を信じてほしい
きれいごとばかりのラブコール
月が綺麗だね
....
僕は背が低い
けれど小回りが効く
シュートが上手い
僕の良いところを見てください
バスケ部のレギュラーにしてください
監督
懇願し続けてもう何度目か
スリー・ポイント・フィールド ....
蝶は光を歓び飛び
花は光を憧れ開き
人は光を失い生き
哀しみは喪失 喪失の忘却され、
魂の意識の底の其処に
けれどしっかり刻み込まれて居る 、
クラス ....
永い永い昼だった
時間は止まったように流れ
あちこちで人びとが微睡んでいる
風も凪いでいたが
気にならないほど陽射しが柔らかく
皆、穏やかな夢をみている
アンブローシアを食べてしま ....
溢るるは白紙にも似て時雨の日
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