想い出と予感、
熱く沸き立ち
郷愁と憧憬、
いつしか合一し
一つの宮居を為すと
オリーブの王冠被りて
物質と非物質の狭間に輝き 、
水に浸かり今に立ち上がる子 迎え入れる。
花を見つめて、いたら
グロい気がした
幻覚が、花を、大きくしたり
小さく、したりして
いつの日かの誰かが
あなたを、支配すると、嘆いてた
でも、僕は、僕が誰だか分からず
それは脳 ....
陰裏から
迫り来るもの
抉り広がる音塊の響き
余りに練り込むものだから、
肉のタマシイの行き場失くし
自らを観る今、思考思惟というチカラ
頭の周りをまわるまわるよ 、くる く ....
ゆっくり暮れゆく
この一日に
さざめき残響する
アナタという相貌、
一つのステーション、
きっと肝心なこと、
幼き空白の日々に
真白き静かさ記憶の手前、
行為され行為したこと ....
あー、なにも変わらない、ボロの部屋
ゴミ袋の中の昨日と分別中の今日
そして明日も良い天気かな 少し不安
とりあえず、納豆&卵かけゴハンを食べる
おそるおそる粘つく息をして 咳き込む
叫 ....
{引用=
日々のいたみを忘れるように
ときおり視野の淵をはしる線
四季の陰影をかなでる奏者
モノクロームで、ことたりる
もう
彼方からの
....
メーカー希望価格の最高級ラインが2,500円
大手釣具ショップで2,200円くらい
それがネットでは1,400円から3,400円で売っている
釣り針も大手釣具ショップで16個入りで200円くらい ....
いかにもやはらかな
おくるみに包まれ
眠る赤子の真白き静かさ
もう逢わないわ
そう言う女の声音
記憶に深く刻まれた声、
相手を温たかく包み込む
少し低めのトーン帯び
も ....
降らないと思って降る雨よりも
降ると思って降らない雨のほうがいいにきまってる
It don't come ea ....
{ルビ渓=たに}と渓が合流する遠い澱みには
銀鱗の女王が潜んでいると釣人たちはいう
普通のロッドと仕掛けでは逃してしまう
いよいよ本流竿の出番がやってきた
7mで250gの本流ロッドは軽くしな ....
すっこぬけ
すこんと抜けいく
終わりに近付き
意識しながら
崖っぷちで
気力養い
勇気蓄え
落ち着き払い
ほら一段、
すとんと落ち
落ちてみれば
あれこれ現に
或るもの在る ....
月が欠けてゆく
今宵は更待月
琥珀の水を傾け
夜は更けゆく
明日を占う指先が震える
ぽかぁんと穴あいてる漆黒に
漆黒背景に賑やか盛んに踊り
濁り黄の満月どろんと浮かび来た
今年初の熱帯夜に感じ想い浮かぶ
死の境界 、
ぷかぷかしてたい今宵の意志に
なつかしい 、
未来から
そよそよそよぎ
微か確かに遣って来る
いしかつな 、自我の時流 なつかしい
幽霊が革命起こし弱点がストレングスになるから怖い
夜空の深み青み奥まり
凝る純白のヒカリ
端の欠けた満月から
うっすら崩れ落ち
鋼のヒビキ浮き立つ
濁声混じり照り輝く
白銀の途 その突端、
二人の幼子包み込み
痩身に白衣 ....
{引用=
潤んでいる。日差し。君のその白い面持ち。夏のプールの青さを反映させながら、水面に浸かっている君の、まだ少しだけあどけなさを残した、その朱色のくちびる。水色の水鏡(みかがみ)にそっとくちづけ ....
愛のためなら命を捧げよう
でも愛より大切なものがある
それは見えない我が魂
この身は仮の姿だから
いくらでもきみに捧げる
倫理観は拡散する自然を拒絶しているのに
生きる自由は認めているアンバランスの中
僕たちは生まれてそだちながら大人になり
社会がとても窮屈だと感じつつも大人しく
して生きのびていくことを大切 ....
鋼の響きの
わたしを超え
私という魂の
想い出の予感、
渦を巻き破裂し
破裂しては新生し
いよいよ よよよ
うらうら ららら
天のラッパ鳴り響く
ヨクアルアオハル
予感への思い ....
大きく裂けた口のある白い顔で笑い
煌びやかな衣を纏った記号が宙を行き交う
吊るされた語彙は真夜中の死体のように重く
暗い羅列が濁点だらけの股間にあった
大好きなキミの瞳を輝かせたいから、
....
渓谷の明日は晴れのち曇り
毎週土曜日は4700尾のヤマメと720尾のイワナが放流される
梅雨の中の貴重な天気で釣り人が我も我もと集まって
養殖の魚は警戒心に疎くて入れ食いになる
週末だけで ....
いまひとつ燭光が足らんのじゃないか
どれくらいと返事の代わりに訊かれ
冷めた皮膚が
透ける
はらり
吹き消してもっと
ください言ってトランク潰し倒れ臥し
吸いつくす限り
風に焼けた ....
真正面に満月だ、
カーテン引き
窓を開けたら
アタマ瞬時真っ白に
白銀のヒカリ放ち
光耀くっきり
まぁるく輪郭帯び
その生々しい実在
魂ずんと射抜かれ
意識すっと透明に澄み
両手合 ....
欲が出て限が無いが
放てば
満ちる
と思い
自分をなぐさめる
・
不安がわいて限が無いが
放てば
満ちる
と思い
自分をなぐさめる
・
限が無いことばかりだが
....
遡れば
ぼくらは一人の母親から産まれた兄弟なのに
殺戮を繰り返すのは近親憎悪なのか
この世の果てまで流血を求める
誰もが幸せを願っているのに
自分の周りだけが幸せでいたいのだろう
血を血で ....
自分自我という存在、
自分自身の創造者だと
外から感覚からではなく
内から思考内容満たされる 、
その瞬間から意識魂の変容始まる
一秒ずつ古くなっていく
と同時に新しくなっていく私
自らの光に
自らの闇を
照らされて
故郷の星
地球
この星に
みんなが住んでいる
生と死を繰り返しながら
・
あなたは
いのちだ。
いのちのために
在る
いのち
疲労と孤独と多忙さの中で日々は疾走していた
緑は際限なくもくもくと広がって
入道雲まで連れてきていた
今年はじめての雷雨の後の静けさは
次第に夕暮れを連れて
切れ長の目尻のようにあたりを ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174