個人の貧困は妄想なのだろうでも
あるいはこの国が貧困なのだろうか

いずれにせよもう描かないだろう
ベランダで洗濯物を干すwifeみたいな詩
僕的にだけれどね

アンチテーゼがつきるころ ....
カーブを投げすぎて
すこし肩をこわしたこともある
直球を投げる時にはスピンを心がけた

ひつようを感じないものは
持たなかった

根っこはそうだから
じぶんの分際がときどきこうやって
 ....
夜の街に女性を買いにいった
それは悪じゃなくて
必要な悪

もちろん真っ当に恋愛して
両性の合意に基づいてお互いの性を共有できるなら
何の問題も発生しない
かも知れない

だけど現実 ....
透き通る鎖骨のような校庭に夢散りつつもサクラ満開

図書室から盗んだ『モモ』を脇差に 時間密度が高いきみだね

「祝日の明日は晴れとなるようです」予報士さんの旋毛二つだ

線影が砂場にく ....
訪れる
時はじんわり
湧き出づる
そうして私は橙の
脳裡の懐かしい光に包まれ
生きている、生きている
くっきり浮き立つ輪郭と
物という物が発散する
確かな響きに包まれて
活きている、 ....
あの天災後にサザンがtsunamiを封印したのとは違って、
東京オリンピックがあるのか無いのか分からない今こそ、
当時に戻り、彼のオリジンを探しにいけるのでしょうね。

もちろん、当時 ....
ナメナメ。はいはい。ぎゅうぎゅう。どきどき。


「第82話『爺婆ぬっぺっぽう』は神回ですというおまーさんの日常が神回だった件」


もそっと端に寄り。はい、次。

「あの刻も、そ ....
その日は休日
市内の公園でフリーマーケット開かれてたから妻と二人で出掛けた
だけど売ってたのはガラクタばかり
購買意欲はわかなかった

元々何かを買いに来たわけじゃなくてただの暇つぶし
早 ....
ひたすら壁にむかって投げ続けた
ひとりだった
みんな学校へ行っていた
じぶんのふるさとをこうして
時々
思い出す事がある

電車が通ると夏草がゆれた

およそ色んなものが
おもえば ....
「メタモルフォーゼ」

虹翻って、音楽。


「砂埃と漂白」

短距離走、すな わち校庭のブリーチ。


「シチュエーション」

引き潮、はだし、見つめ合う、空踏むサンダルよ ....
から だった
前進しようと思えば未だできたが
から だった

寝ても覚めても
あんまりカラカラと鳴るばかりで
もう嫌気がさしちまった

(なのに夢の空はまた
淡い淡い紅に染まり
何 ....
想像の空を制した根なし草
鳥ではなくて私らだった!
朝はおはスタ見てます
他局のニュースショーに健康を害されたくないので
元々幼稚な思考だしさ

べつにおはスタ幼稚だとは思ってないけどさ

子ども番組66歳が見てたら変かな
子どもに帰れな ....
しずかなる森の梢はミミズクの
可愛い耳のちょん。になりたし

スマホ手に眠りに落ちる人だけの
夢蒐めては花いちもんめ

お早ようと花瓶に朝のご挨拶
こたえて曰く ヒョウメ ....
よく知らないまま
パンダの{ルビ星星=せいせい}のぬいぐるみが届く
朝の番組で
こどもにも大人にも人気らしい
開封し即おもった
「ちっさ」
でもぬいぐるみって大きいの高いし
ギリだよなこ ....
昼も夜もない屋敷に独りの老人が住んでいる。
彼は日めくりカレンダーと唯一の会話をする。
愛くるしい動物や癒しの風景が語りかけてくる。
そんな彼が穏やかに息絶えていた。
今日見つかった時はもう腐 ....
影を、焚べてしまいたい、なんて思いながら、
森で、火を囲んで、物語を聴いた。
そのとき、焚べられた影が今、街をうろついている。
私を火刑に処そうとして。
あの焚木はとっくにない。語部もいない。 ....
銀輪の
跳ね返る
光の束
眩しくて
ガクンと揺れた
視界の先
道行く人の
後ろ背に
未知悠久の
時、踊る

あゝ何もかも
渦巻いて
異郷となって
迫り来る
この懐かしい
 ....
僕の空腹はぼくのものだ
ときどきカップ麺を要求するけど

必要は最良の教官ではあるが
不必要はより甘美な憩いなのかもしれない

罵り言葉でもないが
地獄に行こうぜ

僕みたいな人間の ....
もののあはれとはそれは
風の包帯
先だつ批判をやわらにつつみ
まるで
{ルビ苫屋=とまや}に吸われるもんしろ蝶
ひなたの蜥蜴
春の
ことぶれとも
態変か助詞を捕まえ喉つかえ 「ざわざわ」と潮風の音 髙い空。 妙に静か。

シュレーディンガーの雪


カーテンの襞の{ルビ谷間=たにあい}をみている。
お晦日の夜から元旦の朝までラブホテルで過ごした
事がある
事前にその事を彼女の家に電話したら
母親が出て
 お嬢さんを今夜こっちに泊まらせて明日そちらに送ります
と伝えたら 電話口で母親がこ ....
鎖で繋がれた折りたたみ自転車(通称キュキュ)を
散歩につれていったアトー
どこか遠くの外国の人のような名前
でもれっきとした日本人
キュキュは電信柱におしっこを引っ掛け
ほかの自転車にううう ....
歌声が聞こえていた
夢のなか
濡れるようなヴィブラート
君の弟だと紹介された
いがぐり坊主に白のTシャツ
別世界の住人みたい
僕たちはすぐに打ち解けた

萎れいく花々
目醒めてみれば ....
「蝿」

打ち沈んだ脳梁の遺跡群に一匹の蝿が迷い込む
神経質な迷路は死相を
その顔にふたたび浮かび上がらせる
魘されたアルトーの夢のように朝が来て
朝はまだ夜を殺しきれない
閉ざされたカ ....
どこにでも車を停められたらいいのにだいたいいつも都合良くはいかない。
心に留まった場所を通り過ぎてから、写真の構図を探すことになる。
(
  はじめは岩礁の方へ行きたかったけど逆方向へ向かった。 ....
人をきずつけ
傷つけたくせに傷付いて
そんなことをかんがえて
夜はまだ更けもしない

とりかえしのつかない
いったいどれだけ多くの
星が空にまたたけば
星座の{ルビ焉=おわ}りは来るの ....
また夜が来て
まだ私は生きていて

堆積した記憶の回収不能
後頭部辺りから凹んでいき
何一つ思い出せない
何一つ思い出さない

)モノクロームの響き充満し

また夜が深まり
まだ ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(5216)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
逃走- 梅昆布茶自由詩721-2-12
時のメイルストロム- 道草次郎自由詩321-2-12
血反吐吐いた事はなくて- こたきひ ...自由詩421-2-12
鎖骨の庭- 道草次郎短歌3*21-2-11
イキテイル- ひだかた ...自由詩821-2-11
ゴリン(ゴル投票ネンさんへのコメント詩?のような返事として)- 足立らど ...自由詩221-2-11
千の詩を含む万の往来物からの抜粋- 足立らど ...自由詩121-2-11
風の匂い- こたきひ ...自由詩621-2-11
ボール投げ- 道草次郎自由詩10*21-2-11
一行詩- 道草次郎自由詩2*21-2-11
から_ガラ- ひだかた ...自由詩521-2-10
空の小鳥遊- 足立らど ...短歌121-2-10
出勤前の即興詩- こたきひ ...自由詩421-2-10
耳のちょん。- 道草次郎短歌1*21-2-10
星の遅配- 道草次郎自由詩4*21-2-9
死めくり- 宣井龍人自由詩9*21-2-9
- かとり自由詩5*21-2-9
異郷に揺れて- ひだかた ...自由詩521-2-9
二胡- 梅昆布茶自由詩1321-2-9
ことぶれ- 道草次郎自由詩11*21-2-9
いいかい。助詞は流れにのせて。形容詞は再構築して。そしてトド ...- 足立らど ...川柳121-2-9
つまらん刻- 足立らど ...俳句221-2-9
静謐のスリット- 道草次郎自由詩3*21-2-9
見えないところで見えない形で- こたきひ ...自由詩321-2-8
アトー- 道草次郎自由詩5*21-2-8
メタモルフォーゼ- ひだかた ...自由詩421-2-8
にごり水もみず- 道草次郎自由詩3*21-2-8
picture- かとり自由詩2*21-2-8
更けゆく夜の魚へ- 道草次郎自由詩3*21-2-7
記憶喪失- ひだかた ...自由詩521-2-7

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