夏に雪、静か降り積もる
ひだかたけし

雪が舞っている
街の電飾に輝き 

通りの向こうから
駆けて来る、
子供 肉身を躍らせ

向かいのコンビニ前で手を振る
老婆のシワ萎びた顔が切なくて

手のひらに収めた
雪を投げ入れる、

白い空間に

いち に さん

冴え渡っていく
意識のひろがり
僕と君の響重ね

夏に雪、静か降り積もる

純白の僕ら 熱く身を寄せ合い






自由詩 夏に雪、静か降り積もる Copyright ひだかたけし 2023-08-23 20:07:41
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