現在詩の在処
現在詩が平成初期に流行っていたポストモダンの流れなのかというと明らかにぜんぜん違うとしかいえなくて、どちらかというとネットよりなより包括的であり現代詩にたどり着けなくても気にしなく ....
難き人 私は、難き人
分かりづらき人 救い難き人
変形し、変色し、変声する
湾曲し、歪曲し、発露する
変名し、変態詩、投稿する
恋愛し、偏差値、否定する
矛盾さえ、理不尽さえ、肯定する
....
宇宙のひとかけらを持ち帰ることができたような日って何なんだろう、それってどんな風な心境の事を差すんだろう
一筋の光みたいなものが一瞬眉間の端から突き抜けていくようなことがあるんだけれど、そんな感覚な ....
一本の枝
横にして左右
縦にして上下
枝ををひっくり返すと
左だったところが右
右だったところが左
上だったところが下
下だったところが上
左を右を上を下を切っても
左右上下はなくな ....
森に割り込んで
殺戮伐採を繰り広げた
新しい外来の秩序は
都合のいい当たり前を
植え付け蔓延らせ
多数に達した思想が
現実をつくりだした
森を連れてやってきた
本来の姿に
多数の ....
あたまの中
波打ちながら
増幅していく
思考のうねり
最中でわたし
奈落への悲鳴
只聴きながら
ひゅうひゅう
風吹き渡り
増幅していく
うねる思考
手懐けながら
奈落へ ....
知恵蔵より
質問者
むかしネットを作ったペンタゴンはますます影の力を
増しているのに函館の五稜郭に高速バスで着いてる彼、
ことバビル二世様はなぜ未だに動かないのでしょうか
アンサ ....
創作の生き残る隙間
今回も沢山の被害者が去った
心眼を開くときこそ哀れなり
だから人前では使わせないで
未だ力の無い方は破裂するまでお腹を膨らませてしまう
繰り返される結末の先にはな ....
河豚みたいで
可愛くって
指でつついてみる
吹き出した後のえくぼ
可愛くって
また指でつついた
待つということ、
時は満月過ぎて
下弦へと欠け始め
なお待つという行為
愛すること 、
待たれるもの待つのではなく
ただ、待つことを愛する
このあらゆる意味の剥離した世界で
そ ....
〈生え際で息吹き感じる春とはね 涙次〉
【ⅰ】
珍しく故買屋の方から、聲を掛けてきた。リクエストつて奴。もぐら國王、
「珍しい事もあるもんだな、あんたがおねだりとは-」「いやね、或 ....
初めて贈った
お手紙には
何を書いたか今となっては
たぶん初めて化粧をしたときのような
恥ずかしさと酸っぱい胸の
はつ恋
それから何年もあと
さみしく笑うから
暗がりを求めて
....
梅の香りに撫でられ
リマインダーが発動する
まだ甘酸っぱい関係性
二人ともはにかむ
素直な気持ちを
思いきって囁き合う
赤いリボンの端と端を
二人でつかんだ
人肌にとけて
舌 ....
「カンテラは、俺の全てなのです」作者談。2021年からだつたかな、アメブロに、tsuyutsuyuseigetsuと云ふ名義で、『カンテラの1ダース』(これが第一ピリオド)ぽつぽつと掲載し始めて、早4 ....
2025年2月14日早朝
「日頃の感謝を込めて」のメモと一緒に
朝起きたら
枕もとに
可愛いチョコがひとつ
*
ai(advocater inkweaver)
バレンタインの ....
目が覚めたときの感覚
空虚が僕の胸を塞いでいる
腹の底にある悪い虫
乗っ取られて
理性を失う
力任せに振り回す
拳が当たった
その瞬間から
僕は血の気を失う
実際は信頼を失う
僕は ....
なんにもない
はんなりなにも
なんにももうない
このわたしのなか
なにかがうごめく
うごめきだして
なんでせう
底から何か、
脊髄を這い上がり
脳髄の壁取っ払い
すいすい ....
台所の窓のそと
蜘蛛の巣がかかっていた。
蝉の死骸がぶらさがっている
何日か観察してたら
蝉が半分くらいになって、
ポトリと下に落ちていた。
つぎの日、それもなくなっていた
たぶん猫に食 ....
〈飢カツゑたる我が心かな雪解水〉
【ⅰ】
東北の寒村に突如その威容を現す「秘寶館」。まあ國王、もぐら國王こと杉下要藏には取り立てゝ用がなく、つひ見過ごしてしまふのだが、葛飾北斎の眞筆 ....
街が目覚める頃
電車に詰め込まれ
肩が触れ合う
一瞬の繋がり
それぞれが抱える
一日の憂鬱や希望
窓の外には
刻々と変わるビル群
プラットホームに
爆破したみたいに
飛び出す
そ ....
ですから
そうしていただけなければ
明日?
いやそうじゃなくて
それでいいでしから別に
もういいです
〈いかのぼり空に見付けたあり處 涙次〉
【ⅰ】
テオはテレパスである。彼が人間の言葉を話すのは、人の心にダイレクトに語りかけるのであつて、彼が人間と同じ聲帯を持つてゐる譯ではない。そ ....
たいくつくつ
素直になってお話しすることは難しい
詩書き人は歩き続けながらも推敲して
まだ見ぬ詩はいつもあやふやで
眠っている心には届けられない
試してみて 気づいてみると
....
餌を与えられ
自ら探すこと
狩をすること
広々した大地
境のない大空
忘れてしまい
また最初から
ここに生まれ
餌はもらう物
疑いもしない
発情するのを
固唾をのんで
見守るや ....
流れの真ん中に石を置く
水辺のイタチは笑うんだな
お前達のためにも韻を踏み
肉の滅びに向かい立ち
わたしはわたしの魂の
意志の核心に向かうため
流れの真ん中に石を置く
....
〈春寒し瞬間を生き息を吐く 涙次〉
【ⅰ】
押越亨オシゴエ・トホル。獸醫師である。一應、テオの主治醫、と云ふ事になつてゐる彼は、大黑屋の「角打ち會」にも、たまに顔を出す。
彼に ....
【ⅴ】
じろさん、泣いてゐたやうだ。自分は、悦美の為に涙一つ零せない。カンテラは憂愁に浸りつゝ、ランタンの中に籠もり、細い火を燈してゐた。と、
「お邪魔します」テオが猫用の出入り口から入 ....
〈竹秋や奈落大好きなる女 涙次〉
【ⅰ】
じろさんは蒼白な顔をしてゐる。「悦美が…壊れていつてしまふ」
そんな焦燥を、カンテラはまともに受け止めたくはなかつた。「今、もぐら國王が ....
五線
5銭
いちどの付箋、口笛
付箋、聴こえた
スマホのアラーム、ペットボトル、天井、壁
冷蔵庫、玄関、手袋と靴、ドアから階段
ゴミを捨てた息白く
つながる、つながらないか
....
うつ伏せに浮かんでいる文字の背を言葉に
揺れる水面
浮き沈むかたち象る
遠ければ遠いほど意味は重たく
暗い水底から手招きする魚影
木葉日のレモンカードの行方知らない
小鳥啄んでいる ....
田中宏輔さんのおすすめリスト
(6663)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
現在詩の在処
-
足立らど ...
自由詩
2
25-2-17
難き人
-
鏡文志
自由詩
6*
25-2-17
冬はまだ続くみたいだ
-
山人
自由詩
9*
25-2-17
一本の枝
-
海
自由詩
4
25-2-17
unnatural
-
海
自由詩
3*
25-2-16
えーてるうちゅう
-
ひだかた ...
自由詩
7*
25-2-16
チョコレートゴースト
-
足立らど ...
自由詩
3*
25-2-16
創作の生きのこる隙間
-
足立らど ...
散文(批評 ...
1
25-2-16
こっち向いて
-
海
自由詩
6*
25-2-15
詩想、待つ。
-
ひだかた ...
自由詩
4*
25-2-15
NWSF怪畸幻想譚_斬魔屋カンテラ!!『私憤』全
-
髙任勇梓 ...
散文(批評 ...
2
25-2-15
淡く遠い
-
唐草フウ
自由詩
9*
25-2-15
チョコレート
-
海
自由詩
8*
25-2-14
NWSF怪畸幻想譚_斬魔屋カンテラ!!『テオと猫ガミ』全
-
髙任勇梓 ...
散文(批評 ...
2
25-2-14
バレンタインのチョコ
-
足立らど ...
自由詩
2
25-2-14
悪い虫
-
海
自由詩
5*
25-2-13
詩想、浸る思考_
-
ひだかた ...
自由詩
3
25-2-13
逆さま
-
おまる
自由詩
3*
25-2-13
NWSFピカレスク・ロマン(スピンオフ小咄)『もぐら國王』② ...
-
髙任勇梓 ...
散文(批評 ...
2
25-2-13
自分と一日
-
海
自由詩
7*
25-2-12
おまけのてんさい
-
林 理仁
自由詩
2
25-2-12
NWSF怪畸幻想譚_斬魔屋カンテラ!!『人質、或ひは齒母神』 ...
-
髙任勇梓 ...
散文(批評 ...
2
25-2-12
たいくつくつ/ゴルコンダ/お題はこうだたけみ様
-
足立らど ...
自由詩
4
25-2-11
動物園
-
海
自由詩
4*
25-2-11
イタチの愛
-
ひだかた ...
自由詩
4*
25-2-11
NWSF怪畸幻想譚_斬魔屋カンテラ!!『獸醫師・押越亨とドク ...
-
髙任勇梓 ...
自由詩
1
25-2-11
NWSF怪畸幻想譚_斬魔屋カンテラ!!『所謂ゾンビ病について ...
-
髙任勇梓 ...
散文(批評 ...
1
25-2-11
NWSF怪畸幻想譚_斬魔屋カンテラ!!『所謂ゾンビ病について ...
-
髙任勇梓 ...
散文(批評 ...
1
25-2-11
たいくつくつ
-
wc
自由詩
10*
25-2-11
水葉日
-
紅茶猫
自由詩
4*
25-2-10
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