お盆を過ぎると、
いつも風が少し涼しくなるのは、
多くの死者たちが来訪していた、
その磁場の名残なのか、
死んだカブト虫たちを裏庭の暗い土に埋めて、
その上にできるだけ細長い小石を立ててゆく ....
 静けさをたたえた穏やかな、翠の眼の馬。
 遠い日の、ある場所において、
 目の前に立つ人間の、胸のあたりに歯をたて、
 涼し気な空色の半袖シャツの、上部を斜めに裂き、
 白いボタンが飛び ....
ひと夏の夜
家族に背を向け
庭に咲いた月下美人を
見つめていた父

そんなこともあった
今ではどんなことだって
苦笑いくらいはできる

寂しい時ほど
思い出すのは後ろ姿
空間を生きるものは、
光の中で存在を体験する。
時の流れを歩むものは、
創造行為の中におのれの力を感じる。
心情の深みの中にいるものは、
宇宙をみずからの中に見出そうとする。

空間の広 ....
米をいただき

野菜をいただき

魚をいただき

肉をいただく

残酷といえば残酷だ
張り裂けた夏の青空の向こうから
ミンミンゼミの声がしている
エアコンの水滴が窓の外側に滴り落ちて
きっと外はまだ暑い

小さな町の病院の診察室で
まるで終わりの始まりのような説明を受けてい ....
いのちを
いのちとは思わない人の
いのちは
いのちではないのでしょうか。
愛を歌ういのち
ゆうぐれどきの
西の空は
蒼く透けて
闇に解けるまえの
悲しみの果てです
ポエムちゃん、サヨナラ
汗ばんだからだでふたり抱きあった
昨日までの嘘は水に流して
今夜からは本は読まないで眠る

潔く、完璧な AI に譲ろう
思えば、想いはすべて映像だった
ことばは ....
しっくり白い雲間の満月
静か充ちるこの夜陰に 、

 貴女の手から既に解き放たれ
 自らの意志で貴女へと向かう

私というこの在り方を業にしつつ
(たとえ悪魔に呪われて居ようとも)
こ ....
断捨離は「いつか」を嫌う
読めなかった本を処分した
私が摂取できたであろう言葉とは
出会わないまま
その分無知を増やした
人間関係までも切ってしまった
その中に将来助けてくれる
人脈があ ....
私の故郷、それは一握りの花、園庭の子供たち
砂塵の飛び交い融解する苦肉に歓びの込み上げ
静かな祝祭と神聖と厳粛に揺蕩う赦しの夜陰

街の灯りの柔らかに広場に伸びゆき、
明けの明星が輝く迄踊り ....
以下は、私とChatGPT 4o(無調教)のやりとりである:

あなた: ふたつの詩を送るので、詩に用いられている技巧、意味内容、作者の意図を詳細に比較検討し、いずれがより優れているか結論を出して ....
今日はいつもより早く
午前1時に起床した
何時もの通り
アイス珈琲を飲みながら
ゆっくりと釣り道具を点検する
準備万端異常無し
車を飛ばし渓を目指した

何時もと違うのは
バッハでは ....
酒鬼薔薇の絶歌を読んだ
被害者遺族の方のお心を思うと
筆舌に尽くしがたい懺悔を思う
それでも、二度と子供が子供を殺すような
未来が明けることを信じて拝見した

彼の口から語る両親像は、かい ....
津軽海峡をわたって、
北国のみなみに訪れた、
とても素敵な黒いトンボ、


それは本当に良いことなのか?
それとも良くないことなのか・・・、
以前よりもずっと暖かくなった地球、


 ....
実際のところ上手な詩をたくさん観てきた私たちにとっては、
AIの作る今のままの延長にあるAI詩には失望しかない。
見た目やリズムやライムを重視しているとヒップホップ作品
は一瞬で作れても、本筋の ....
太陽は私の心臓、
千切れ雲は私の髪の毛、
恒星は私の思考器官、

けれどこの夜、満月くっきり浮かび輝き

この私を地球大地にしっかり住み着かせ。
遠いつながり
僕を救って
誰かの蜘蛛の糸
しがみついて
不穏を生きる
不安や欲望
無限の孤独感
カオスな世界で
よじ登れはしない
それでも電磁の粒子
時々神の手みたいに
糸を伝っ ....
肉体の滅して
意識の保たれ在る

のならば 、

初めてその意識を
〈魂〉と云う

とするのならば、

肉体の生きて在る内に
生死の境域を超え得る意識

にして 、

初 ....
詩を
書くこと自体が
目的であり
よろこびであり
読者あっての詩です



詩とは
私にとって
死を含んでいる生(せい)だと言った
初心忘るべからず
今の今を生きている

 ....
絶望を
葬送した日に
影は濃くなり
いのちは伸びた
ここにある希望
今日は釣行の予定だった
午前2時に起きるため
昨夜は8時にクスリを食べた
頑固な不眠症で5~6時間が精いっぱいだ
それがなんと今朝は5時半に起床
こんなに寝たのはここ10数年来なかった
身 ....
コンクリート壁が壊されたいま

砂埃舞う荒れた道幅の右端には鉄門が建ち

中腹には小高い丘が盛られ

数えきれない肢体が埋められているから
                    幼 ....
安らぎながら
自らを観て眼差され
感じ入りながら安らぐ私

 安らぎ憩いながら 、

アナタの内の私ですと。
海水が満ちて
そこに建つ鳥居は
海を歩く神の道
遠くて神聖
写真を撮り
手を合わせるのです

海水が引くと
そこに建つ鳥居は
砂地を歩いてくぐれる
神の道をなぞって
お辞儀をしな ....
晒され濡れそぼつ
盲目の天空
高くひろやかに
入っておいでと

 巨大な紫の花冠の揺れて

黄色い頭巾被り
赤い唇輝かせた
女の冷たい顔 、
オマエの顔に触れると
普き孤独の壁起 ....
小太りまさおくんは
あまりにも炭水化物をとりすぎて
人の何倍も食わなければならず

ガリガリまさしくんは
米が嫌いで野菜ばかり食べてます

お兄さん、けつでかいよ

近頃の公園には誰 ....
不確かさというおやつに
見たこともない春の風をまちわびる
そこにある謎のままな姿
映像は軽々しくページをめくり
静けさの化物の胃の中へ消えてゆく
手と手の中の憎しみ 手の中の希望
それらに ....
まあ分かったれすよ
あなたはデパス中毒ですからね
ぶっ倒れて救急車で運ばれて
閉鎖に入って
気味の悪い他の患者を見て
自分はこんな奴らとは違うと
ブチギレて
そんでまた娑婆にでればデパス ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(5216)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
晩夏の鐘- 本田憲嵩自由詩1324-8-20
- 湯 煙自由詩3*24-8-20
月下美人- 自由詩524-8-20
詩想、「自己存在」という問い・今の私という境地3.- ひだかた ...自由詩5*24-8-20
五行歌_いただきもの- レタス自由詩4*24-8-20
午後4時- 山人自由詩6*24-8-20
※五行歌「いのちを_いのちとは思わない人の_いのちは」- こしごえ自由詩3*24-8-20
※五行歌「悲しみの果てです」- こしごえ自由詩10*24-8-20
素敵な嘘- atsuchan69自由詩13*24-8-20
詩想、与えられし自由なるものに- ひだかた ...自由詩324-8-19
いつか- 自由詩424-8-19
祝福のうた- ひだかた ...自由詩224-8-19
田中宏輔_VS_完備- 完備 ver.2散文(批評 ...224-8-19
【渓流】今日の失敗- レタス自由詩3*24-8-19
やさしさトス- 由木名緒 ...散文(批評 ...324-8-19
黒トンボ- 本田憲嵩自由詩724-8-18
禁書目録(Index_librorum_prohibitor ...- 足立らど ...散文(批評 ...224-8-18
五行歌、この私・けれどこの夜- ひだかた ...自由詩524-8-18
蜘蛛の糸- 自由詩424-8-18
詩想、〈魂〉と云う(一つ、今後の指標として)- ひだかた ...自由詩424-8-18
※五行歌_五首「初心忘るべからず」- こしごえ自由詩5*24-8-18
※五行歌「絶望を_葬送した日に」- こしごえ自由詩3*24-8-18
食べる- レタス自由詩6+*24-8-18
苺庭園- アラガイ ...自由詩5*24-8-18
五行歌、見捨てられ- ひだかた ...自由詩324-8-17
願い- 自由詩524-8-17
GirlLovesMe(改訂)- ひだかた ...自由詩224-8-17
_- 陽向(2 ...自由詩224-8-17
おやつ- 陽向(2 ...自由詩424-8-17
デパス- 陽向(2 ...自由詩4*24-8-17

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