通り雨が、ぽつりぽつり
スライド硝子にコロラド
雲の切れ目にらんぱろ

ブラス らっぱらっぱ
通り雨 ぱらぱらぱら
水草と金魚 あぶく。ぷくぷく。。

ロケット、発射 延期
ティンパ ....
すべてから
解放され
すべてを
開放し
広大な大地に
遊ぶ

  *

気分は沈み
気分は盛り上がり
まるで大海原のうねり

自我は佇みひたすら静観し

天空に銀河の帯、 ....
訳もなく
わきあがりうきたつ
午前のこの時間、この一時

わたしはひたすら
しずかなよろこびに貫かれ
無言でひろがる青空をみる

いつか、
この空の青みに
雷鳴が轟き
亀裂が走る ....
人間は脳の10%しか使っていない

なんて
言われてきたが

最近の研究で
脳は常にその100%を使っている
という事が明らかになった

とはいえ
記憶の存在する場所が
脳の中
 ....
土手の
草木が揺れている
熱い風が吹き
彼岸花はまだ咲かない

夏の後ろ背を追いやったはずの
秋が
今日一日、夏の再来に追いやられ
せめぎあい渦を巻く
木霊が
生来の不安と恐怖と孤 ....
埃臭い上着を着込んでは
空の力におちていく
少しずつ
少しずつここへ
どうしてもぼくは

火が両拳をつつみこむ

確かなものだけが
確かに応えようとする


くるくるま ....
少し芯のあるパエリアを
何も言わずに食べる
失敗は復唱しない、
一度失敗したら、
もうそれで良いのだ
失敗は、
天国への階段だから

半年がすぎて
さあ、
もう一度パエリアを作る
 ....
躍動するこの魂は
年若くして老いた魂を後にし
悦楽に浸った青い春を
遥か飛び越え
美しさと残酷のセカイの深みへと
闇に包まれ入っていく

とおい、とおい
遠いよ
澄んで湧き出る泉の底 ....
青が開ける
まっさらな朝の空
光は弾け

わたしの心は静まり
魂の均衡と調和のうちに
世界のすべてを受容する

歩き過ぎる若者、ひらいた本
咲き誇る花、杖つく老人

みんなみんな ....
美しい巻物をゆっくり
開くように
声の響きに
耳を澄ます

この肉身を揺らしながら
この肉身を溶かしながら

  *

ジョンレノンのロックンロール

ジョンの声が、魂が、直観 ....
外はざんざん
降りしきる雨
みるみるひろがる
水溜まりの輪
テールランプの赤い帯
街道沿いに伸びゆきます

音楽を聴き入り約二時間
カーテン引いて窓開けたら
いきなり雨降り、赤い帯
 ....
四百年に一人


言われていただけあって
さすがのその大活躍に

ファンとしては
この上ない喜びで
今満たされている

これまでの記録を
更新するといっても

例えば
五 ....
ぽつりぽつりと
雨のふる
道の両側には
花が咲き
鮮やかなその色彩が
浮き立つように躍っいる
自転車で街道を過ぎる
女子高生の
肩口の黒髪が艶やかに揺れ

涼やかな空気に包まれて
 ....
この無常と永遠が重なり合う
不断の退屈な日常で
私の両眼は
ひたすら痛い

今日、病院帰りに突然開けた
雲間の青、

それは哀しいほど青かった
それは嬉しいほど空だった


  ....
肉屋には、
不釣り合いな
エピソード。
短刀で刻み
コマ切れ

夏の後ろ背を
蹴り落としたように
唐突にやって来たこの秋日、
あなたはあの長い坂道を
予告もなく遠く
落ちていった

あなたはあの坂道が好きだった
よく途中まで下っては
そこにある岩 ....
なんだか急に秋が来た
なんだかほんとうの秋が来た
透き通った涼風が
曇り空のもと街を吹き抜ける

久々着た長袖シャツ
朝から重い俺のこころ
午前中具合が良い間は
なるべく外を歩くよう
 ....
テロメアが
脱皮だという
エセ詩人
一回限りの
変化も出来ず
波打ち際で戯れる子供たち
一時を美しく花開く少女たち
燃え上がり離れていく男女は独り

レンブラントの母の像
老いた女の静かな炎
老いた女の確かな実在

私の顔に
浮き始めた染みの点 ....
さっきから
雨が降ったり止んだり
強風が吹いたり止んだり

台風の渦が東京に接近する

私は痛む両眼を指先で押さえる
この静謐な心を壊さぬよう
私は痛む両眼をそっと

クール宅急便 ....
2022年9月20日

野分立つ
中学生日記
見たあとで
我は風の子
今、
舞いあがれ
花から花へ
飛び廻る蝶のように
わたしのたましいは
かろやかに
破壊と暴力を孕みながら
次々と新たな時を
点火していく

  *

震える両手に溢れるもの
痛む両眼を支えるもの
 ....
雨が降る
激しい、激しい
雨が降る

漆黒に濡れ光るアスファルト
雨垂れは規則的に軒先から落ち
わたしはコンビニのイートインにて
濃いアイスコーヒーを啜っている

さみしい気持ちとあ ....
地下駐車場に止めてあった高級外車にガソリンをかけて火をつける
三つ又の銀色のエンブレムがボンネットの先端についている
メルセデスベンツぐらい、クルマに興味のないおれにだって分かる
炎が上がり、熱 ....
風が吹いている
風は絶えず吹いている

新たな行為をしよう
この現実に刻み込む
新たな行為をしよう

この生は死と共に終わる
君は、
生きる気力がどうしても湧かないまま
暗闇にずっ ....
晴れた日の
坊やの散歩コースは

いつものように
街を一望できる

丘の上の
見晴らしのいい公園

ベンチに腰掛け
秋の景色を眺めるのが

好きで好きで
たまらないから

 ....
青春を
わかった頃は
大人になって
振り返る
懐古のなかの
私を探しに

忘れてた
落とし物は
心の中に

有るのだろうか
まだあの日のままに
マスで来る
到達者だけの
知る世界
ネットの功罪
君は知ったか
表層を滑っていく
知識をたんまりため込み
現実的な人生経験を重ね
ひたすら
表層を滑っていく

君は私という人間を
遺伝子の単なる乗り物だと
運命に支配された存在だと
思慮深げに言う ....
無常なものが花開く

それは本当に美しい
それは本当に醜い
それは本当に恐ろしい


快と不快に身を委ね
気のおもむくままに会話する
すべての鬼火の営みは
過ぎゆくその場の温かみ
 ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(5216)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
らんぱろらんぱら(リライト)- 足立らど ...自由詩222-9-28
夢の遊戯- ひだかた ...自由詩4*22-9-27
空の青み- ひだかた ...自由詩5*22-9-27
前世の記憶などが集う場所- st自由詩322-9-27
夏の後ろ背を蹴る- ひだかた ...自由詩4*22-9-26
CALL- 湯 煙自由詩3*22-9-26
天国は待ってくれる- atsuchan69自由詩6*22-9-26
魂のプロセス- ひだかた ...自由詩522-9-25
みんなみんな、- ひだかた ...自由詩222-9-25
ジョンレノンのロックンロール・_「おまえにオレをつかまえるこ ...- ひだかた ...自由詩5*22-9-24
降りしきる雨、赤いテールランプ- ひだかた ...自由詩222-9-23
四百年に一人の探求者- st自由詩122-9-23
新しい朝- ひだかた ...自由詩522-9-23
意志のうた- ひだかた ...自由詩2*22-9-22
肉屋の情景- 足立らど ...短歌1*22-9-22
闇の奥- ひだかた ...自由詩222-9-21
なんでもない朝- ひだかた ...自由詩222-9-21
脱皮- 足立らど ...短歌122-9-21
音楽と君- ひだかた ...自由詩222-9-20
戦う必要はない、ただ光を眼差し- ひだかた ...自由詩422-9-20
2022年9月20日- 足立らど ...短歌122-9-20
讃歌- ひだかた ...自由詩2*22-9-19
朝、静かに- ひだかた ...自由詩4*22-9-19
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風は吹いている- ひだかた ...自由詩622-9-17
青空へのプレゼント- st自由詩122-9-17
re:折々の歌_(旋頭歌)- 足立らど ...伝統定型各 ...222-9-17
次の世代- 足立らど ...短歌122-9-17
欲望する- ひだかた ...自由詩3*22-9-16
秋晴れの詩想- ひだかた ...自由詩3*22-9-16

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