この模造を容認して欲しいのだ
誰も狂気を取り扱えないのだけれど

この贋作を許容して欲しいのだ
せめてものきみのへ土産として

収監されるきみへ残り少ない愛を

僕たちはじゅうぶんに生 ....
クリミア併合を記念するイベントが
サッカーのワールドカップ決勝を行った

モスクワのスタジアムで行われ
20万人以上もの人たちが集結した


その様子を見ていたら
いまわしい過去の映像 ....
蒼く震える手が伸びて来る夜
僕は夢の中にいた、夢の中をさ迷っていた
境を隔てる壁は何処にもなかった
でも神さまは見当たらなかった
しめやかな雨が街路樹を濡らしていき
昼間荒れ狂った海は信じら ....
日曜の朝、街中で声をかけられた
 
今、何時ですか
声の主は黒ずくめの小学生の男の子
私は左腕をたくし上げて腕時計を見せた
 
今日は、晴れて良かったですね
人なつっこく話しかけてくる
 ....
久々に訪れた病院の園庭は、
十数本の桜の木が
無数の赤い蕾を膨らませていた。 

その生命力は、
春の大気に漲り震え
園庭という枠を獰猛に
突き破っていく不穏さを孕んでいた。

膨ら ....
六月の水で世界が浸される頃
どろどろに泥濘んだ地面から
ごんごちーが現れて
悪い子どもを地の底へ引くんだって

「ばあちゃんがゆってたもん!」

赤い顔をしながら稲村さんは言う
今日は ....
学ぶため、引き渡すため
風に吹かれて何処までも行く
一人になり二人になり三人になり
そして独りになり
泥水を浴び光を浴び
異邦の土地
遠い地平を目指し
進み行く

生まれ落ちた瞬間か ....
光と共に
踊る子どもたち
雨のなか
霧のなか
晴れ間を見つけ
あなたがそばに駆けて来るまで

希望の欠片を見つけたよ
絶望の欠片を見つけたよ
ほら、ね
なんとも脆く儚い
永遠は
 ....
星空に煌めく
数の論理で死んだ人々

前奏のないヒット曲に
心を毛羽立たせては
うなだれる毎日

萎んだ熱気球は余熱だけを残して
二度とは戻らない

そういえば春
故郷は湿った雪 ....
死にそうは希望、
希望は死にそう
孤独は連帯、
連帯は孤独

開ける風景の思わぬ広さに
僕ら驚き手を握る
巨きな未来が間近に迫って
僕らしっかり抱きしめ合う

)絶望しかない、なん ....
・Geometrical arachnida・│▏/「/│/┌─―|
幾何学的なくせにネバネバした、巨大な蜘蛛の巣に過
ぎなかった都市は、街のそこら中で汚れた糸が筋を引
いて、互いにくっ付き絡ま ....
咲き誇る花々を
慈しむ春のように
柔かな魂を晒して
行き先も帰る場所も知らず
季節を巡り螺旋に昇り
ただただひとり
駆けていく

開ける光景に圧倒され
好悪を超え宙を舞う

反転 ....
普遍性の種子はそこらじゅう飛びまわっていて

僕ときみは全く違った生き物で
間違って恋した訳でもありませんが

いつか接触しようと思いながらも
なんとなく暮らしているうちに
たぶん接点は ....
ぼくの通う小学校の通学路沿いには
数件の農家がぽつぽつと建っていた
集落は、山々で挟まれており
ど真ん中を貫く小さな川の出口には
海が広がっている
山の麓の、あまり面積の広くない田畑に
寄 ....
生きて行ければそれでいい
善行を積まなくても良いのかもしれないが

澄み切った悪行ってあるのだろうか
調和を前提とした濁りがあって良いのだろうと

石畳みの街に日差しがやわらかに差している ....
あめいろの
時が過ぎ行く
この夕べ
わたしの気遣いは宙に溶け
一閃する光の海
瑪瑙の渦は天を駆け
静かさだけが降って来る

気の遠くなるよなこの時に

静かさだけが降って来る

 ....
どよめく夜に
意識持つ
春風ちりちり 
肌を刺す 
ざわめく、さざめく
わたしのこころ
今夜はこんなに孤独に耽り
己の在ることを感じている

(遠い遥かな思い出は
廻る銀河の旋回音 ....
心の底の廃墟を抱え
ひかりのどけき春日を行く
風はやわらか気は緩み
若芽はピンクに色づいて
永遠に続く平穏が
戦車の木霊を消すかのよう

春が来た、春が来た
恐怖の心の廃墟には
戦車 ....
プーチンが
ウクライナに侵攻し
核兵器の使用までほのめかす事態に

ある人は
彼は人が変わった
とか

ある人は
彼は精神状態がおかしくなった
とか

いろいろ
言い始めてい ....
ウクライナへの侵攻で
明らかになったのは

プーチンが
いつのまにか
独裁者となっており

もう誰も
とめることができなくなった

という事実だ

しかしプーチンよ
覚悟する ....
共通語の
音楽は
阿吽の呼吸の
彼のポエム
生先の庭
花は咲く
奇妙な輪郭が重なる
年老いた額の皺
若々しい筋肉の隆起
胸元まで伸びて
青年と老人のアンドロギュノス
世界を観察し叫びを上げる 
世界を観察し叫びを上げる
銀色のアルペジオ
打ち下ろさ ....
今日は涼やかな春風が吹き
街はもうすぐ黄昏です
西陽が君の横顔を照らし
はにかむ瞬間を捕らえます
それは本当に美しい
この街角の光景です

(あゝ後何百年
待てばこの瞬間に出会えたのか ....
庭を弄るのが好きで、mother
母は遅延する、腰骨を伸ばす
土塊が後をつけてくるよ、キッチンの出窓
土塊が笑ってるよ
サボテンに水をやるのは、もう少し待って
ほら、針先の和音、三月の音階で ....
上皿天秤は
待てど暮らせど
いつまでも動いてる

(左右対称に振れ続けてるなら釣り合ってるとみなします)

小学五年生なりに
意地を張っていたつもりはないけど
根負けという成長もありま ....
夢見と現実が交差する
初春の昼下がり
独りの透明なたましいが
時の静謐にいだかれ覚醒する
輝く光の帯に乗り
生まれ来た
あの至聖の場所に至ろうと
麗らかな春の陽射しに眼を見開く

( ....
 執拗にのたくる
蛇のような走査線の裏側から
  黒色に泡立つ粒子の
 ホログラフィックな性夢として
   二台の戦車の幽霊が姿を現わす

 海へ突き出た岬の草地を、蹂躙する鋼鉄のキャ ....
1分の1サイズから始めたはず
なのに今ではスコープゴート

#これでどうだ #短歌 #tanka
Go Go Go and Goes On!糸居五郎もウルフマンジャックも、FENも知らない、活字の中の存在だ、山口のクソ田舎の、しみったれた居住区の夜、ぼくは頭から布団を被り、姉貴のお下がりの黒いラジ .... どんなに
聡明で謙虚な人間でも

20年近くも身近に
ブリーフケースに収められた

核の発射ボタンなんかがあったら

気づかぬうちに
その魔力のとりことなり

精神状態に
異常 ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(6879)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
葛飾慕情- マークア ...自由詩622-3-21
ハーケンクロイツ卐よみがえる日- st自由詩422-3-21
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- ひだかた ...自由詩622-3-19
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独裁者の末路- st自由詩222-3-12
花は咲く- 足立らど ...短歌422-3-12
ホームシック・エイリアン- ひだかた ...自由詩722-3-11
春化粧(改訂)- ひだかた ...自由詩1022-3-11
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共和国/悲しきRADIO- ちぇりこ ...自由詩5*22-3-8
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