過去のバカは
実際知能が高くて
でも今の僕からすると
知能高い行為なバカで
だからと今の自分は
なおさらバカで
執着から離れての
また違う執着になったことに対してもバカで
なら ....
光燿の
遥か優しげ
春の庭に
ひらひらひょんひょん
蝶々の飛び遊び 、
何を探すのでもなく
何を欲するのでもなく
只、
ひらひらひょんひょん
てふてふ飛び遊 ....
いろいろあって
今がある
いろいろと私は
つながっている
今がありがたい
流線型のトースターから
褐色の食パンが飛び出した
珈琲と目玉焼きとシーザーサラダ、
トーストには人造バターを塗る
今日からはボクも宇宙人
立派な宇宙人として社会に貢献したい
家を出ると ....
繁茂する新緑の照り映え春風吹いて、
もっさもっさもっさもっさ
豊潤なその揺れ動き靡き
残響する残響し続ける爽快
蒼空に 桜散り新た季節の成長告げ。
きみがいない間
ぼくは代わりに
盆栽の水遣りをした
欅の古木に
きみは延寿という名を付け
大切に育てていた
細かな若葉を季節通りに芽吹かせ
今年も元気だよと
ぼくに告げた
....
発狂し家出した
母親と手繋ぐ
哀しみ歓びへと
相貌の変わりゆく
母の顔を驚き見入る
君と手繋ぎ
一緒に昇った坂道、
一瞬一瞬という永遠
光帯びる熱暖か ....
春の時の始まり桜の満開に、
白い途を辿りゆき
白い橋を渡り
焦げ茶色した木造の
家に入れば
白いお婆さん出迎えて、
良く来たね
と言う。
上 ....
市場で首を平らにひきのばした
音がみだれあう青
鳥を目で追いながら
自分も 空がとべる
もう 浮かびあがると
信じられなくなった日のこと
何となく思いだしている
からのポケットで ....
わたしは
わたし以外のわたしに
遭った事はないから
わたしなのだろう
わたしは
連続殺人事件の
被害者にも加害者にも
なった事はなくて
けして
正義の味方だと
声高に叫 ....
昨日までの
不幸なら数えられる
幸せは数字に置き換えられない
明日から先の
幸せは想像でしかない
明日から先の
不幸せなんて
想像したら
自分が可哀想になる
明日 ....
きみの純潔は
透明な水晶のようで
とても傷つきやすかった
ぼくという毒薬を飲み込んでは
嘔吐を繰り返し
それでもぼくに優しさをくれた
十五年という歳月は白色矮星よりも重い
風 ....
何の行列でしょう
いつからやってるのでしょうか
こんな時間だというのに
ずっと通りの向こうまで
途切れることなく
行列が続いていて
手に手に灯りを下げて
歌を歌ったり
泣いたり ....
数千真白き桜花、
舞い散る渦の落ち鎮め
明るみ澄む岩清水 、
真白の声 唯聴き入りて
浮かぶ花びら数千掬び ゆくり流す
この麗らかな春日に、
白雲ゆくりゆくり
蒼天を流れゆく
名無き鳥の啼き声、
樹木緑の繁りより
真一文字鋭く響き
きらきらり
太陽の光滴、
水流に飛び跳ね
....
現実は
命だけでは
生きられないと言うが
命が無くては
虚しいんだ
・
へたな
作りものよりも
現実の方が
よっぽど
味わい深い
・
私の
人生
いちどきり ....
隣りの海で 鯨が髭を磨いてる
海老が抜けない
ささらに破れた尾びれを揺らし
海老が抜けないのです、と
わたしも歯茎を押しひろげ
まぶされた砂をはらい
やせた少年がくらりと傾いて ....
季節変わりの花が
ぼくたちを祝福してくれた
ふたり手をつなぎ
ふたたびこの路を
歩きたい
子供のように石を蹴り
風に吹かれて
夢を話していたい
花びらは散っても
怖い ....
桜花、数千真白き
純白の切り裂く時を
切開し 真っ赤な血潮
噴き上がる天へ真直ぐ
、
数千真白き桜花散りゆく迄
咲いてました
櫻
満開に
取り立てて
感動はありません
櫻は咲くよりも
散る時が美しい
それは当たり前の
感動なのかも知れません
死ぬのは
人並みに怖いです
....
醤油の{ルビ醪=もろみ}が香る港街
岸壁の夜に出没する屋台の中華そば
秘密のスープを覗き込むと
豚骨、丸鶏、ソウダ節、かつお節、
煮干し、長ねぎ、玉ねぎ、昆布、干しシイタケ
出汁 ....
今年彼女は桜をみることはない
大学病院のICUに閉じ込められ
チューブや配線にグルグルと巻かれ
モニターの画面に規則正しい波形が映る
何が悪かったのか誰にもわからない
本当のことは
....
エメラルドと石
銀箔の輝き
私は知らない、
無限の時をゆく
煌めき唸り
石とエメラルド
誕生から死へ、死から誕生へ
そして新た誕生から死へ
断崖絶壁に立ち
浮かび来る ....
自分を
いったん
壊す そして
再構築しよう
生(せい)を進めるために
・
足るを知る
というのも
出来るだけしか
出来ないな
でも十分だろ
・
どの道
進む ....
別れを
思う私の
青空は
青く青く
晴れわたるばかりで、
青空を
じっと見つめると
青空の静けさは
このこころにしみてくる
しみてくるう
あはは
どの道死ねる私の
未来は輝くば ....
こころや
思いが
あっての
物事だと思う。
あなたへ ありがとうさま
あやうい花のいのちも誇らしげに
青に浮かぶ梢の淡い紅の清らかさよ
そよぐ風に花は揺蕩い、
霞に煙る吉野を見渡せば、一目千本
賑やかに咲き、忽ちに散る花の錦、
散る道の風情はいつしか夢へとつづ ....
阿吽の呼吸をふたつに割ったら生まれた桃太郎は
詩人は偶然と必然との曖昧なシャボン玉の表面で
立ち回っていました。
さてはて仲間はやってくるのでしょうか
....
彼女は桜の咲く夜に死を選んだ
とっておきのワンピースを着て
美しくあの世に逝こうと願った
200錠の薬を琥珀色とともに
サイレンが鳴り{ルビ生命=いのち}は留まった
私の頭の中のかわいい小虫
私の水たまりにぬれた太陽で游ぐ小虫
固い脳の幹がこんなにも目を詰んでは
住めなくなると申し訳なさそうな小虫たち
雷に撃たれた電信柱の記録
なんと ....
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