散らかして主人の目をみてはぐらかし
 畜生はさるじゃましたと
たとえばきみを大切におもうこと
難破する世界では猫ときみだけが
僕の救いなのかもしれないのだ

神田神保町一冊100¥のコミック
表紙の朽ちかけた神霊全集と世界地図

ひとの周波数は様々 ....
話せることは少ない。

むかし、Monster を読んでいて主人公と悪魔くんの人生を賭した長いやりとりがあり、銭形警部とルパン三世みたいな関係無さすぎの糸をたぐい寄せては、私と関わるとろくなことが ....
偉大な羽生九段の時代にも
結構面白い指し手は多々あったが

指すたびに現れる
これまでにない斬新な指し手に

いつも驚かされ魅了されるのは
私だけではないだろう

人はそれを
AI ....
大通公園の花壇に面した歩道の脇にしゃがみこんでいたおれの前に男は
白昼、立ち止まり、コートのポケットからスマートフォンを取り出しておれに
差し出した。おれは手を伸ばして薄いそれを受け取った
傍ら ....
黄金にかがやく地平が在ル

あらゆる意味を無意味化する
強度に満ちた運動の果て
黄金に輝く地平が在る

それを夢見たのはいつだろう?
すべては澄みわたり凪いでいた
吹き抜ける風、高い空 ....
きみの幸福のために宇宙が誕生した
きみの幸福のために宇宙は存在する

きみの幸せは永遠のひかり
きみのステージはいまこの瞬間

きみの幸福は結果なんてもとめてはいない
ただ待っているだけ ....
上越ではすでに初冠雪があったので

ここ下越でも
すぐに初冠雪が見れるだろうと思っていたら

今日遠い山々に
ちらほら白いものが見えていて
どうやら雲ではないようなので

早速望遠レ ....
いつかの初雪はみぞれでした

おとうさんもおかあさんも
いつもより暗くいつもより早い
そんな朝でした

いつかの初雪はみぞれでした

バス待つみんなが
弱くなりつつあるそれを
寒そ ....
君があまりにも傾いた樹木として
僕に近づいて来たように視えたものだから
君の大きな瞳の奥の
二三の星の連れ子を伴った
密かに見え隠れする
もう一つの月の貌を受けいれる
現実という測り知れな ....
高い高い青空が
広がり 木々が
揺れている
秋が半ばを過ぎる頃
人は奥まる光のなか
ゆっくり揺らめき進んでいく

あゝこのかぐわしき大気のなか
暗い孤独な内面を
かなぐり捨てて裸にな ....
おや
また5分くらい狂っている

これで買ってから2回目となるけど

原因ははっきりしないが
電波時計が狂うと厄介だ

デジタルの置時計なので
いちいち合わせ直すのが面倒だし

 ....
夢ひとつ羊雲のように
愛はひとつも翻訳されないままに

出版されない無数の文学たちが
ちいさな夜に点滅しては消えてゆく

すべての作品の消失点が世界を成すならば
僕も世界の一部なのかもし ....
誰かがシャワーを浴びている
雨はすっかり止んでいた
林檎を囓る少女が独り

光は妙に屈曲して
迸る水を艶かしく
向かいの鏡に映していた

今夜は早々と眠りに落ちる
明日はきっと晴れる ....
ちゅうとはんぱに知っているふりをしない事
無知はゆめの入口のようにきみを待っているのだから

神さまに出逢ったら日頃の礼を言ってみよう
少しはこの世界の愚痴をこぼしてもいいとおもう

そし ....
ああ
初々しい顔して
また夜が来た
ひんやり冷たい
風も吹く
向かいの家では橙の
灯りがともり
人影が
それは忙しく動いている
わたしは独り寝の床を整え
さっきからじっと座っている ....
朝早い
日の出から間もない頃

まだ
昇りきらない太陽目指し
2つの飛行機雲が

まるで
太陽を射抜こうとしているように
長くながくのびている


流れる雲より高く
気持ちよ ....
いつの日か訪れる日もあるのだろう伝承館は何も語らず 木立の緑が揺れている
私は冷たい虚を飼って
鉛の監獄から眺めている
気だるく憂鬱な昼下がり
空は一面の灰白模様、
風はもう絶えず吹き
荒れ果てた街並みが
ぱたんぱたんと倒れていく

 ....
釣った魚にエサはやらない

なんて
まだマシなほう


デジカメの純正バッテリーや充電器の
バカ高いのには呆れてしまう


通り越して
怒りさえ覚えてしまう

デジカメ本体 ....
青空が言っている
死はここにあると
公園のベンチから立ち上がって
探しまわる
散歩のひと
ランニングのひと
子を連れたひと
また
ひとばかりさがしている
誰にも会いたくないの ....
脱衣所のかごには
それぞれのすべて

喜怒哀楽も
不平不満も
脱ぎ捨てられた残り香

裸の付き合いなんて嘘だから
かごに置いていく
すべて

脱ぎ捨てても
時にそれは必要で
 ....
晴れている
高い高い秋晴れだ

(さっき赤トンボと眼が合った
彼は垣根に佇んでいた)


気付けば今日のポストには
投票用紙が入っている
彼はたどたどしい手つきで
封を破り
その ....
     ..
 

. .agitaromasemenvos


{引用=       _/
 

   

    営靴福追求撃発射為日裏苦憂的幸絶賛痛
          ....
えくぼ
笑顔を生む
笑顔のなかの
ふたつの支点
希望の
くぼみ


えくぼ
笑顔のほころび
ふたつの種子が
こぼれ落ちる
黄いろい
ひまわりの花がさく


えくぼ
笑 ....
無音、
移動していくモノの影
独り在る茫漠の床で
眠りの底から掻き分け掻き分け
異界の異様な感触を
意識の触手、体に刻む

無音、
夜陰にひっそり回帰し
剥き出しのたましいを
宇宙 ....
 埋め尽くす虹の。



 這う四肢の白の。
 計量器の退屈をもてあます午後の     ねむらない 秋はまだ
始まったばかりなのに

冬のような寒さをつれて
すさまじい嵐が吹き荒れる

山の天気のように
目まぐるしく変わる空模様

黒々とした雲が
あっという間に通り過ぎ

か ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(4100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
じゃあまた明日- 足立らど ...短歌221-11-3
ちいさな宇宙にて- 梅昆布茶自由詩1521-11-3
それでもカタル- 足立らど ...散文(批評 ...521-11-1
斬新な指し手で人々を魅了する少年- st自由詩221-11-1
まンりき- ゼッケン自由詩521-11-1
約束- ひだかた ...自由詩321-10-31
幸福論。きみへ。- 梅昆布茶自由詩721-10-31
初冠雪が教えた寒波の通り道- st自由詩121-10-30
いつかの初雪- TwoRivers自由詩6*21-10-29
星星- 本田憲嵩自由詩1021-10-29
秋が半ばを過ぎる頃- ひだかた ...自由詩521-10-29
電波時計の神話- st自由詩521-10-28
エチュード1- 梅昆布茶自由詩1121-10-27
雨上がりの密室- ひだかた ...自由詩421-10-27
神さま_。ありがとう- 梅昆布茶自由詩10*21-10-26
独り寝の夜- ひだかた ...自由詩521-10-26
太陽を射抜く飛行機雲- st自由詩421-10-26
東日本大震災・原子力災害伝承館- 足立らど ...短歌2*21-10-25
只ぼうと- ひだかた ...自由詩621-10-25
釣った魚からシボリとる- st自由詩321-10-24
青空- 自由詩19*21-10-24
脱衣所- TwoRivers自由詩6*21-10-23
赤トンボと投票用紙- ひだかた ...自由詩521-10-23
___/- 津煙保存自由詩8*21-10-23
えくぼ- 本田憲嵩自由詩621-10-22
回帰- ひだかた ...自由詩721-10-21
- 津煙保存自由詩3*21-10-21
- 津煙保存自由詩1*21-10-21
- 津煙保存自由詩1*21-10-21
秋の嵐と虹とジェット機- st自由詩621-10-21

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