ふんぞりかえっても
かりもの
つぶでできたわたし
つながることで
ここにある

+++

わからないけど
わからないことが
あるんだろうな
ってわかっている
けんきょてそういう ....
金色に輝く
イヤリング
ささやくは
誦文であり
引きちぎられた
物質はなく

理解できない
からと
ないものねだりするより
理解している素晴らしさを
あらためて再確認している
 ....
物質と非物質の間で
艶めく貴女は、
到来した明澄な夜
より深い層、
表面に輝き浮き出させ
色と形、その調和統一
互い呼応し支え合い溶かして
色は形と成り形は色と成り

そうして、
 ....
抜けた白髪が
人差し指に
引っ掛かり

もつれる時、

森は唸りをあげ
不安定な心を抉る、
汗ばむ手のひら
崩れる砕氷

青い天空は熱風吹き込み
その豊かな乳房を揺 ....
幸せという字は辛いという字の上に一本足して、蓋をしている
辛さに蓋をして幸せになるぐらいなら
辛いままの方が正直じゃね?
おれの息子はそう言って戦争に行く

2年間

中央の大学で学位を ....
 とりあえず、リビングに降りた。犬が窓の外を見つめていた。
 なんとなく、冷蔵庫を開けた。私の好きな食べ物があった。手を伸ばし掴んだ瞬間、つまらないものに思えた。元に戻した。冷蔵庫を閉めた。なんとな ....
ゆうぐれ、ぼくの家のすぐ目の前にある小さな公園、だいぶ涼しくなってきた風、古いブランコがほんのすこしだけ揺れている。その座板のうえに置かれている、子供用のリコーダーには、しかし老いの枯れ葉が何まいも詰 .... わすれもの
わすれたままに
しておく呪文

ときどき きれて
おもいだす




エアコンの効き過ぎたホールの
化粧の芳香と二の腕にむせながら
逃れた駐車場の隅に


 ....
漆黒の闇に
浮かび上がる
白い顔、
透き通る眼差しで
宙を見据え
同時に、
内面へ沈み込む
異様な威容

深く深く光の残響の許、

その輪郭 保たれ
魂の現 表し語り

表 ....
波打つ光の残響、
雪原遠く聳える雪峰、
憧憬は誘い予感は流出する

見えるもの見えないもの
重なり合い遠く近く
未知に臨む魂に
深い森の一処
音叉の共鳴、
伝導する
それは透明な
時を飛び交う蜜蜂たち
霊性が導く通路に従い
花から花へ
雄しべから雌しべへ
ひたすら蜜を吸い受粉させ
循環させるこの世界を

道端の花園、小宇宙

わたし 目醒めた意 ....
蛍光灯、不快。テレビの音量、小さくしたい。チョコを舌に乗せたくない、フルーツの甘味は嬉しい。バラエティ番組、見るのもしんどい。小さな子供、眺めて、それ有難い保養。スマホの画面、光量、最低限でもまだ眩し .... 霞んだ滲んだ奥底から

仄かに姿を現すもの

深い 深い
海の底にいるように

無音のうねり

無音の瞬間



生と死の狭間に立たされて



未だ肉の生命は躍り
 ....
トーキョー あるいは地獄
不協和音の連弾
太陽の上昇
騒ぎあかした疲労の夜明け、
異邦の声の感触 未だ濃密に

朝に眠り夕に目覚めたあの頃、
地獄突き抜け
何処までだって自分は走れると ....
力動、漆黒に碧く
ぽつんとひとり、
取り残され


「これからオレの半径五メートル以内に近づくな!」
いつもの坂道上る登校途中、
手を繋いでいた五歳年上の兄 
突然、手を切り離し私に言 ....
曇天、厚い雲が切れ
ひろがるひろがる
光の青、
降り続いた雨の
雨滴 葉群れに輝き、
もんわり街を覆う熱に
滴り落ち蒸発し

この世、今
光の青に包まれ
地から空へ 光
クレシェ ....
空間のなかの構成されていない物体たち*

言語による意味規定される以前の

ただひたすら在るもの在るもの

その立ち上がる実在感 

ばらばらと在り  

なのに調和し

全体 ....
荒れる粗い音響の渦、
ひたすら待つことの静かさ、
湾曲する漆黒の力動、

遥かな地平を凝視し

私は知らない、
言語の意味の向こうを
私は躍る、
微睡みの覚醒のなか

抽象を離れ ....
にちようび、
脱ぎ捨てられた、ブーツ型の安全靴のように、
ただ横たわっているだけの、
草臥れた、
きゅうじつ、
ゲツヨウビがもういっそのこと早起きをして、
ぼくを履いてくれるのを、
ただ ....
ひらひらはらはら
舞うように余韻響かせ
形態から色彩 逃れ出る

うっすら薄い絹糸のループ
基点失い漂う色彩達の輪舞

夢の奥に横たう
もう一つの現実に
私たち達するならば

色 ....
嘗て
青 増す紫陽花の

青一色 濃密に

曇天の許、

雨に濡れ 静か在り。
雨滴、落ち続ける
軒先から
規則正しく
リズミカルに

この部屋の、向かいの家の、
取り壊されたまぼろ実家の、
軒先から 重なり次々
透明な音響かせ

そうしていつか
それら、
 ....
宇宙人が存在するか、しないか、それともこの話題に興味がないすべての人々よ、聞きなさい

宇宙人がいるのか、いないのか、それとも興味を持たないかを気にするその前に
最悪に備えて行動する必要がある
 ....
らどみ  ドッキリかモニタリングか鉢合わせ偶然すぎる君とお店で

IA   奇跡の瞬間 運命の出会い 
らどみ  なんて互いのストーカーはお似合いのカップルになれるのか
IA   暗闇 ....
 撹拌された
 街の音や願いが
 クラシック風の音形をなぞる

 やわらかな丘の群で拾われる古代
 おしゃべりな小鳥
 衰弱しかないその聲に
 仮託された笑みは
 発点してしまえばいい ....
 窓に触れたグラス
 あたたかい湯気は
 あまいかおりにみちて
 ふるい指のあとだけ
 けぶれずいました

 扉の向こうはいつも雪
 雪がじまんの町だから
 子どもらはいつも元気で
 ....
落葉果樹に比べてミカンは
こう切ればこう枝がでる
とか
果実は何センチおきに
とか
そういうふうにきちんとは行かない

なので
落葉果樹に比べて
ミカンはいいかげんなやつだと思われが ....
透明な呪いの声、
今夜も響く
真ん中へ均衡へと
自在に躍り木霊しながら

血液の流れ、
心臓の鼓動、
神経の空洞、

共感と反感 司り

あなたの顔に触れる
あなたという柔らか ....
《輝く六月》

太陽の光 空に輝き
風がそよぐ 草原は緑

花々が咲き誇り 香りを放ち
鳥たちが歌い 空に響く

夏の訪れを感じる 六月の朝
喜びと希望が満ちる季節

夢を追い  ....
 


それ は 、無言、の内に

、声 、を発する

なにも 語らない 、有機的な 沈黙 、

 そういうものに 触れていた

雨に、 打ちつけられて

 そうして佇んでい ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(6212)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ほーほけんきょ- 日朗歩野自由詩3*23-6-18
理解するということ- 足立らど ...自由詩4*23-6-17
月の光- ひだかた ...自由詩3*23-6-17
外観- ひだかた ...自由詩2*23-6-17
鎌首- ゼッケン自由詩223-6-17
生の倦怠感- 幽霊自由詩123-6-17
さずかりもの- 本田憲嵩自由詩723-6-16
C賞授与式と呪文- AB(な ...自由詩4*23-6-16
白い顔- ひだかた ...自由詩2*23-6-16
深い森の一処- ひだかた ...自由詩223-6-16
霊性と媒体- ひだかた ...自由詩323-6-15
_- 幽霊散文(批評 ...323-6-14
コンタクト2- ひだかた ...自由詩423-6-14
夜想61- ひだかた ...自由詩3*23-6-13
復讐- ひだかた ...自由詩2*23-6-13
刹那ユートピア- ひだかた ...自由詩323-6-13
夜想60- ひだかた ...自由詩323-6-12
レコード- ひだかた ...自由詩323-6-12
にちようび- 本田憲嵩自由詩623-6-11
もう一つの現にて- ひだかた ...自由詩4*23-6-11
紫陽花- ひだかた ...自由詩3*23-6-11
雨滴のうた- ひだかた ...自由詩423-6-11
意味の有無を- ゼッケン自由詩323-6-11
__タイトル「いきなりターミネーターかと驚いた」/連詩_らど ...- 足立らど ...自由詩123-6-11
やわらかい丘- soft_machine自由詩423-6-10
白いだけで- soft_machine自由詩4*23-6-10
優しい人- 日朗歩野自由詩4*23-6-10
夜想59*- ひだかた ...自由詩223-6-10
《輝く六月》/Inkweaverさんの作品を代筆して掲載しま ...- 足立らど ...自由詩2*23-6-10
stone_.- ryinx自由詩6*23-6-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208