おかえりなさい おかえりなさい

旅先から帰って来たばかりの僕に
いきなり届く声の響、

おかえりなさい
おかえりなさい

夕に傾き燃え上がった太陽が
一日の最後を焼き尽くし
暗紫 ....
言葉をひろげるためにはどうしたらよいのだろう 涼やかな夜風、
網戸から流れ来て

私は病んだ肉体の苦、
抱え耐えながら

己を委ね預ける

流れ来て触れ包む、
風の優しさに精霊に

内なる魂 ふと目醒め燃え立ち
道端の草が
不思議に綺麗な花、
咲かせたよ

白くて卵形の
小さな花 無数

僕は思わず立ち止まり
見入ってしまったんだ、
不思議に綺麗な花の群れ

なんて謎に満ちた存在だろう
 ....
夕陽、ほとんどかなえられなかった恋、
その間、わずか一分たらずの、
あかく燃えあがる、いのちの巨星、
生きてきた、日中のおさらいをして、
ただ、果実のように、膨張してゆくばかり、
水平線の、 ....
雨の中 お弁当を食べた

山積みの木の枝を燃やす
離れられない仕事だったから

雨にぬれていくご飯 おかず
服に染みた煙の臭いは
ぬれるとちょっとおえってなる

思いがけず惨めさがこ ....
天空の
青い湖面から
堕ちて来た、
あの破裂する
黒い円の中の街、
これはその頂き



なぜ逢えなかったのだろう
あなたに
なぜ言えなかったのだろう
好きだと



 ....
    


剣とペンも使いようで

あんまりにも
早く咲くものだから
いくつも忘れ物をしたようで
ふりかえり
ふりかえり 
   している

手を引かれている子が
みん ....
夕暮れ
時 やわらぎ
広大な大地
ぽつんと独り
取り残され
失うもの
もはや
何ひとつ無く
ひたすら自由に

懐いていたもの解き放つ
抱いていたもの解き放つ

)わたしはあな ....
朝まずはじめに
プリン
食べる前から食べた時のしあわせ

ソワソワしながら
冷蔵庫の前で食べる
ああ
冷たいプリン 美味しい

でも
僕のじゃない
僕のはすぐ食べちゃうから
僕 ....
心に雛菊を抱き
淡い光のなか遊ぶ
静けさと均衡保ち

その時を待っている、

記憶のさらに奥から
現れ出る瞬間の光景
肉体から離れ出た魂
というリアル、
意味は枯れていき
永遠の ....
おふとんとわたくしの
さかいめがおぼろげ

すなのこまやかさで
ぬりこめられて

まぶたをきちんと
とじたまま

きょうのしごとについて
まとはずれなだんどりをくりかえす

お ....
路面に まぼろ 降る雨の、
激しく執拗に叩き付け
灰の雲、次々巨大に
意志持ち流れ動いて
輪を広げる窪みの水溜まり
いくつも、いくつにも 
忙しく遠去かり近づき

急ぎ歩く人、また人
 ....
起床してシャワーを浴びながら30秒でイク、ブレインテック AV を観た
着替えるとレンジグリルで冷凍のモーニングセットを温めながら
エスプレッソマシンでカプチーノ・コン・カカオを淹れる
マネクサ ....
広がる夜闇に
明かり灯り
立ち上がる
白い人影
荒れ狂う魂
シラケる魂
そっと触れ

この永遠の刹那、
切り裂いた瞬間

酷い死の未明に
己へと覚醒させ

到来する初めの言 ....
ゆっくり立ち上がりながら

色彩の溶解、広がる波紋
静かさ 脈打ち
輪郭 保たれ

合一する、

ゆっくり燃え尽きながら

聖なる宇宙に、

荒ぶる風吹き。
#文字は独立した

*
私がやっているささやかな試みはオカルトでも
魔術でもなんでもなくて誰でもできるやっ
ているのにたぶん注意してこなかったことを
見えないとこでも有るとわかっている小石 ....
熱いよ、肉体
熱 私を支え
ロック鼓動、
意識クリア
残された時にて覚醒しろ

努めて
意味という言語、
越え抉り
今宵月明かり鮮やか
躍る魂

ジャイアントコーン
噛み砕き ....
青い青い空が広がった
完璧な圧倒的な青だ

コンビニの旗がはためいて
涼風が吹き抜け躍動する

歩き始めたばかりの幼子、
風によろけて道に倒れ泣いている

溢れる涙は銀に輝く陽光の糧 ....
哀しみの刻印、
誰の声?
夢見がちに
辿る旋律、
病んだ苦痛の
肉の彼方の故郷

覚醒しながら
意識保ちながら

垂直の次元に
泳ぎ出す
溢れ出る力、
制御し

刻印され ....
静かさの内懐に入り
高さの緊張、
感じ取る
燃える太陽の 
中に生きて

物質へ感覚へ
傾き過ぎた
この社会で
平衡を真ん中を
取り戻す

ミッキーマウス、
相変わらず笑って ....
圧倒的な晴天に
階段を
上る
ぐんぐんぐんぐん登る
どこまでもどこまでも昇る

すると、

涼やかな風に舞い
純白透明な綿毛
無数、数知れず
飛び交って来る

階段の頂き ....
♪ドレミ♪ドレミ♪恋にはまるで「ファ」がない。♪ドレミ♪ドレミ♪まるで向日葵のミュ
ージックフラワーみたいに♪ドレミ♪ドレミ♪レミ♪その軽快なリズムにのせて♪ドレミ♪
ドレミ♪レミ♪まるで君はガラ ....
灯り消え
夜闇に
鎮まる
街、家々

わたしは
独り寝の床、
整え
眠薬服し
蒲団被る


人は毎夜、
深い眠りに
恒星たちの
うた、聴く
という

やがて ....
幾つもの電線、
黒々絡み走る
その先に
曇天、
もっさり灰色雲
重なり
どんより動かず、
青の色彩
いよいよ濃くした
紫陽花、眼前に微か揺れる

梅雨入りの気配、
濃密に漂い出 ....
異世界に召喚されたと思うだけで
君は前世の人となり
あのいじめに対する憤慨も
君と会えない淋しさも
ただの情報に過ぎなくなってきた

だけど

どうせ君のことだ
君も
この同じ異世 ....
内部から
いきなり
つぎつぎ
現れ溢れる

言葉たち

色とりどりの
増殖する円の群れ
上方に伸びる大三角形

熱 帯びながら、燃えながら

直観に捉えられ
交わり結び
 ....
全てを忘れて飛び出したいけれど そういうわけにもいかず

作業しては休み 休んでは作業し 仕事を終える

帰宅 夜半 風呂 缶チューハイ SNS チャット 

ようやく寝る時間になれば 眠 ....
潮騒の岩場に遊んだ日はいつの時か
孤独の壁に気付き響かせたのはいつの日か

病んだこの肉体引き摺り夜闇に紛れ込む
透明な呪いの声に旋律にリズムに耳澄まし


ビート、原初から
打ち鳴ら ....
  

僕が森に行くのは
そこに隠れている夕焼けを
あの日の夕焼けを見たいからで
森に行けないときは
こうして目を閉じている
できれば
君の息が聞こえるくらい静かな場所で
静かな気持 ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(6879)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おかえりなさい2*- ひだかた ...自由詩2*23-6-6
記憶の断片- 足立らど ...自由詩223-6-6
夜風- ひだかた ...自由詩3*23-6-5
道端に咲き誇る- ひだかた ...自由詩2*23-6-5
墓碑銘- 本田憲嵩自由詩423-6-5
蛙とお弁当- 日朗歩野自由詩5*23-6-4
シーシュポスの実話- ひだかた ...自由詩2*23-6-4
似顔絵と安全ピンと- AB(な ...自由詩223-6-4
おかえりなさい- ひだかた ...自由詩5*23-6-3
プリン- 日朗歩野自由詩1*23-6-3
心に雛菊を抱きながら- ひだかた ...自由詩4*23-6-3
おふとん- 日朗歩野自由詩13*23-6-3
雨の夕- ひだかた ...自由詩5*23-6-2
ちんぷんかんぷん- atsuchan69自由詩4*23-6-2
夜想58- ひだかた ...自由詩3*23-6-1
途上の人- ひだかた ...自由詩323-6-1
#文字は独立した- 足立らど ...自由詩423-6-1
五行歌、熱- ひだかた ...自由詩4*23-5-31
青に包まれて(改訂)- ひだかた ...自由詩3*23-5-31
夜想57- ひだかた ...自由詩4*23-5-30
ゾーン2- ひだかた ...自由詩223-5-30
夢の野辺- ひだかた ...自由詩4*23-5-30
ドレミソラシド- 本田憲嵩自由詩323-5-30
マボロシ(改訂)- ひだかた ...自由詩3*23-5-29
ブルー- ひだかた ...自由詩423-5-29
竹馬の友へ- 足立らど ...自由詩123-5-29
ひとつのおおきな詩(改訂)- ひだかた ...自由詩323-5-28
夢か現か- 短角牛自由詩6*23-5-28
貝_拾う- ひだかた ...自由詩4*23-5-28
夜に噛むために- AB(な ...自由詩723-5-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230