暗い地平から
せりあがって来る
あなたのたましいを吹き抜ける風

夜風には匂いがある
夜風には匂いがある

それは静かな心の諦め
誰かを愛した心の残り火
最愛の人には届かなかった
 ....
わからない
まま言うけれど
その先を
見つめながらも
ただ繰りかえす
殺人犯が
自分がやりました

なんて
自首することなど
ほとんどなく

むしろ
ウソをつき通すなどして
逃げ回るのが普通だ

かくして
ウクライナの虐殺などを

ロシアがフ ....
時は静かに遡行する
魂の源頭へ
懐かしさに貫かれ
直進する時を凌駕して

揺れるカーテン、丸まる猫
大地がカッと割れていき
遥か銀河が渦を巻く

明るく白んだ道をいく
我、たましい ....
時は春の暖かみ
散乱するノイズ
辺り一面の死体
殺戮は不断に隠蔽され 
花吹雪が街に舞う
涙が溢れて
光が散乱して
此処は業火の世界
善悪の区別なく
焼き尽くされ
すべてが
灰塵 ....
ひとり見つめる青空を
透かし通した大宇宙を
あゝとてもクリアだ
わたしはひとりだ

充ちる春の街を行く
どこもかしこも光の散弾
弾ける人々の笑いは満ちて
いのちが優しく芽吹いている
 ....
Для детей
(子どもたちのために)

と胴体に
白いペンキで落書きされた
ミサイルが落下した

避難しようと
4000人もの人たちが
集まっていた駅めがけ

残酷な贈り物 ....
唾を吐き出して、溝を入れ換えてみる
(ああ、そうか、悔しいのでしょう、)ね。)
何一つ生まれてはこない、ここ庭の隅で、ですからぐるり
 と囲う柘植の柵をいつまでも見届けるのわ、らわら
右に ....
差し出された命より軽い全世界の質量を感じながら、
眠っている猛獣と眠れない赤ん坊がいる。

不釣り合いなそれは、論理の苦手とするところで、
寛容な精神という無理によってのみ許容される。

 ....
暗鬱としたコード進行が
延々ループしながら続く
僕らは没頭しながら従う
次々開ける光景は白昼夢
明るんだり暗んだり
いずれもそこは極北の地
いずれもそこは極楽浄土
君は泳ぎだし
僕を導 ....
今この時にも
かの地では

誰かが誰かに殺されている

道端にちらばる
死体たちの多さが
ただならぬものを感じさせている

戦争だから仕方がない


いえばそれまでだが

 ....
ぬらぬらぬらぬらと
ㅤㅤ黒光りする夜がまたやって来る
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ節操のない総天然色を肉の奥に密閉して
ㅤㅤㅤ夜の重力はすべての脈菅に流れ込み
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ全身の毛穴に銀色のさぶいぼーを沸 ....
光を透かし彫りするような
この薄明かるい曇天に
人々は天への青いきざはしを昇る
果てに哀しい絶望を見て
果てに輝く希望を見て
一段一段踏みしめて

天への青いきざはしは
すべてを受け容 ....
ふるさとを後にして
私たちはやって来た

この足場を切断された
途方もない寂寥
ふってはわき、ふってはわき

緑の芝生にいつしか立って
思い思いに踊っている 
私たちはさみしいのだ
 ....
殺戮し、
燃え残った廃墟の街をゆく、
風が死んで、
血溜まりのある道に、
柔らかな非情の陽が射して、
子らが走り抜ける路地をさ迷い、
幾度か女を犯し、
鉄錆の味を舐めながら、
突撃銃を ....
ちりちりと
夜風が弾ける
肌の面
肉から解離し
タマシイの
涼やか響く
原音が
辺りに木霊し
光っている

脳髄はとろり
蕩けるよう
夜風にうっとり
流れ出す
彼方此方を巡 ....
日本への避難のおさそい
ありがとうございます

でも今回は残念ながら
遠慮させて頂きます

というのは
日本の人たちにとって
ウクライナの惨劇は

他人事のように
見えるでしょう ....
池袋地下のフリースペースの管球ラジオ
誰もあおばさんを再生できないけれども

土屋怜ちゃんのおまけでついていった僕だけれど
あおばさんはとても優しくて言葉少ない説得力で

求心力のない僕を ....
軽やかに
憂鬱に
雨降りのなかを
舞いながら
虐殺の街へ
至る
情報は不断に
操作され
犠牲者の数だけ
浮遊する
この世界という
荒涼とした廃墟
戦禍は絶え間なく
欲望は欲望 ....
プロパガンダとは

特定の思想や行動などへと
人々を誘導する行為だが

ロシアには
このプロパガンダをあやつる

世界一の魔法使いがいるようだ


プロパガンダのなかでも
もっ ....
鬱なのに
ユーウツと書けず
生真面目に
我にせめいる
美男美女
雨降る夜に
均衡は崩れ
見知らぬ街の光景が
雪崩れ込む
飛び跳ねるように
沈み込むように
アタマのなかの憂鬱が
ゆっくりと溶けてゆく

遠くの砲撃、小さなカラダは引きちぎられ
遠く ....
軽作業
大切なこと
ミスをせず
われを忘れず
入力業務
幾千のよるを乗り越え僕たちは生きてきた
神経質な世界は宇宙と融和していないけれども

目の前にある真実をいつも取り逃がしてしまうのだ
プーチンの病気見舞いにラップを贈ろうかと

中村佳穂と ....
人間の醍醐味かけて
一瞬にミームがかわる
人がかわる
ただここに 
どこでもないここに
ポツンと取り残され
僕ら二人
日がな一日
木の実を食べ
遠い一日
足下には
巨大なイキモノが蠢いて
(眩めく予感に戦慄いて)
薄日の光に身をやつす ....
君が揺れている


君の声が聞こえるよ



でも言葉にしない


ふふ  

ふふふ


春と
呼んでいるんだ


きらきら

光に舞う

ちいさな ....
深く落ちていく
独りのたましいが棲む処へ
切迫する恐怖に立ち向かい
遥かな声の木霊に安堵して
どよめくその先を目指していく

わたしはもうなにもいらなかった
貴女の在り処さえ確かめられれ ....
春なのに
華麗な花たちのいろどりも
もえいづる若葉の輝きも

どこを探しても見つからない

春を喜び
さえずり回る

かわいい小鳥たちの姿もなく

春の喜び
春の楽しみが
 ....
朝8時の虎ノ門ニュースで解説していたが、忽然と消えた卵の行方を捜している母親が、自分は世界と捩れた関係にあるということが理解できないのは、母親には卵の抱いている密かな悪意が認知できないからだ。母親とい ....
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