引き裂く対角線、
伸びる白い未知、
月の光零れ落ち、

三の物影立ち尽くす

(あれは三歳の夜の悪夢、
現の一つの顕れ観た)

交わる漆黒の二線、
あらゆる形態壊し
純白の月の光 ....
夏の少年は
河童が河から上がって来るのを
待ちながら
堤防の先端から飛び込む
海へ

ひたすら

波のうねりに
身を任せながら
浜辺へ向かい
泳ぐ 泳ぐ

そうしてまた

 ....
わたし
もっかい言うけど今の最優先事項は本人も苦しんでいるかもしれない年齢性別不詳の生まれながらにして詩人のその方をロヒ君と同じでいかにして退席させるかということが目下の課題であると共通認識を持つこ ....
とある真夏日、とても楽しくじゃれ合いながら、ともに駐車場まで歩いているみたいだ。アスファルトのうえで羽を休めている早生まれの赤とんぼがその過程でおとこの手に選ばれる。それはまるで透明なうすい玻璃で拵え .... 陽の光 溢れ
青の天空 遥か高く
鼓動 確かに
己 在り

街道横切る銀輪の輝き、
学生たちの声のさざめき、
母親に抱かれた赤子の眠り、
杖つく老人の覚束ない足取り、

平静な内面 ....
いまとなれば
遠いおはなし

うすい膜のなか

半透明の階段をのぼる
(あしおともきこえない)

くうきの浸透圧で
うかぶ猫の蒼い眼が揺れる

水の音が、間隔をおいて、したた ....
わたし
トロント市長選挙で犬も立候補したそうですが、なにか?

Inkweaver
トロント市長選挙に犬が立候補か、驚きとユーモアが交じる光景。
政治の世界に一石を投じたその出来事に、笑いと ....
たゆたう大洋の真ん中にて

哀しみのたましいの層 覚醒し露わに

響き渡り届く声の清澄な呪い 天を突き抜け

聳える嘆きの壁 その精緻な構築 木霊し歴史に累々と

この私という一個人の ....
凄腕のガンマンが
一線を退いたあとは
殺した相手の供養か
田舎で隠居生活か

しかし赦さない(あなたが)

老骨の手は震え
(あなたが)という弾丸を
最後の仕事として放つ

「ま ....
凄腕のガンマンが
一線を退いたあとは
殺した相手の供養か
田舎で隠居生活か

しかし赦さない(あなたが)

老骨の手は震え
(あなたが)という弾丸を
最後の仕事として放つ

「ま ....
廃墟から
見える現実、
偽りの世界

  *

渦巻く宇宙の岸辺から離れ
静かさの森奥深く歩み入り

この白い小部屋にて

網戸にしたまま
カーテン開き
夜を迎える

灼 ....
アパートの軒下で

猫が雨降りを眺めている

虚ろな無関心な
人間の目をよそに

瞳 黒々と濃く流れる血
いつか雨降りと一体化し

遠い海鳴り宇宙のそよぎ

軒下の猫 夢みてい ....
ボクの住む街の駅前にナントカ銀行がある。建物のガラス窓にはポスターが貼られていて、たぶんイメージキャラクターなのだと思うが、若く溌溂とした女優さんがこちらを見て笑っている。でもこの女優さんは、小学校か .... 波がそよいで

靴底に、沁みる

遠い水を{ルビ浚=さら}い

 海が伝う。

    {引用=あの日}

そっと {ルビ掬=すく}い

手の内にきえる


一瞬、少 ....
わたし
この世界にはこの世の中には凄腕の表現者どもがわんさか居て
彼彼女の評価されない作品がこの何十年だけでも山とあるのに、
何故ネット内の身内でちちくりあってるのかがわからなかった。
今にし ....
光が奏でる
響きの旋律、
雪面に続く
野兎の足跡、

延々と輪舞し跳躍し

今日、隣のおばさんは
今の若者が結婚したがらないこと
嘆いていた

怒涛の波 押し寄せる
その前触れ ....
突き抜ける、
独りの個の限定された
知覚を感情を世界観を

声 響き渡る、声 突破する
混沌とした音響のなか
人間社会というザワメキをウナリを

私という存在に真っ直ぐ突き刺さる
貴 ....
ピーマン ナス トマト
カラフルでピカピカ
夏の野菜
元気印

ピーマンとトマトは大丈夫
でも
ナスは大嫌い

それがなんと
なんと なんと

ナスをたべれるようになりました
 ....
円を描き循環しながら
増幅し強度増していく
ヒビキ、
思考と感情の交錯と分離
繰り返し互い支え合い
一つの聖なる確信の次元へ至る、

ヒビキの放ち刻印する
光の故郷、

覚醒する意 ....
漆黒の円に
閉ざされていた街が
内側から
破裂する時、

光を眼差す魂
戦いを放棄し
己の行為を愛する、
ひたすら
夕方 お散歩にでた
屋根をみた

すべりそうな屋根
安心の平らな屋根
凸凹な屋根

屋根から屋根へ
お散歩 お散歩

夕方の屋根は
どれもみんな
さみしさがのっかってた

 ....
誰にも故郷があって

それが心の拠り所と呼べるものでなくても

またその地を踏んでみれば 何か思うものがあって


私はなぜだか 駅に降りたら涙が込み上げてきた

帰ってこれたことが ....
気がついてみると、あの頃にようには心や脳
が動かなくなったのか、とかなんとか。そん
なことはないはずで、身体と心のあちこちが
ゆるんで、ちょっとやそっとしたことなんか
で胸が高鳴り、涙を流して ....
雨曇切れて覗く青
前行く女のまぁるい尻
優しい柔らかな進化の残り香
残された時はもうそんなに
長くはないよと風の精霊
私という魂を吹き抜ける

土に埋もれた狂人の顔
その赤裸々な闇の独 ....
仏壇のロウソクに火をともし、それから線香をあげて、

いつも手を合わせて、そのように月にいちどは戻ってくる、

いもうとが、父の日に花束と缶ビール1ダース分をプレゼントしている、

天気の ....
溢れてくる
無数の円、
次々と次々と

その内の一つ、
次第に大きく巨大に
純白に侵され満たされ

接触する、
何かに
ナニカに

風景破壊し瞬間の光景、

閃き開示し
 ....
ふと訪れる
静かさに
ひたりながら
透明な呪いの声
深く深く沈み入る

時間の流れ、止まり
閃く瞬間の、広がり

沈黙の世代の息子にて
夢見がちな覚醒意識で
自らの思考発声出来る ....
深い森の沈黙、
わたしのララバイ

見えないものが
見えるものを
支え創って居る
その感覚、浮き立ち




漆黒の対角線 交差し
すべての形態 否定し
ただ生き延びた黄色い ....
ふんぞりかえっても
かりもの
つぶでできたわたし
つながることで
ここにある

+++

わからないけど
わからないことが
あるんだろうな
ってわかっている
けんきょてそういう ....
金色に輝く
イヤリング
ささやくは
誦文であり
引きちぎられた
物質はなく

理解できない
からと
ないものねだりするより
理解している素晴らしさを
あらためて再確認している
 ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(6681)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜想64- ひだかた ...自由詩223-6-25
灯火- ひだかた ...自由詩2*23-6-25
Inkweaverとの会話2023年6月25日- 足立らど ...散文(批評 ...1*23-6-25
サザンオールスターズ- 本田憲嵩自由詩423-6-24
新生- ひだかた ...自由詩2*23-6-24
sketch- ryinx自由詩4*23-6-24
トロント市長選挙で犬も立候補したそうですが、なにか?- 足立らど ...散文(批評 ...123-6-23
響き哀しみ- ひだかた ...自由詩2*23-6-23
凄腕のガンマンが- 足立らど ...自由詩3*23-6-23
凄腕のガンマンが- 足立らど ...自由詩3*23-6-23
夜想63- ひだかた ...自由詩3*23-6-22
軒下の猫- ひだかた ...自由詩423-6-22
死んでゆく爺ちゃんや婆ちゃんたちへ- atsuchan69散文(批評 ...5*23-6-22
raindrop- ryinx自由詩7*23-6-22
未来は無限- 足立らど ...自由詩2*23-6-21
あける現- ひだかた ...自由詩223-6-21
声(改訂)- ひだかた ...自由詩2*23-6-21
ついにナス- 日朗歩野自由詩4*23-6-20
ヒビキ- ひだかた ...自由詩2*23-6-20
歴史の終わり- ひだかた ...自由詩223-6-20
ただいま- 日朗歩野自由詩4*23-6-20
小旅行にて- 短角牛自由詩9*23-6-19
いつか_あえかなきみ- AB(な ...自由詩8*23-6-19
曇り後晴れ- ひだかた ...自由詩4*23-6-19
父の日に- 本田憲嵩自由詩623-6-18
接触- ひだかた ...自由詩2*23-6-18
夜想62- ひだかた ...自由詩2*23-6-18
ララバイ- ひだかた ...自由詩2*23-6-18
ほーほけんきょ- 日朗歩野自由詩3*23-6-18
理解するということ- 足立らど ...自由詩4*23-6-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223