暗闇に
仄白く輝き
ぽっと浮かぶ
子供の顔の
輪郭を辿る線、
揺らぎ動き
闇に染まり
漆黒に溶ける

ティトゥス、
オマエという
存在の名
無を貫き覚醒し
存在という
永遠 ....
冬の明け方は
張りつめた
無数のピアノ線が
地面と空を繋いでおり
知らずに触れてしまうと
冬の心音を奏でてしまう
透明な波のように
冬の涯てには
凍りついた楽章が打ち寄せる
夜が明け ....
うきあがって
あざやかに
りんかく
ひびかせ
すみわたる

それは其処に聳え立つ
弓形の翼ひろげ黒々と
遠い地平は何処の国?
背景の純白の空にて無
捏ね上げ練り上げる様
生動し瞬 ....
あゝあおぞら

ひろがったね
またあえたね

途 行けば

ひらり花びら、
赤々と地に舞い落ちる

わたし ハッと

立ち止まり、

掴まえる この一瞬

あゝあおぞら ....
名無し人
名を取り戻す

時に

巨像 海に沈める

流れるように
刻み込むように

今の住み処
破壊し
新た 創り出し

巨像 海に沈める

流れるように、
刻み込 ....
コミカルな
十二支並べて

エトセトラ

話しだすまで
ずっと眺めて
足付かない水底の異様
ひろがり
平常心、喪失し
たちすくむ


胚種の成長そのもの、
宇宙の諸事象の流れ

その力動、巨大に透きとおり
細やか層状の響きの交錯
形成され練り上げら ....
焼きそば病になっちゃって
毎日、そればかり食べている
そいつを食べないと不安になる
無性に金魚掬いがしたくなる

渇いた唇が、
ソースの味を恋しがる
飢えた眼球が、
紅生姜やアオサの彩 ....
なんにもない
もうなんにもない
これ以上なんにもない

あらわれた あらわれる、

沈黙の豊穣
響きの含蓄

たもたれる間、
たもたれる魔、

つらぬかれ

開く瞬間
無 ....
朝に、

流動する微細に
粘りつく
巨大な
極彩色の
おもちゃ箱

ひっくり返す

アパートの部屋、外に出れば

無意味の大河流れ
時間を引き裂き響かせ

そらはあいかわ ....
噛み砕かれた
朝の死がいが転がっている
果実の並ぶ
健全な食卓からは
冬を裂く音が聞こえてくる
雪解け
のような発声で
猫が毛玉を吐いている
猫から吐き出された毛玉は
新たな猫になり ....
更新される混沌の時に
今、新たに生きて

ジャイアントコーン、
噛み砕き
味わい

歪む脳髄に耐えながら

溢れる言葉、
掬い拾い集め

無 波打つ響き

耳 澄ます この ....
揺れる三角
貫入する線

ねりあげくずれ
のびゆくむげん
色のひびきに
うらがえり

懐かし
すきとおる
揺れる三角
陥入する線

私は知らない
未知の意味

増殖する ....
漆黒に青銅の響き、在り
ぽっかり開いた穴、広がり

忘却される在ることの去来
ワダチ確かに途上に刻まれ
不断に崩れ落ちる祈念の海

私たち、常に途上の人
叩き漂いエンジン吹かし
憑依 ....
冬の太陽は 孤独だ
冷え澄み渡る蒼天に
ただ一点、燃え盛る

雪 降り積もる北の国から
届いた手紙
毛筆で書かれた文字は黒々、
その実在感に
しばし目を見張り 私は
ゆっくり立ち上が ....
流れる 大白雲
ゆっくりのっそり
奇異なこと
動きそのもの
意志を観る

消えてしまう
流れ白雲、忽然と
ひっそりひろがる
青空に 地球廻る
音すら 聴こえ

空、あかね
日 ....
神さま、教えてください

人間失格感想文

むげんのみらい
ひとのことしか
かけなくなった

*


ドライブの帰り道
甲子園地方大会に
ブラリと立ち寄り(何処かと何処かと ....
この夜、この時

鮮明、際立ち
あるもの
ひびくもの
それぞれ
そこここに
在る

名指される以前、

それぞれの位置に
落ち着き静まり
それぞれの
在るという
意味なき ....
たましいの
まえをよこぎる
くろいかげ
こしょうした
にくたい
はやくも
とこにつき
こおり
ぎりぎり
かみくだく

ひとのたましい
いろんないろいろ
それぞれのときを
い ....
溢れる
溢れ出る

溢れ続ける、

はばたく花に
脱落する意味
言葉戸惑い

揺れる幽霊、
河童の踊り、 
走る死人、

波打つ無
懐かしいよ
なんだか
とっても
透 ....
広いあき地がある
酒を飲みすぎた
あき地の中にふらふら入ってみる
そこは入っちゃダメだよ
声がする
あ、すみません
あき地から出る
家の方向は分かる?
バカにするな 分かってるよ
と ....
水を得た夜空です
夜には澄んだ真水がある
手をのばして
触れようとすると
逃げてしまうんだね
小さな星に隠れた
君の息づかいを聴いていると
とても静かな胸の内では
真水が溢れてくる
 ....
あぁ勝手に
うごめく思考の内
痛む眼 硬直する脳髄

ひたすら氷噛み砕き

溢れ出す
言葉、表し

耐える
今宵この時、

熱 呼び戻せ
熱という実体

固体液体気体の
 ....
叫びながら舞う女
光の庭に
ひとり居て
ことば
渦巻き喘ぎながら

喉を震わせ吐き出される声に
意味はたじろぎ光に呑まれ
舞い狂う女の
光の庭
時 失う

感覚の光
思い出の ....
俺はあした温泉に行くだろう
上司のどんな長い説教よりも耐えかねる
熱い湯とその沈黙を買いに
俺はあした温泉に行くだろう
事務所の背もたれとしてはまったく機能しない岩肌
そのまったく気づかいの ....
過ぎ去りゆくもの
囚われず

力動するもの
捉え

悪魔の手のひらで踊る、
神の懷に入り澄み渡る、

貴女の醸し出す
吹き荒れる熱、

巻き込まれ力みなぎる心魂に

わたし ....
暗闇のなか
戸棚上の天井傍、
わずかに開いた扉から
のぞく闇の奥、
蠢いて蠢いて蠢いて

なんだろう?

暴力的な亀裂、入っていく
白壁は躍り呻き毒を吐き出し
どよめくような粘着質 ....
やっと海についた
こうやって見ると海は広いな
海へと続く階段を降りる
砂浜に脚がつく
さくさくという音がする
サンダルだから砂が足に入ってくる
海に太陽の光が反射して
つぶつぶの光が目に ....
「アケ烏。」

・休み明け朝陽がカタカナの発音でやってきたので/遮光/

・朝陽じゃなくって朝陽の真似をした烏の鳴き声だったので許容


「精神論」

・サドルの無い自転車を授けよう ....
ひーこら、ひーこら
引いていく
この痛む肉、硬直する肉
千の耳鳴り
あえぎながら嘆息の声漏らしながら

  *

「この病気、眼瞼けいれんですか?神経障害性疼痛ですか?それとも薬の副作 ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(4059)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ティトゥス*- ひだかた ...自由詩423-1-19
Winter_Dawn- ちぇりこ ...自由詩1223-1-18
存在と霊性- ひだかた ...自由詩423-1-18
あおぞら- ひだかた ...自由詩623-1-18
巨像- ひだかた ...自由詩423-1-17
えっと、、、セット_らー- 足立らど ...短歌123-1-16
未知- ひだかた ...自由詩4*23-1-16
焼きそば病- atsuchan69自由詩3*23-1-15
夜想10- ひだかた ...自由詩423-1-14
おもちゃ箱- ひだかた ...自由詩923-1-13
朝の行方- ちぇりこ ...自由詩623-1-13
夜想9- ひだかた ...自由詩423-1-12
むのことば- ひだかた ...自由詩423-1-12
途上の人- ひだかた ...自由詩323-1-11
燃える、燃える- ひだかた ...自由詩4*23-1-10
五行歌、推移- ひだかた ...自由詩423-1-10
神さま、教えてください- 足立らど ...自由詩2*23-1-9
夜想8- ひだかた ...自由詩423-1-8
たましいのうた- ひだかた ...自由詩4*23-1-7
うちゅうむちゅう- ひだかた ...自由詩223-1-6
広いあき地にて- 陽向(2 ...自由詩223-1-6
うお座少年- ちぇりこ ...自由詩623-1-6
夜想7- ひだかた ...自由詩423-1-5
狂女- ひだかた ...自由詩823-1-5
湯の星より- 本田憲嵩自由詩223-1-5
夜想6- ひだかた ...自由詩4*23-1-4
潜むもの- ひだかた ...自由詩5*23-1-4
海にて- 陽向(2 ...自由詩423-1-4
three__pieces- ちぇりこ ...自由詩323-1-4
リアル、今の僕の- ひだかた ...自由詩423-1-3

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