何故… 何故…
君は其処にいるの?
遠くて
遠くて

いまはまだ届かない

水上飛行機のプロペラを回していけば
すぐなのに

いまは鍵を持っていない

予感が{ルビ奔=はし}る ....
人すら商品化され
売り払われ使い廻され
儲け価値として最早認められなければ 
アッサリ切り捨てられる
資本主義社会の本音本質


純白とターコイズブルー
混ぜ合わせ
アナタの顔は言っ ....
誰一人訪れること無い
純白の空間に在り
貴女の顔に触れる
波打つ魂の偽装
魔と魔の間で均衡保ち
神の触手が伸びるを感じ
貴女の柔らかな微笑み
軽く重く手触りに受け止める

切迫する死 ....
波の律動繁く寄せては引き
浜辺 灰白の遥か広がり

生命と物質の対面、
最初の場所にて

後光帯びる弧空、
貫く漆黒の直線、

やがて到来する
深い夜闇に
点る明澄な灯り

 ....
鯛       花は桜いろ
サワラ     甘やかなピアノのメロディーは
赤貝      血潮の香りが胸を刺す
はた      深く広がるハーモニー
つぶ貝     彼方を眺め噛みしめる
え ....
米国の車産業の利権に群がる保守派の言いなりになってトロンを破壊した宮澤喜一は我国の若者の夢を破壊してくださった犬王様で代案を出すこともなかった。別になしくずしで米軍の権益は強くなるばかりなのに

 ....
バリバリと
マヨをかけては
レタス食う
古木の水底から生え伸び
水面を揺らす、
それ太く透明な音響
世界を震わせ、
この殺し合いの界の
水面を揺らす哀しみ
滲み浸るヒビキに
古木の枝のキシミ
重ね絡み合い新たな響

水中 ....
ほとり ほとりと
冬の 路

ぽつり ぽつりと
{ルビ詩=うた} {ルビ謳=うた}い

ほろり ほろりと
{ルビ啼=なき}き 濡れて

おーい おーいと
友を 呼ぶ


枯れ ....
干渉しない
私は事物対象に関わらない

そうではなく、

事物対象をして
自らを語らしめる

この態度でこそ
この世界という謎、
徐々に徐々に開き示され

私は直観的に知覚即認 ....
明かりの消えた家々の寝静まり
枝の絡まり合う裸木の群れ、
夜空に向い立ち荒涼と
垂直の眼 落ちて来る

(墓堀人たちは今日も棺を埋め
せっせせっせと棺を埋め)

落ち来る垂直の眼、
 ....
夕景、
いちにちの役割を終えて、
港の工業王国に静かにそびえたっている、
ぼくのちょっとした、すこし傾いた、
鉄骨のキャッスル、
工場の七階から、
淀んだ窓を開け放って、今日も少しだけなが ....
貴女の輝きが
侵食し穴を穿ち
破壊する 私を

暗がりのなか輝くもの

円の延々と生まれ来る
それぞれの後光を帯び
薔薇色のなかのアクセント

私は努め在り私は死につつ在り

 ....
ひらひらはらはら
余韻響かせ舞い立ち
形態から色彩の逃れ出る

うっすら薄い絹糸のループ
形態失い漂う色彩達の輪舞

夢の奥に横たう
もう一つの現実

色彩 新たな形態求め場を求め ....
あのラーマが販売を終了する
ラーマとは、インド神話最大の英雄の一人で
タイの現国王もラーマ10世なのだが、
販売を終了するのはマーガリンの名前だ

ボクたちは、あたりまえのように
毎朝パン ....
 


      なにも浮かばぬ朝もある
 
 
  
 
行きゆきて
独り旅路の
白い道

蝉しぐれ
岩の清水を
手にすくう

笠あおぎ
入道雲に
息をつく
酒仙には
届かぬ想い
身に染みて
今宵も酒に
この身漂う

酌み交わす
友はひがしの
月眺め
涙ながして
望郷を詠む

{ルビ喧嘩=けんか}売る
李白の瞳
青々と
草原{ ....
ほら、見てごらん
指先が少し光っているよ

表情のない肖像画が呟いた

ベランダに出て
夜空に透かしてみたけれど
少しも光っちゃいない

ん… 指が石化している
でもキーボードを打 ....
お下がりの大きな自転車は
不躾な轍を踏んでいた
5時のサイレンが鳴る頃には
納屋の隅の方から
古い天気予報が発掘された
曇りと雨の日には
ばってんが付けられていたけど
晴れの日は見たこと ....
終わりに向かいて
放つ火、 

それ、 
この世界この現の在り開き示され

その人この人、
それぞれが掴み取った世界現実と。
漂いに雨の降り
彷徨いに晴れ上がり
あなたの瞳に広がる砂漠
水を求め深井戸へ降り行けば

底から溢れ流れ出る思惟の力動線、

直観を掴み取り世界の在り生成するを
体験させ意識化させる認 ....
いたるところ花は咲き誇り
いたるところ花は萎み枯れ
街行く人の方向はあちこち
ばらばらとはらはらと
葉は枯れ落ち育ち茂り
空は変わらず青く青く
俺は境界線で破裂する
色づくからすうり
いつのまにか冬

たねを取り出して綿に包み
マッチ箱に入れて待って
ほら黒いたねが黄金色に

祖母から教えてもらったあの秘密は
どこへいった
もう1回試してみたいな ....
はたせなかったやくそくが
はたされないまま
はてまで
つくられたみち
はたして
はたされないものを
はたすことが
やくそくだったのかも
わからないまま
はてまで

初出 日本we ....
白と黒の、うっとりと時の踊り場で寛いでいるかのような、冬
雪は未だ、ここに居てもいいのかどうなのか、
わからないでいるように見えたりする、初冬
暗い雪の夜道を歩いてみれば、小首をかしげた四つ足獣 ....
寄せ鍋の
湯気にけむりて
友どちが
近況かたり
夜は更けゆく
いまは無い
おでんの屋台
何処いった

焼き鳥の
匂いが誘う
帰り道

チャルメラは
スピード上げて
走り去る

もつ煮込み
野菜だらけで
吐息つく

コンビニに
行 ....
 
ときはいにしえ神々かがみ覗き込んでは不思議がり
私は{ルビ開襟=かいきん}シャツを着て
路地を左に曲がり
ズボンのポケットから白いハンカチを取り出して
首筋を拭ぐった

家の山茶花の垣根から
{ルビ割烹着=かっぽうぎ}を着た妻がアイロン ....
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