平凡でどこにでもいる普通の人間になるのも容易ではない
六月の中旬に役所から住民税の納付書が私宛に郵便受けに届いた
封を開けない訳にはいかない 私は中身の書類を黙読した
封を開けて中身を確認するの ....
齧歯類夏至も変わらずゲシゲシと
齧る柱はいつか仏像に
大きな法則が世界を貫き
好き嫌いの尺度では
とても計り切れないほど
大きな法則が世界を貫き

今、日が沈み 月が昇る
ひれ伏してしまおう 風を浴び
脳裡の懐かしい光景を そっと静かに掬い ....
抹茶色の外郎のような色の池の水を背景に、若葉のもみじがソメイヨシノの木陰でいくらか涼しい風に小刻みにわらっている。

おれは蟻やら小枝やらがあるくちかかりのベンチに身をもたせ、とにかく西の方までず ....
繁茂する
森の緑は水に映え
広がる波紋に層を成す
俺は思わず立ちすくむ
命の貪欲な成長が
歯止めのない増殖が
剥き出された自然のあらわ
物凄い勢いで呑み込もうとする
その暗い衝動に戦い ....
あの頃筆先に染み込ませていた色は
朽ちて色褪せて
もう何色だったのか
全く思いだせない

でも筆先に染み込ませたという記憶は鮮明にある
その行為は
十数年後の私を救ってくれる
殺されても死んでやらない
ズタズタに切り裂かれたても
平気だから

頑丈な体と不屈な精神
持っているから
怖いものなんてないよ

たとえ
殺されても直ぐ生き返る
直ぐ生き返るから
 ....
ぶっ飛んでいってらっしゃ~いイスタンブール

ここはどこあなたはだれ笑ってんの

しっかりと見てあげるから隠さないで

ズボン脱いでパンツおろしたら即効

イカス男になりたがるイカ臭い ....
運河の両側には堤防
その片側の堤防に沿って続く道

運河にかかる電車の鉄橋
運河にかかる人とクルマが渡る橋

堤防の上の道に人影はたえていた

夕暮れ
堤防の下の道の端にクルマ一台停 ....
死んでないまだ死んでない生きている実感乏しい腹は減ってる

人体にネジはあるのかありそうだゆるんだまんま性欲の渦

先端が鋭く尖っているナイフ隠し持ってる心は闇だ

欲しいもの捨てたいもの ....
蚊取り線香が灰になって
受け皿の中で生きている

灰色という新しい姿に変えて
美しく
受け皿の中を楽しませてくれる
そして若い女は着ていたものをぜんぶ脱いだ
それから安いモーテルのベッドのうえによこたわる
女は覚悟と期待に身をよこたえると男にすべてをゆだねるつもりだ

男は遅れまいとズボンとその下のものを脱 ....
もし俺の前に、何処かの大金持ちがあらわれて
俺なんか一生かけても稼ぎきれない大金をポンと置いて
あんたにみんなくれてやるから自由に使って良いと言ったら
俺はあっさり魂を金に売り渡すだろう

 ....
子どもと大人の間には境界線ががあると信じていた
それを踏み越えなり限り大人にはならないだろうと信じていた

子どもと大人の間には河が流れていてその上にかかる橋があると想像していた
少年は自然な ....
月並みな幸福も
月並みな不幸も
みんなは興味がないから
今日も話を盛る

月並みな嘘なら
誰にもばれないからいいさ

みんなは会釈して
わたしを見守ってくれている

そのうちに味 ....
西陽が射し込むイートインで
コーヒーを飲んでいるわたくしに
黄金に染まる街並みが
光溢れさせ迫って来る
その瞬間瞬間の美しさ
この星の大きな優しさに
包まれ私は法悦となる

地球の青と ....
サザエさんの一家ならソフトウェアにしのばせて歩けるやさしい世代だからわかるよね。 クレヨンしんちゃんのママなら浮気してもいいかな。セクシーで小股キレそうだから。あとで毒を盛られてしんちゃんのしてや .... 果てしない天海
月は彷徨う
青白い光が染めて

時間の滴をまとい
徐に揺れる波間

海鳴りは語りかけ
吐息が寄り添う

砂浜にひざまずき
一粒一粒を愛でて

ふたりだけの砂の ....
ああ
初々しい顔して
夜が来た
ひんやり涼しい
風も吹く
向かいの家では橙の
灯りが点り
人影が
それは忙しく動いている
わたしは独り寝の床を整え
さっきからじっと座っている
昼 ....
この世界の終わりを待ちくたびれるより
自分の世界が呆気なくお終いになるよね

人間は便利な機械を次から次へと作るけれど
そのうちに人間そのものがキカイになってしまう想像が
ついているのかな
 ....
他人のシアワセは嫉妬するだけで
自分のシアワセに変換するなんて
それこそ神業だから

それが出来る人は自分のシアワセを
よほど持て余している人だから

俺から言わせたら
ふざけるな
 ....
よる
あふれる
かなしい
ゆめだけ



あさ
こぼれる
かわいそう
ことばだけ



ひる
みちる
うれしい
ひかりだけ
感覚する、
風の通り道、雨の匂い
そのたび新しい自分がいて
ぼくは大きく手を広げる
この広大な地球の上で
この肉体を抱えながら
笑っている泣いている
すべて愛しい日常些事
一つ一つ噛み ....
文字を知りわが名初めてかみに書く
其れがログインIDと知らずに
結婚して家族持ったら
家が欲しくなってしまった

ローン組んで家を買った
それからローン返済が優先順位一位になった



ローン組んで家を買ったら
生活が地獄になって
前が見えなく ....
おまえは、哺乳類だし、ミトコンドリアと共生してもいる。なるほどお前の予感はこういったものだ。たとい愛は滅んだとしても我々には科学がある、と。
おまえは、おまえが自分の事をおもうほどさほど悪くは無いの ....
ぜんぶかなしい
みようによってはぜんぶがです

メーテルがねむる冥王星のしんとしずまった氷の平原にみんないる
そうしてひとつずつの青白い炎がぼおっと点って
それらはまじわらない

ひどく ....
雲のどよめき艶めき、うふふ 
夕暮れ間近に囁くもの 

出口は入口と延々と
展がる地平に眩む我

水の色開け灰色散らし
流れる流れる、地の果てまでも
あのこは
よいこ
あのこがよいこで無かったら
よかったのにな
めんどくさい
めんどくさい

めんどくさい理屈は役にたたない

お金は沢山欲しい
お金のストック沢山したい

めんどくさい理屈はいらない

美食と美酒
美人と美女

黄金とダ ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(4100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クレーマー- こたきひ ...自由詩121-6-21
夏至/ルーティンワークもいつかは何かになれば良いのに- 足立らど ...短歌121-6-21
大きな法則が世界を貫き- ひだかた ...自由詩321-6-21
尺八老人と漬物の恋- 道草次郎散文(批評 ...221-6-21
夢見の森- ひだかた ...自由詩421-6-20
あの時の行為- RAVE自由詩4*21-6-20
殺されても- こたきひ ...自由詩221-6-20
もろもろの俳句- こたきひ ...俳句221-6-20
河_川_水が流れて- こたきひ ...自由詩221-6-20
もろもろの短歌- こたきひ ...短歌421-6-20
勇姿- RAVE自由詩3*21-6-19
そして若い女は- こたきひ ...自由詩221-6-19
もし俺が- こたきひ ...自由詩421-6-19
境界線- こたきひ ...自由詩421-6-18
月並み- TwoRivers自由詩8*21-6-18
西陽が射し込むイートインで- ひだかた ...自由詩621-6-18
漫画満載曼荼羅- アラガイ ...自由詩14*21-6-18
月夜の夢- 宣井龍人自由詩7*21-6-17
独り寝の夜- ひだかた ...自由詩521-6-17
この世界の終わりを待ちくたびれて- こたきひ ...自由詩321-6-17
他人のシアワセを- こたきひ ...自由詩321-6-17
一日- ひだかた ...自由詩721-6-16
風の通り道、雨の匂い- ひだかた ...自由詩721-6-16
ただ読んでいるだけと思っていたのに。既に参加していたなんて、 ...- 足立らど ...短歌321-6-16
家が欲しくなって- こたきひ ...自由詩421-6-16
そう悪くない事を忘れるな- 道草次郎自由詩421-6-16
メーテルがねむる冥王星のしんとしずまった氷の平原に- 道草次郎自由詩221-6-16
均衡- ひだかた ...自由詩621-6-15
ひとのまえでものが言えなくなった、いつからか。- 道草次郎自由詩421-6-15
めんどくさい- こたきひ ...自由詩321-6-15

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