閉塞してはいけない
開脚もしてはならない
同じ条件のなかでプログラムするならば
遁走する豚の尻を追わなければならない
複雑なきみはミニマムな自己を取得したかい
僕はきみをいつ ....
めっきり朝晩が冷え始め
気づいたら
平面的に見えていた街全体が
いつの間にか
深い立体感とコントラストを増してきて
遠景はどこまでもクッキリと
見えるようになってきた
太 ....
西の空が晴れた夕暮れには
宵の明星が黄金に輝き
地上から仰ぎ見るそれは
宇宙の高貴を惜しみなく放つ
この星に生まれ
過ごした日々は
ただただ眩暈
余りに早く遠去かり
余りに遠く奥ま ....
日本経済一流、政治は三流といわれた時代は既に昔の話だけど、
理解できるかスポーツの世界から個人の力で日本を支えてきた。
野茂、イチロー、澤、羽生、そして、コロナの今は大谷翔平だ。
彼を比較す ....
窓を開けると
爽やかな風が
夏の終わりを告げる
秋の臭いを運んでくる
お盆の頃にやって来た
小さな台風が
まるで
神風のように
この北国の
焼けつく夏から
熱さ ....
雨が降る
夜更けの街に
濡れていく
ひたすらの闇
広がって
向かいの家に
点る灯り
故郷のように
懐かしく
忙しく動く人影が
家族の居場所を
教えている
ひたすらに
広が ....
壇上で喋っているおれに向かって、観客の少ない客席からひとりの男が立ち上がり、
男は胸に赤ん坊を抱いているようだった、制止する者はおらず、
男は壇上に上がり、おれの前に立った
殺してやると言う代わ ....
おや
また生理食塩水か?
ちょっと前にもニュースにあった
生理食塩水を誤って最大7人に接種------
何度も何度も
いったいこれはどういうことだろう
と
思って調べてみたら ....
この島国の片隅。
私が生活している場所。
コンビニ有ります。スーパーマーケット有ります。
学校有ります。病院有ります。駅はわりと近いです。高速バス停かなり近いです。
とは言ってもいつもクル ....
ふるさとみたいな
おなかのつめたい石に
雨が降る
チャコールグレーの傘をさした
すぎやまくんに
水溶性の雨が降る
溶けていくね
好きだったのに
ほんとうは存在していない ....
静けさ 揺れる
にわかな雨、
光の空から
降り注ぎ
宇宙を回遊する言ノ葉たち
凝集しては散開し
思考の流れをこの界へ
屈曲しながら艶やかに
在る物、在る物、造形する
静けさ ....
ちいさな
ちいさないのち
ちりはて
遠いみ空を
かけてゆく
)境界線を越えたなら
)きっと合図するからと
)しろくはかなくそう言った
)ちいさないのちにあふれる涙
あめがふり ....
温度差は髙いほど燃ゆ秋の山
僕たちは妄想を充分に知ってしまった
僕たちは世界中の女性に憧れてしまった
僕たちは愛されない苦痛を知っている
僕たちは自分であることにときどき疲れてしまう
自分の番地を持たない君とは友 ....
思考が蠢く
蟻塚に居るかのよう
思考は生きて息していて
感覚を楽しませるために!生きている
感覚を楽しませるために!生きている
そして抜け落ち墜落していく
そして抜け落ち墜落していく
....
なんという
中途半端なコロナ対策だろう
感染が増えたら
緊急事態宣言を行い
減ったら解除して
オリンピックも行い
ロックダウンなどは
考えていません
と
ズルズルもう ....
心に愛がなくても
今朝の空は清々しい
心にに愛がなくても
通勤時間は駅も道路も混雑する
心に愛がなくても
地球は温暖化して行く
心に愛がなくても
氷河期やって来ないよね
....
ワクチンを接種することでできる
コロナウイルスに対する抗体の量は
人によっていろいろ異なり
全く抗体ができない人もいるらしい
どんなに調べても
100%抗体ができる
なんて
....
(詩論)初級編:(必読)ギフトについて
今まで繰り返し商業誌のなかで詩人の作品はどう読んでも良いというセリフを耳にしてきたけど、内心の自由の当たり前なことをわざわざ紙面使って、名の知れた詩人達 ....
たまのかわ広げてみたら8畳かー収斂進化空も飛べるよ
実にくだらない理由で電車に乗った
乗る前に実にくだらない理由で立ち食い蕎麦を食べた
それが上り電車だったか
それとも下りだったか
乗ってから悩みだした彼は実にくだらない中年サラリーマンだった
....
哲学者と詩人と新宿のホームレス
もしも資質があればなんにでも
応用数学者と宇宙物理学者あるいは
ドビュッシーとツトム・ヤマシタ
こんな問題意識で生き伸びても
脳力もないのに戸惑うだけ ....
重症化する原因を研究し
遺伝子のある部分が共通だった
とか
最近報告された
高齢者では
キラーT細胞が大幅に減っており
また老化したT細胞の数が多い
それらが重症化の原因だ
....
Ⅰ
卒塔婆を飾る花は何を思う
墓石の影に折り重なり寄り添う人々
7年前の貴方13年前の貴男だろうか
歳月は姿なく容赦なく降り積もる
人々はもうすっかり汚れてしまって
絢爛に咲き誇る花々は一 ....
白く光る田舎の道を
カンカン鳴り響く踏切越え
海に向かって歩いていた
薫る潮騒、うねる波
空き缶一つ、浜辺に落ちて
わたし独りのたましいが
水平線を覗き込む
遠く船が落ちていき ....
私が私である証明
私が私でない証明
私がもし一枚のクレジットカードだったとしても
私が私である証明にはならない
私がもし一枚の保険証であったら
私が私でない証明になるかも知れない
....
夜に
道行く人の顔、白く浮き上がり
満月
孤独な魂が、彷徨する
道に沿ってぽつぽつと点灯する黄色い灯り
追いかけて、追いかけて
刹那開かれる永遠に
そっと息継ぐ精霊を みる
....
知らなかった
何も知らなかった
貴女は知らなかった
貴男は知らなかった
知らなかった
彼は知らなかった
知らなかった
彼女は何も知らなかった
私は知らなかった
私も知らなかっ ....
綺麗は穢い
、
穢いは綺麗
赤ちゃんのうんこ、
穢いけど綺麗
。
お尻を拭く、
ママの手も
穢いけど綺麗
。
お化粧したお姉さん、
とっても綺麗だけど
、
塵ひとつない
....
デルタ株のケタ違いの感染力で
ワクチン接種による
集団免疫の獲得は
大変難しいものとなった------
などという
研究者たちの意見が
最近多くなった
集団免疫といえば昨 ....
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