夜、[草稿]
ryinx

  ・

   波音 のない夜の海の
   靴底の湿りけ。
   波の 、


    𝘹

なにも 想うことは 出来なかった
けれども こうして 立ち尽くして
夢の、帳を見ていた。

 ____________
   。


   それが どういう事か
   それは わからない
   音もなく、揺れる、波を、見ていた




   この現代に
   遠方より、波が

    海へ 、

    海を 、

   海は 、ただ 、


    何も云わず
    私を、みてる

    •

   誰もいない
   、夜に


 みえない
   ____  
     _________
   


  昔の思い出
  田舎の庭園


 亡くなった、土地

 さよなら

 、さよなら


𝓇

    私は、ただ
    子どもである、
    というだけの事だった


  さよなら




 N.
   -𝙬𝙝𝙞𝙩𝙚
   


自由詩 夜、[草稿] Copyright ryinx 2023-08-24 01:20:54
notebook Home 戻る