大きな大きな渦を巻き
光の大洋を進みます
光は掴めないもの
だから、
どこまでも何処までも
進みます
熱、保たれ 熱、燃やし
明日の暁に自殺する誰か居ても
熱、保たれ 熱、燃やし
....
羽衣伝説
客層が変わりゆく店釣り船を
整備していた夏がまた来る
レモネード注文している子をみれば
初恋の君と瓜二つかな
海の家ほったて小屋に掛かる絹
思い出と共に消えてゆく傷
....
いまはもう中心部からは消えてしまったが
都市の周縁部にはまだ電柱が立っている
電線が宙を何区画にも複雑に分割している
ひとつひとつの空色のピースは同じ形をしていない
再開発を諦められた地区の空 ....
あ、風くる、風くる、土曜日の公園で急に磁石のように方角をかえて真鴨の黄色いクチバシのように極端に長い、先の尖ったヘルメットが思わずぼくの眼球にぶつかりそうになる。そんな被り物をした一人の中年のメガネ男 ....
雨垂れ 一滴、また一滴
落ちて 落ちつづけ
あなたはグツグツおでん作って
わたしを待っていた
なんて空漠とした空間、
生活感の一切感じられない部屋で
あなたとわたし、
横並び お皿の ....
コロナが5類になってからマスクを外す人も多くなり、あれ?
隣に座っている同僚の顔ってこんなだったっけあるあるが、
あちらこちらでおきている毎日ですが、今はポエムの日々だなあ
とすごしています。
....
空想旅行計画
いく年も前から師匠と打ち合わせ
計画楽しいけどオトシが不安
曾良おもう空をおもうは我かしら
実際行った奥のほそ道
私より足が速い師匠かな
空想旅行計画
いく年も前から師匠と打ち合わせ
計画楽しいけどオトシが不安
曾良おもう空をおもうは我かしら
実際行った奥のほそ道
私より足が速い師匠かな
文体を壊す舞台の豚軍隊やつの二つ名実はユリシーズ
しずかうねるように 花、流れ
みちをたどりゆけば 炎、燃え
永久の瞬間、与え去っていくもの
永久の光景、開き消えていくもの
黒い円のなかに 黒い星の輝きに
*
貴女は小 ....
いたるところに花は咲き
いたるところで花は萎み
街行く人の方向はあちこち
空は相変わらず青く青く
俺は歩道橋で破裂する
書き手は語り手に何を言わせたいのかが曖昧のまま既に60兆ページといわれるネット情報のうちの個人サイト趣味サイトの殆ど全てなんだろう。これは匿名性がかえって(読み手からみると)書き手イコール語り手にして ....
突き抜け逸脱していく
響きの渦巻き
木霊する声を聴く
ひたすらしずまり
とおいちかい魂から
あらわれとどけられ
柔らかく逸脱していく
響きの渦巻き
木霊する声を聴き
ながら
....
哀しみのうねり
貫通する力線
波打ち壊れ
時、裂け広がる
明かりが灯る
遠い遠い場所
静か浮き上がり
力動に包まれ
僕はたたずむ
此処が宇宙、
この小部屋が
渦巻く宇 ....
熱いゆげをわけて
ちりれんげですくって
ふう ふう 吹いて食べるのです
舌の上にのせた豆腐が
かすかに香って崩れる時
ふと時間は逆戻り
勤め帰りのスーパーで
....
石のように冷えていた
わたしの心 を
貴女は温めてくれる
荒れ狂い 悪魔にも犯された
私の魂、剥き出しにして
貴女に曝す、この瞬間
貴女は何を言うだろう?
貴女は何を歌うだろう?
....
風に吹かれて
永久の風に吹かれて
しずかに
寄り添いながら
時を過ごす二人は
遥か遠くから響いて来る
白く透明な呪いの声、
耳を傾け聴き入り
燃える魂の均衡、
造り上げる
....
田中はまだ17歳だ
カフェの部屋で沖縄にいる
女の子だ
カフェの部屋は沖縄の密集地域にある
ビルの4階で経営している
というのも予約制である
このカフェは
◯◯有限会社の社長のカ ....
ドッキリか
モニタリングか
鉢合わせ
偶然すぎる
君とお店で
🎵この残飯で最後一切合切たいらげん
🎵もしもし亀よ亀さんよ🐢の
だめなジャミングはあまり効果なしか。
防御力は盾だけではダメなんだ
根こそぎ引っこ抜けるのを
おさえる術で挑まないと
陰 ....
濃緑の葉群れ、
波打ち照り輝き
眩しいくらい
生命の純粋
恐ろしいほど
生命の威力
新緑の季節、進み深まり
道向こうの落葉樹たち、
枝葉を繁茂させ盛り上げ
五月の青空、五月の風に ....
CERNそれはちょうど赤い夕暮れのうつりこんだ道路の水溜まりだった。道路わきの草むらにはおそらく子供たちが忘れていったであろう白い野球ボール、水面にはちょうどあのときのCERNたしかにこんなあかい夕暮 ....
ときの果て
想いはめぐり
万年後
(テラ)そりかえり
今日は亀の日
暗がりに落ちていく
想い、重いなぁ
ざらざらした手触りの
荒れたディストーション
そのサウンドに否応なく
惹き付けられ引き込まれ
誰かが自殺する夜明け前
赤ん坊の様に眠るあなた
夢 ....
すべてから
解放され
すべてを
開放し
広大な大地に
遊ぶ
*
気分、沈み
気分、盛り上がり
まるで大海原のうねり
(自我 佇みひたすら静観し)
天空に銀河の ....
行きそびれた 五時
帰りそびれた 五時
もうそんなに刺激が欲しい年頃でもない、
とつぶやいたあなたが、カットハウスへ
消えてゆく。それでも、歌はどうですか?
それを詩に込 ....
瞳のなかに
広がる砂漠
お舟は進む
青い水平線
花の無い世界、開けて
貴女は索漠と、泣いて
浮き上がる文字の輪郭、
まるで意味を欠き
ただただ輪郭の羅列
ひたすら哀しみ、
....
白い巨人、大股で
光の天空、過ります
ゆっくり流れ
両手を開き
現の夢、ぽっかりと
この世界は比喩で充ち溢れ
この世の未知なる表れに
次々形象の輪郭、浮き彫りにして
輪舞奔放な言の ....
嫌ならいなくなればいいし
誰かに言わずにすぐに去ればいい
そうしないのは十中八九、止めてほしいからだ
批判すらする価値のないものがこの世には数多あって
御多分に洩れず自分はそんなもので
....
ただ委ねる
この世界に
わたし、
常に全くの
初心者
よろしく
委ね預ける
この世界
この肉体、
内なる魂と霊の
道具、器
大切にしなければ
お世話し続けなければ
混 ....
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