この貪欲な
植生、
アスファルト割り
生え群れ栄え

その過剰な発芽力、

宇宙に流れ出て
新たなる宇宙、
創造する
エネルギー源となり


この貪欲な
植生、
アスファ ....
数千年待って
来なければ、

また待つ。

遠い響きだ、なんてトオイ



この世はあの世 あの世はこの世。
時間の界から
永遠の界へ
移行する
時の高まりに
人は生き

足許の亀裂、
轟く雷鳴、
開く大輪の花、
時軸の横滑り、

反復される瞬間!

捉える視界を
道端の小花揺れ
 ....
ルネサンス
この響き この感動
人間復興
このリズム この命
この情熱
この清新さ
その正義を
その哲学を
脈々と私に刻み付ける人
先生!!
来るべくして来た
「至高へのジャンプ ....
病室にいる間に 桜は散ってしまった

それはしょうがないことですね 誰にともなく納得する

それでも

いつかこの腕が いつかこの足が 私を迸らせる 

そしたら

狂ってても 独 ....
平行線がある
それは、
見えない地平線だ
彼は言う、
此処が全てだと

死は霧のなか、
死は厳粛な移行、

愛する扉は開いている
凍結した大地はひび割れ
流され行く氷山の上の肉体 ....
船に乗る
あなたの影、
月の光に運ばれて

白々と
伸びる途、
開ける未知

流動し 精妙に輝く造形に
非物質の神聖 響きわたる



船に乗る
あなたの姿、
月の光に導 ....
さいしょに見たとき、その老人はまるで公園の置物のようにとても粗末なベンチにたたずんでいた。杖を地面につきながら。何をするわけでもないただ茫然と青い空を見つめている。ぼくは散歩のがてら一服でもしようかと .... 雪 踏んで歩く
雨 濡れて行く
陽 曝され進む

ひらの両手、かざしたら
どこでもない、此処へ行き着いた
ずいぶん努力したんだ泥にまみれながら

徹夜徹夜で、聴覚壊れ(突発 ....
フローリングに寝転がり
燃え盛る太陽を浴びる
降って来る光の洪水は
世界のすべてを受け容れ
温め熱し燃やし尽くす

 否、否、否
 肯、肯、肯
 越えて超えて!

気の揺れ動きに苦 ....
何処行こうとしてたの?
返事もなしに行っちゃった
さっきまで泣いてたような目をしてさ
真っ直ぐ前を見て

気になって振り向いたけど
もう見えなくなっていた
きっと時代が連れ去った
 ....
新生姜も好きだけど
普通の生姜も食べたいの

ひとときの柔らかさ 夏の思い出
それにかまけて忘れないで

いつも笑っていたいけど
人生 楽しいことばかりじゃないから

沈みがちな顔  ....
サフランライスを仕掛けて眠るの 明日がやさしくなるように

クミンをひとさじ願いを込めるの 昨日を許すように

きっと一晩寝かすから そっと涙を流すから


情けない私を ダメなやつだね ....
愛してるの響きだけで強くなれたらいいなぁ

そんなふうに思っていたら

「から元気でも良いじゃん」と聞こえてきた

そんな君が私を愛してくれたらだなんて

言えますか?言えません 桜吹 ....
風の吹いて
涼やかに歌い

葉のゆらぎ、
緑はながれ
葉のささやき、
緑はそよぎ

風の吹いて
涼やかに語り

「幼年、成年、老年
過ごし過ぎて過ぎ越し

今日、生きて 風 ....
入社式先輩風で散る桜

春の雷走って逃げる正義感

風吹けば結局みんな風見鶏

どの道も真っ直ぐ行けば突き当り

つばくらめ旋回すれば小宇宙

春眠と短い祈り新年度
この光の灯火
弾け跳ねる肌色の
水しぶき

言葉、世に響き放ち
言葉、世と絡み合い
言葉、世を力動させ

定着した意味、堀り崩し
トタン屋根の猫、鳴き躍る
もつれ合い床転がる郷愁の ....
円と正方形の
噛み合い、深まる
春の
冬と夏の境に在り
対立し合う響き、
揺動し息吹く
生命たちの
無限の彩りに

空の青 広がり
世界という意識、
充ちて
わたしは街に眩めく ....
厚板一枚で隔てられた
向こう側へ
飛翔する
手前、

在ります、あるものヒビキ在ります、ありがとう

荒れ狂う日々を終え
静かさに委ねる日々

病身引き摺りながら夜の一時 安らぎ
 ....
雨降る音 銀の色
空の高みから降り注ぐ
銀の無窮の音の連弾

私の意識の底から湧く
この愛惜と郷愁と憧憬を
何処にも属さず注ぎ込む、
そんな場所を見い出すため
渦巻く銀河の隅っこで
 ....
街道沿い、ひとりいく
雨降りの今日、水飛沫あげ
何台かの車、通り過ぎ
雨垂れ、傘に沿い落下する

春の深まり上がる気温、
冷ましひんやり雨降りの今日
浮遊するよな心持ち、
まるで何かに ....
見交わす、
立ちのぼる、
瞳の中にまるで陽炎のように揺らめいている
うす紅色の櫻の樹木
強い追い風に吹きつけられながら
一匹の猫が
民家の塀を
豹の速度で駆け上ってゆくさまが見える
掠 ....
ぼくの犬が消えた日
空には深爪したような月があって
そこだけがぽっかりと
穴が空いているようだったよ

ぼくの犬が消えた日
学校までの通学路はとても長くて
おまえのだらんと長く伸びた
 ....
アスファルト割り
僅かな隙間から
タンポポの黄色い花、
群れなし道端に映える

この執拗な生命の生育に
意味はなく意味もなく眼、
惹き付けられる
僕という人間にも
意味はなく
只  ....
いつまでも直らない。おのが、おのの肉を喰らい千切る。とりあえず寒々とした部屋で、リュックを背負う、罪を背負う。12.5キログラム、を背負う。もう一度破壊して、また再合成するために、つよく太く束ねなおす .... すべて逃れ去っていく
すべて過ぎ去っていく
なかで、
けっして忘れられないモノ
けっして忘れてはならないモノ

  *

誰もが
それぞれの
限界と可能性、
抱え生きている
そ ....
水の色する春の空

静か独り、浜辺に立つ

群れる者達、エゴイズムの海

逃れ、打ち寄せるイメージの波

浮かぶ波間の混沌は

思考の光に照らされて

弾む言ノ葉、生動の渦
 ....
   
   薔薇の美少年

                         
かれの手よりも おおきなオレの手で
エスコートするように そのかたく骨ばった
小さな手をとって
かよ ....
今日の残り時間を いや
これからの日々を
一体どうやり過ごせばいいのか
博物館の展望室の幅広い窓から
霧に包まれた青い湖をみる
博物館って言ったって
それほど大きい訳じゃないから
あの切 ....
肉体という
形姿帯び、 

それぞれがそれぞれに
進み歩み脱落したり先頭切ったり

あきらめて
あさましくいどんで
果てには悟り
絶望もなく希望もなく
諦めてただ挑み続ける

 ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(4081)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
過剰- ひだかた ...自由詩4*23-4-21
トオイ- ひだかた ...自由詩4*23-4-20
死生- ひだかた ...自由詩7*23-4-20
ルネサンス- 渡辺亘自由詩223-4-20
春が来たら- 短角牛自由詩3*23-4-19
平行線- ひだかた ...自由詩7*23-4-19
月の光(改訂)- ひだかた ...自由詩5*23-4-19
職歴- 本田憲嵩自由詩3*23-4-19
夜想47〇ジブン- ひだかた ...自由詩4*23-4-18
日光浴(改訂)- ひだかた ...自由詩5*23-4-18
- 妻咲邦香自由詩223-4-18
薬味に頼る夜- 短角牛自由詩4*23-4-18
カレーな気持ち- 短角牛自由詩2*23-4-17
モノクロ- 短角牛自由詩3*23-4-17
今日、生きて- ひだかた ...自由詩5*23-4-17
春、風、それから- TwoRivers川柳6*23-4-16
痕跡- ひだかた ...自由詩7*23-4-16
対立し合う響き- ひだかた ...自由詩4*23-4-16
夜想46〇熱- ひだかた ...自由詩6*23-4-15
雨の木霊- ひだかた ...自由詩4*23-4-15
雨降りの今日に- ひだかた ...自由詩5*23-4-15
櫻坂- 本田憲嵩自由詩623-4-15
オムライス- ちぇりこ ...自由詩923-4-14
ノンセンス2〇言葉の向こうに- ひだかた ...自由詩4*23-4-14
磔刑- 本田憲嵩自由詩3*23-4-14
ノンセンス- ひだかた ...自由詩7*23-4-13
静観の時に(改訂)- ひだかた ...自由詩7*23-4-13
過去作二編(薔薇の美少年、百合の男)- 本田憲嵩自由詩3+*23-4-12
市立博物館の星より- 本田憲嵩自由詩1*23-4-12
魂の進化- ひだかた ...自由詩523-4-12

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