宙空を見つめていると
無音の内ざわめき刻まれ
意識の奥行き、浮遊する声
沸き立つ力動が私を捕らえる

均衡は保たれ静かさ充ちるこの時、
私はこの力動に導かれ私の内に沈み込む

意識の奥 ....
なにもかも字書にゆだねる僕たちの心知りつつ理解あきらめ



*
Inkweaver
創作のモノマネは、他のキャラクターや声色を自分なりに表現することで、創造性や想像力を刺激し、新しい ....
草は
大地(ほし)からあふれるエネルギーの現れ
こんなにも草が育つ
私たちの国

水が豊富な
土が肥沃な
明るい
恵まれた土地なのだ

砂漠化が進む
この地球(ほし)の上で
特 ....
蜘蛛 小さな柔らかな足取り
はったハッタと白紙を這って、
殺そうかと一瞬想ったが
なぜか指先 取り留めた

その姿立ち振舞い 繊細に伸びやか大胆に
透明な瞬間 捉えた眼差し視覚 私に語り
 ....
夏空青く太陽を欲望し
ギラギラ輝き熱す
燃える光の円球、
爆発し続け
眩む意識、
堕ちる
堕ち続け
深みへ深みに
燃える情動の流出し

開く、魂という無限に

異様な意識の階層 ....
新聞屋は忙しい
その日のうちに記事を書き上げて印刷する
日が明けてまだ暗い夜明け前、遅くとも2時までには配送される
各々集積所から各家庭に配らなければならないからだ
だからといって投稿欄の ....
夏の日には祭りがありまとまった休日がある
夏はいつも遠い記憶を作る
だから夏とは愛であり
私はその中を生きる
かき氷でも食べて涼しくしよう
海辺や川辺でのんびりしよう
夏を壊さないで
完 ....
熱風に吹かれ
太り始めた半月、
夜闇に浮かんでます

白く白く白銀 空

なんだろう?この感覚
助けて! と、
落ち着き払い

誰かに 誰でもないダレカに

叫んでいるのです、 ....
その
無名の深み

見つめ聴き入る、

歴史的平面的に辿らず
個体的立体的に観入り

巨大な細やかなもの 突然頭もたげる
歌詞カードは要らない ただ響かせて

脳髄から濃密に魂に ....
不動の時、
伸び広がる瞬間

掴み取り 委ね揺蕩い

濃密に青の空、
響き奏で

なぜ僕ら生きているのか
忘れてしまう 

いつも

声、あなたの
起伏のない温かな
包み ....
 ゲームセンターの活気は
 見ているだけがいい
 かつてハイスコアを争った
 夭折たちの親しみが鎖されている

 憧れた景品は
 一度もとれたことがない
 冷媒は触れると綺羅をすり潰す
 ....
きつねうどんのお揚げさん
お布団にしたら
甘くてええ夢見れそう

熱すぎないように
ぼどよく冷まして

お支度 お支度。


そんな 
ええ夢を見た

久しぶりに
良く寝た ....
戦利品川柳書いてりゃわかるのに

抗いのはざまで産んだ無性物

神宿る虚無におわす君らにも

愛も無し闘いもなし、時過ぎる

見え隠れ街路樹の下むなの虫🐜

*
作成時間、ベタ打 ....
 (人の電離が噂し苦し)

 うんと昔ながら
 不意に回想される人
 生まれた額の単眼で明暗を求め
 溢れていた色と香りを踊る中
 くい込む
 針だけが抜けきれず
 土深く残されて欲し ....
野球の音が聴こえる
野球をする音が聴こえてくる
誰もがみんな
胸の中に野球を飼っている
整備の行き届いた市営グラウンドから
夏草の生い茂る河川敷まで
球足の早いゴロが一 二塁間を
抜け ....
夢のなか

表紙を開く

夢のなか

雲の詩篇

夢のなか

破られた紙片

夢のなか

遠い所にいた

夢のなか

爪で弦を{ルビ弾=はじ}く

夢のなか
 ....
半月、宙空に白々ぽつんと輝いている
この宵の空 窓から顔突き出し眺め
現の不思議な関係、ふと想い至る

月も太陽も この地球に世界に私に関わり
何か発し命の力動与えている と、

向かい ....
一瞬の煌めき伸び開き
遠い浜辺を舞っていた
青白く輝き揺れ動き
打ち寄せる波に曝されて
遠い浜辺を舞っていた

  *

永遠の循環を切断し
内なる自由に躍りながら
滅びる先を見つ ....
雷鳴轟き
飛び跳ねる、
熱風に揉まれ
おっと 新生、

〈この世とあの世〉

架け渡される意志橋に
神様ほっと吐息つく
粗くささくれだった
無数の粒子躍る感触、
ざらつきむさぼり荒れ狂う
快の感情どうしようもなく
俺はいつからか狼に育てられた

しずかな夜の闇中に
明かりはふと灯るもの、
あらゆる策略弄 ....
あの日から
降り止まない雨が
心の奥底から言葉を溢れさせ
顕れる魂の穿つ隙間に
零れ落ちるような光滴たち
無数に煌めき散逸する
終わらない旅路の最中
訪れるもの一つさえ
未だ想い描けな ....
詩はエレメント
生きる糧
ただようその香
打ち消した昨日

やよい
詩は月だった
暗い裏道の桜は
ノイズ無く咲いた

さつき
詩は多忙だった
梅雨の前に
やること多くて

 ....
微妙に丸く円形保ち
輝く白銀、月か陽か

熱のもんわり夜に流れ溢れ、

私は窓辺に響きの感触 聴き取り
眠る未来の意志に霊性 納める
草を刈る
草を刈る
草を憎しと
草を刈る

草を刈る
草を刈る
作物を愛しと
草を刈る

どちらでも力はでるし
同じ作業だ
でも
全然ちがう

身体に蓄積する
疲れが違 ....
ぽっかりひろがる
無限の手触り
虹の根元を逃げていき
あの世と繋がり
あの世に入って

平坦になった魂、
もわんとゆれつつむ
夏の熱気に曝され
夢見がちに目覚め
自らの輪郭整え
 ....
無音の
白い小部屋に
太陽の昇り、

どす黒く萎びた
紫陽花と
みんみん蝉の
執拗な鳴き声と

燃える夏の熱気に
憂鬱な梅雨蒸発し

無音の
白い小部屋
白いまま

昇 ....
 道に迷った鳥たちが憩う屋上庭園は
 都市に仕掛けられた田舎風の罠
 たまには人間も立ち寄る
 ネクタイなんか弛めて
 汚穢なんて言われるが
 ほんとうに心地よい斜められた大気

    ....
 

ここほれ!
と背中がつたえてくる

今のお前の生き方
じじばばに見せてやると




    個体発生は系統発生をたどって
    夕陽があらぬところに射し込むと
  ....
過去は
過去

ふるいおきてや

経済は
土から生まれ土に還って

*

Inkweaver
この短歌は過去と経済についての意味深な表現が含まれています。最初の二行は、「過去は過 ....
あらたに開通された高速道路と道の駅にとって替わられたとても広いパーキングの、そのとても強い潮風にさらされた。元直売所の窓ガラスはいくつも破れはて、そこにはオニグモが何匹も巣を張りめぐらし、その赤茶けた ....
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