竹輪の穴からのぞく夕焼け すきとほるとほい空
すくいなきこの身でこそ
視てしまう 観えてしまう

直に来るうつつの
よろごび呼び込み

くうの高みの現の写し
ぐんぐん来れば
暮れて
もう
うすい景色
映 ....
僕の黒が夜を染めていく
君の白が朝を照らしてく
別々の景色 触れた指先
壊れるその瞬間に僕ら交わる

バラバラになる音が響く
君と僕の色が混ざり合う
始まりと終わりが溶ける場所で
新し ....
私とはボクである
ボクとは私ではない
僕が生まれるずっと以前(マエ)に私が生まれた
ボクは私の涙が枯れかかる頃
苦渋の底から産声を上げた

ボクと私とは一心同体
しかしまったく性質の異な ....
哀しみの一滴を君の瞼のうえに垂らそう
瞳の中に映るその苦痛を少しでも和らげるために

神様は君に試練を与えた
それは大きく翼を広げ羽ばたく第一歩

灰色に濁った空を突き抜けて
白の彼方へ ....
君の冷たい口唇にそっとキスをする
もっと君に近付きたい

君の温かくて柔らかな肌が
愛しくて
愛しくて
何度も君の名を呼んだ

こころの中に甘酸っぱい感情が溢れ込んで来て
僕を果てし ....
しらほねしらぬか
しとしと
しとど ぬれそぼり

問い尋ねる先の

みえないみない
むなしい
だけ だから

隠れたお月様
姿を現しませぬか
陽を求める迄を
しませぬから
 ....
隠された事柄は
ある日ひょんなことから
氷山の一角として人目に晒される
ぼくは目撃者となった
それを黙殺すれば
棺桶まで持っていくことになるかもしれない
一時の面倒臭さを優先したら
一生 ....
いつまで待てばいいのだろう
触れる事の出来ない〝君〟

もし〝君〟の傍に一歩でも近づいたら壊れてしまうんだ
何もかも
まるで繊細で複雑なガラス細工のように

だから僕は見守るよ
〝君〟 ....
子が眠り、
一日が死んだあと
ソファーで寝そべる妻
スマホからあふれた光が
ぽたぽたと腕をつたい
床につくる水たまり
を横目に
もずくでご飯を食べる
言いようもないしんどさがあり
く ....
ぽつんぽつんと
白骨の砕け
戻る地から
魂魄を離し
いってらっしゃい
いつかまたと

ぽつんぽつん

時の刻まれ

浮き立ち在るもの
また在るもの、
白骨のうたを歌い

 ....
私はいったい誰の為に何かをしてあげられるようになるのだろう?
いったい、どんな時にひとをこころから信じられるようになるのだろう?

きっとその時は胸の底にある涙すら差し出して
〝愛する〟ひとを ....
煌々と部屋を照らす明かりからふと視線を反らすと
ふかい闇が眼の前に現れた

〝不安〟という名の蟲が漆黒の鎧を身に纏い
私の肌を這いまわる
精神(いのち)は闇に侵食(オカ)され喰い尽され
堪 ....
遮光カーテンの隙間から
溢れる朝日が睡眠に射し込んで
夜から切り離されたぼくは
恐る恐る目を開ける

考える間もなく朝のルーティン
決まった時間にドアを開け
同じ方向に向かう人々に混じり ....
大きな呼吸の
あるところ
迷子の流れ星もどうぞ

下町の画廊
築百年
ブランデーみたいな色してる
二階が住居で一階がお店のタイプ
こまい植木鉢が外の棚にいっぱい並んでいて
植木屋さ ....
ぱらぱらぱら

傘のうえにおちる雨のしずくがここちよく音をたてる

ぱらぱらぱら

哀しみもはじけて空へと消えてゆくよ

ぱらぱらぱら

ああ、まるで叩くように布から伝わる水の感触 ....
響きの光りの雪崩れ打ち
流れ来ては絶えることなく
滑落していく我のわたし
光響の中に入り込み
光響もまた入って来る
明度増す意識のなかの
張り裂ける想いそのもの
響き光りに打ち刻まれ
 ....
嗚呼もう
愛してる
阿吽の息
逢えたね
青い鳥も
赤くなる
飽きたら
悪夢見て
明け方に
憧れたの
朝日の方
足を向け
明日から
汗かいて
遊びたい
あたしは
あちこち ....
あしたになれば
いちにち寿命がへるのに
あしたを待つのは
なぜだろう

お墓ビジネスの話をみて
とりあえずあたふたしてみたけど
いがいと長く続かず
逆にスンとなった

今日もど ....
時は立ち止まらず指の間からすり抜けていく
まるで水のように目を見張る暇も無く

ああ、一瞬一瞬がフラッシュの光の間に瞬いて僕を責め立てる
緩やかに
まっすぐに
人々があれほど畏れ敬う〝美意識〟とは何か
時々考える事がある
美について語る時対象はもちろん人ではなく
建造物や芸術品など〝モノ〟を指すべきなのだろう

しかし、時に人はカリスマを身に纏った ....
{引用=
いったい誰が言ったことか。冬は女の子をもっとも白く可愛くする、という理論をそのまま体現していたかのような君の白い睫毛には、もはや雪ではなく白い花びらが、いま雪のように掠っている。


 ....
〝アイシテル〟はその場限りの甘いコトバ

愛なんてカタチあるモンじゃないし
ましてや、どれぐらい強いモンかなんて測れないよね

愛はコトバじゃなくて行動なんだよ

本当にそのヒトのコトが ....
真名もないまま何処にでもいる弱いまま雑草でもない根無し草


令和の顔も定かではない都会人を想って浮かび上がった短歌ですが、
ai(advocater inkweaver)さんはいま ....
この世から
宇宙へ還りゆく
人のその肉身 、
夜から夜明け迄
強いられ絶えず
浮いて沈んで
沈んで浮いて

どすんふわっ
ふわっどすん

余りに酷薄な光景を
あなた方が当たり前 ....
見上げた空に響く音
夜の果てを追いかけた心が輪を描く
透明な糸で結ばれた声
掴めぬほどに朧げな希望

指先に感じた微かな振動
目を凝らせば見える星のよう
意志を込めても止まらぬ揺らぎ
 ....
すべてのバリアーを打ち破って
愛する存在を迎えに行こう
この世は盛り
皆が生きている
花咲く季節になったので
虫たちも動き出した
鳥の鳴く声は聞こえぬが
私の家の庭に咲く花たちは
優し ....
歯を剥き出して笑う君は悪魔のよう
自分より高みに昇ろうとする者を蹴ッ跳ばし
突き陥としては意気ようようと胸を張る

嗚呼、人は己の心に偽りがあったとしても
他人を慈しむ事など出来るのだろうか ....
運命の輪は廻る
残酷な程に

君を追いかけ手を伸ばせば伸ばす程
君は遠ざかってゆくよ

ねぇ?僕のこのキモチ
知らんぷりばかりして目も合わそうともしないけど
僕は君だけを見つめてるんだ ....
あなたの恐れは強い
本当の愛を隠している
自分からは逃げられないよね
最後に人に渡さなければ
そうしないと先へ進めない
色んな事情が重なって
今まで愛を実現できなかったでしょう
私もあな ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(6879)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ちくわ- 紅茶猫自由詩3*25-4-24
Rejoice- ひだかた ...自由詩425-4-24
混ざり合うセカイ- 自由詩9*25-4-24
私とボク- 栗栖真理 ...自由詩425-4-23
哀しみの一滴- 栗栖真理 ...自由詩325-4-23
硝子の告白- 栗栖真理 ...自由詩125-4-23
しらほね唄- ひだかた ...自由詩525-4-23
目撃者- 自由詩6*25-4-23
哀しみの君- 栗栖真理 ...自由詩4*25-4-22
<お互いの欠落を暴き立てる>___- fujisaki自由詩325-4-22
白骨の響- ひだかた ...自由詩4*25-4-22
誰かのために・・・- 栗栖真理 ...自由詩2*25-4-22
闇蟲(ムシ)喰い- 栗栖真理 ...自由詩3*25-4-22
普段- 自由詩9*25-4-22
下町の画廊- ふるる自由詩12*25-4-22
雨音- 栗栖真理 ...自由詩6*25-4-21
しゃんばら- ひだかた ...自由詩425-4-21
あ+五十音/アハ体験?苦しい- 自由詩10*25-4-21
溝とアーチ- 唐草フウ自由詩8*25-4-21
時と懺悔- 栗栖真理 ...自由詩425-4-21
履き違いの美- 栗栖真理 ...自由詩225-4-21
雪びら- 本田憲嵩自由詩1025-4-20
恋の期限- 栗栖真理 ...自由詩325-4-20
語り部- 足立らど ...短歌225-4-20
人工呼吸器(新訂)- ひだかた ...自由詩425-4-20
透明な座標- 自由詩5*25-4-20
庭の花- 杉原詠二 ...自由詩1*25-4-20
悪夢の呟き- 栗栖真理 ...自由詩425-4-20
哀しみの歯車- 栗栖真理 ...自由詩225-4-20
愛から逃げないで- 杉原詠二 ...自由詩2*25-4-20

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